10月26日(木)にプロ野球のドラフト会議があります。
チームの将来を決める重要な会議ですから、抽選の瞬間は指名される選手も、球団関係者も、そして我々ファンもドキドキしますね!

今年はどんな選手たちが何位で指名されるのでしょうか?
いろいろな選手が注目をされていて、どんな選手も楽しみですね!
今回は、そんなドラフト会議の注目選手である東都リーグNo.1左腕の高橋遥人選手に迫りたいと思います。
高橋遥人選手の出身中学や高校での活躍、大学での成績などをご紹介します。
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東都リーグNo.1左腕!高橋遥人選手はどんな選手?
高橋遥人選手は1995年11月7日生まれ、亜細亜大学のエース左腕です。遥人は「はると」と読みますね。身長179cm、体重80kgとまだまだ細身の体で小さいテイクバックが特徴の投球フォームが特徴の選手です。2016年の全日本大学選手権大会の映像がありますので、ご存じない方は参考にしてみて下さい。
身体の線はまだ細いですが、常時140km/h超えの速球で切れの良い速球を武器にしており、ここ!という時の力を入れた場面では球速が増します。最速で151km/hを記録している速球派投手です。
変化球は小さく曲がる切れの良いスライダーを武器にしており、チェンジアップや遅めのスライダー?カーブ?で打者を打ち取ります。
そんな高橋遥人選手ですが、最大の特徴と言えば、やはり投球フォームです。
体重移動が低く沈み込んで打者に近いところでリリース出来ています。いわゆる球持ちが良いという投球フォームでテイクバックも小さく体に隠れているので、球の出どころが見にくく打者が嫌がるタイプの投手と言えるのではないでしょうか。。
個人的に、見た感じテイクバックの部分はソフトバンクホークスの和田毅選手に似て、体重移動からリリースの部分は阪神タイガースの岩崎優選手に近いです。どちらも打者が戸惑うタイプの投手ですので高橋遥人選手も同様に活躍が期待できますね!
高橋遥人選手の出身中学校と高校は?中学で全国制覇も!?

高橋遥人選手は、静岡県静岡市生まれで静岡市立西奈小学校3年生の時に野球を始めました。
常葉大学付属橘中学校では外野手兼投手で、2年生の春に全国大会準優勝、3年生の夏には全国制覇を達成しています。
中学生の時点で素晴らしい成績を残している選手なんですね!
ちなみにですが、静岡市立西奈小学校、橘中学、そしてこのあとご紹介する橘高校は目と鼻の先にあり、高橋遥人選手は地元でも、家から一番近い!?小学校・中学・高校と進んでいる感じです。これまたある意味凄いですよね。
そして、前述の通り高校は、常葉大学付属橘高等学校に進学していますが、橘高校では1年生の夏からベンチ入りし、2年生の夏、甲子園に出場し全国デビューを果たしています。結果の方は、高橋選手自体は好投しましたが、残念ながら1回戦敗退でした。
3年生の春の静岡県大会でベスト4、夏の大会では静岡予選の4回戦で敗退と、3年時には甲子園の土を踏むことができませんでした。その後プロ志望届を出しましたが、ドラフト指名漏れとなり悔しい結果に…。
高校生の時点で最速142km/h左腕として複数球団にリストアップされていたようですが、3年生で結果が残せなかったのが指名されなかった原因とも言えるでしょう。プロへの道は厳しいですね…。
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高橋遥人選手の大学での成績は?

高校卒業後、高橋選手は亜細亜大学に進みます。亜細亜大学入学後は1年生の秋からリーグ戦に出場しました。3年生の春までは思うような結果が残せず、登板機会も少なくわずか1勝と思うような活躍ができませんでした。
頭角を表したのは3年生の秋のリーグから。
1勝4敗だったものの、8試合で50奪三振、防御率2.38と投手十傑に入る素晴らしい投球をしました。
さらに期待がかかった4年生の春のリーグでしたが、調子が上がらず終盤からは救援投手に降格するなど結果が残せませんでした。秋のリーグも引き続き救援投手として投げており、9月21日の国学院戦では5 1/3を投げ2安打無失点7奪三振と好投しています。
この投球に「フォームがばらばらになっていて、監督からクイックで投げるよう言われた。抑えられて自身になった」とコメントしています。
大学リーグ戦の通算成績は5勝7敗、防御率3.57とまずまずで、奪三振率7.94と三振を多く取れる選手であることがわかります。
特徴があるフォームなので、少し崩れただけでも打者の見え方が変わり投球に影響を受けるのでしょう。
フォームを固め、好不調の波を少なくしてこの調子で3年生の秋の投球を思い出して欲しいですね。
1位指名の可能性は!高橋遥人選手の獲得球団はどこだ?

2017年のドラフトは”高校生野手”の年と言われていますが、有力な左腕投手も多くいます。
高橋選手はと言うと、3年生の成績は抜群なのですが、4年生の成績があまりよくありませんので、ドラフト1位は厳しいかと思います。恐らく2~3位あたりで指名する球団が出てくるのではないでしょうか。
広島東洋カープのスカウトからは「普通に投げられれば1、2位候補」というほど評価され、読売ジャイアンツや北海道日本ハムファイターズも高い評価をしていますので、この3球団のどこかが指名する可能性が高そうです!
ドラ1は厳しかもしれませんが、安定感が増せば、プロでも十分通用する素材だと言われているため、ドラフト中〜下指名から活躍する投手になって欲しいですね。
ドラフト会議は10月26日(木)です。高橋遥人選手の去就に注目しましょう。
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