クライマックスシリーズもひと段落した10月26日、プロ野球ドラフト会議2017が開催されます。各球団チーム力の底上げを期待し、来季に向けたドラフト戦略を練っていることでしょう。

昨年の目玉であった田中正義(創価大学)は5球団が競合の末、ソフトバンクが指名権を獲得しました。また、柳裕也(明治大学)は中日とDeNAが競合し、中日がクジを引き当てた結果となるなど、毎年ドラフトにはドラマがありますよね。

さて、2017年のドラフトでは一体どれだけの選手に指名が集まるのか。2017年の各球団指名予想を展開していきます。

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高校通算本塁打数111本の史上最多記録保持者、早稲田・清宮幸太郎


今秋のドラフトにおいて、圧倒的な存在感を放つのが清宮幸太郎(早稲田実業)です。

高校通算本塁打記録を打ち立てるだけでなく、1年夏から甲子園で2本塁打を放ち、U18日本代表に1年生ながら選出。2017年U18杯ではキャプテンを務めるなど、記録だけでなく記憶にも残る選手として大注目を浴びています。

若手の育成を軸に改革を目指しながらも、ファーストが固定されていない阪神がすでに1位指名の方針とするなど、松井秀喜(巨人)、筒香嘉智(DeNA)に続く左の和製大砲として期待されます。また、今年初めてクライマックスシリーズ進出を逃し、スタメンの高齢化から目を避けられない巨人の1位指名も予想されます。

また、清宮のウィークポイントとして考えられる守備を考慮しても、DH制度を導入するパリーグの球団が獲得に乗り出すのではないでしょうか。2017年のNPBにおいて、外国人選手が本塁打数を上位独占したことからも、左の長距離砲育成を目論み、各球団スター候補の獲得に乗り出すことでしょう

1大会最多本塁打記録を塗り替えた強打のキャッチャー、広陵・中村奨成


今夏の甲子園大会、準決勝・天理高校戦にて、1985年に清原和博氏がマークした大会記録を塗り替えたことが大きな話題となった中村奨成(広陵)。

強打で強烈な印象を野球界に与えた中村ですが、彼の魅力は遠投120メートルを記録する肩だと各球団のスカウトは評価します。セカンドまでの到達速度は最速1.74秒。今夏の決勝でも二盗を阻止するなど、その鉄砲肩を見せつけました。

「正捕手不足」が深刻化される日本プロ野球界。同じく今秋のドラフト候補捕手であった、福永奨(横浜)や古賀悠斗(福岡大大濠)が大学進学を表明したことから、もともと評価の高かった中村に指名が重複するのは避けられないのではないでしょうか。FAにより正捕手大野奨太の放出が噂される日本ハムや、抜群のリーダーシップを誇る嶋基宏の後継者として育成したい楽天などが指名候補に挙げられます。

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アジア大会優勝に導いた侍のエース。社会人NO.1左腕、JR東日本・田嶋大樹


即戦力が求められる社会人からは、最速152キロの快速左腕・田嶋大樹(JR東日本)への重複指名が予想されます。

柔軟な肩関節を生かした、スリークォーター気味のフォームから放たれる速球はキレ抜群であり、縦・横のスライダーとのコンビネーションで試合を支配する姿に各球団のスカウトは唸りをあげています。

第28回BFAアジア選手権決勝では、台湾代表相手に5回3安打5奪三振無失点の快投で社会人侍ジャパンを優勝に導きました。一発勝負の大舞台でも落ち着いて堂々と投げる姿は、プロの世界でも通用することを想像させてくれますね。

石田健大、今永昇太、濵口遥大と左腕中心のドラフトで結果を残しているDeNAや、先発投手不足により即戦力となる投手を求めるヤクルト、オリックスらの重複指名が予想に挙げられるでしょう


各球団のドラフト1位重複予想は?チームの将来を見据えた指名を


いかがでしたでしょうか?

ちなみに、筆者の個人的なドラフト1位予想は以下のように予想をしています。

2017年各球団ドラフト1位指名予想
広島 中村奨成 ソフトバンク 清宮幸太郎
阪神 清宮幸太郎 西武 清宮幸太郎
DeNA 田嶋大樹 楽天 中村奨成
巨人 清宮幸太郎 オリックス 田嶋大樹
中日 鈴木博志 日本ハム 中村奨成
ヤクルト 田嶋大樹 ロッテ 安田尚憲

今回は、大々的に取り上げられているドラフト候補3名となりましたが、清宮幸太郎、中村奨成、田嶋大樹の3選手に指名が重複すると予想しました。今秋の2017ドラフトではスターとしての素質を持つ清宮に注目が集まりますが、各球団それぞれのウィークポイントの穴埋め、球団戦略に沿った選手の指名に期待します。

この中から、これからの日本プロ野球界を背負って立つ選手は現れるのでしょうか。

また、重複を避けるために、各球団がどのようなドラフトを展開するのか。2017年のドラフト会議も熱いドラマが展開されそうです。

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