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青木宣親の年俸推移!メジャーでの年俸は安過ぎる!?

      2016/06/07


ヤクルト時代には首位打者に3度、最多安打にも二度輝き、当時ではイチロー以来となる200安打を達成するなど、華々しい活躍を見せていた青木宣親選手


2011年にはMLBへの挑戦を表明し、翌年ミルウォーキーブルワーズへ入団。それ以来、頭部死球の後遺症に悩まされるなどのアクシデントを経験しながらも、年間を通してメジャーに定着し堅実な活躍を続けています。


現在も海の向こうで奮闘を続ける青木選手ですが、そんな青木選手の「年俸」についてのニュースが、一時期ちょっとした話題になったことがありました。


それは2014年オフにカンザスシティロイヤルズをFAとなり、翌年になってからサンフランシスコジャイアンツと契約に至った時のことです。


それまでの三年間、青木選手は日本時代ほどの圧倒的な成績とはいかずとも、安定して打率.280以上を記録するなど立派な一軍戦力として活躍を続けていました。


しかし、


この時青木選手と球団が結んだ契約は、400万ドル(約4億6000万円)+出来高というもの。この契約は、青木選手がFAとなった当初に予想されていた金額を大きく下回るものでした。


一体どうして青木選手の年俸は予想よりも低い額となってしまったのでしょうか?また、それまでや現在の青木選手の年俸はどのくらいの額なのでしょうか?


今回は、現在シアトルマリナーズに在籍する青木宣親選手の、年俸や契約にまつわる様々な事情について調査しました。

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日本時代の青木選手の年俸は?評価は?


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2003年ドラフトにてヤクルトスワローズからドラフト4巡目指名を受けて入団した青木選手。入団初年度の契約は、契約金7000万円。年俸1000万円と、球団からの期待をうかがわせる条件での契約でした。


新人年の2004年には、一軍出場こそ十試合に留まりましたが、イースタンリーグにて打率.372という好成績を残し首位打者を獲得。オフには再び年俸1000万円で契約を更改しました。


すると翌2005年、稲葉篤紀選手の移籍によって空いた中堅手の定位置を獲得すると、イチロー以来となる200安打を達成。打率.344でセ・リーグ首位打者を獲得し、新人王にも選ばれます。そうした実績を球団からも評価され、オフには7倍増の年俸7000万円で契約を結びます。


更に翌年も192安打を放ち二年連続となる最多安打のタイトルを獲得。また、自身初となる盗塁王にも輝き、契約更改では倍増となる1億4000万円でサイン。年俸1億円の大台を突破することとなり、この頃から「安打製造機」という評価が定着します。


その後も非凡な活躍をつづけ、翌2007年オフには年俸2億2000万円で契約。更に2008年には2億6000万円、2009年には2億8000万円と順調に額を増やし、ヤクルトとの最後の契約となった2010年オフでの契約更改ではついに年俸3億円に到達。そして2011年オフにポスティングシステムを利用してのメジャーリーグ挑戦を表明します。

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メジャー挑戦とともに訪れた転機


日本時代の輝かしい経歴を引っ提げて海の向こうへと渡った青木選手ですが、実は、青木選手に対するMLB側の評価は決して高いものではありませんでした。


1年目、移籍先となったミルウォーキーブルワーズが青木選手に提示した契約は、基本年俸1500万ドルの二年契約。当時の日本円に換算して約1億1250万円というその金額は、2011年シーズンにヤクルトが青木選手に提示していた額のおよそ3分の1にあたります。


しかも、この契約に至るまでにブルワーズは、青木選手に事実上の「入団テスト」を実施していました。これはポスティングで移籍する選手への対応としては極めて異例と言えるでしょう。


しかし、そんな低評価にもめげず、青木選手は1年目、五月下旬から外野手のレギュラーとして定着。前半戦を3割を超える打率で折り返すと、シーズン終了時には規定打席に到達して打率.288、30盗塁という好成績を記録。新人王投票でも5位に当たる得票数を獲得するなど、MLBの舞台でも初年度から実力を証明します。


翌年もブルワーズで155試合に出場し打率.286、8本塁打、20盗塁という安定した成績を残すと、2014年にはカンザスシティロイヤルズへとトレード移籍。


移籍後は死球などの影響による怪我に悩まされながらも活躍を続け、本塁打こそ1本に終わったものの、打率.285、17盗塁という成績でチームのワールドシリーズ出場に大きく貢献しました。


ちなみにこの年、ロイヤルズと結んでいた契約は、年俸195万ドル(当時約1億9500万円)というものであったと推測されています。


3年連続で打率.280を越える好成績を残し、より高い評価をしてくれる球団を求めロイヤルズをFAとなった青木選手。その2014年オフに青木選手がサンフランシスコジャイアンツと結んだ契約は、冒頭でも挙げた 400万ドル(約4億6000万円)+出来高というものでした。


ちなみに2015年シーズンの青木選手は、6月20日に死球が原因で右足腓骨を骨折、さらに8月9日には頭部に死球を受けると、その後も度々死球の後遺症とみられる脳震盪の様な症状に悩まされ、シーズンを通して93試合の出場にとどまりました。


成績自体は打率.287を記録するなど一定の評価ができる数字ではあったものの、オフシーズンに突入すると球団は青木選手との契約延長オプションを行使せず、青木選手はジャイアンツをFAとなります。


その後の2015年12月2日、シアトルマリナーズが青木選手との1年契約に合意したと発表します。契約内容は、基本年俸550万ドル+最大150万ドルの出来高、さらに今季一定の基準をクリアすれば2017年には年俸600万ドル+出来高の契約が行使されるという内容のものでした。


「脳震とうの後遺症」という不安要素を抱える青木選手にとってはこの契約はかなりの好条件と言え、これまで実力の割に評価が低いという声を聞くことが多かった青木選手としては、ここにきて初めて適正な評価を勝ち取ることが出来たといえるのではないでしょうか。


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どうして青木選手の年俸は安くなりがちなのか?


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これまでの青木選手がMLBで結んだ契約において、基本年俸の総額は約1500万ドル。昨年オフまでに5年分の契約を結んでいますから、平均して年間約300万ドルの年俸を手にしている計算になります。


対して、ここまでの青木選手の貢献度を示すWARという指標を確認すると、プレーした4年間の合計で7.3という数字になります。

つまり1年あたりに直すと約1.8程度の数字になるという計算です。このWARという指標は、ある選手が、マイナーリーグから昇格させたりトレードで獲得したりして容易に代替可能な選手のレベルと比較してどの程度貢献しているか、


ということを打撃、守備、走塁などのすべてを計算に入れて算出する総合指標であり、そうした代替可能な選手のWARが0.0となるように計算式が設定されているため、青木選手はそうした選手よりもチームの勝ちに貢献できる、MLBの中でも平均以上の選手であると結論付けることが出来る訳です。


ちなみに昨季のMLB全選手における平均年俸は、395万2252ドルと発表されています。青木選手がこれまで手にした年俸の平均が300万ドルですので、平均年俸を100万ドル近く下回るということになります。


平均以上の選手が平均以下の年俸しか手に入れていないのですから、やはり青木選手がMLB球団から受けてきた評価は不当なものだと言えるでしょう。それでは、それはいったいどうしてなのでしょうか。


まず最初に所属したブルワーズが青木選手を十分に評価しなかった原因としては、渡米直前の2011年の青木選手の成績が思わしくないものであったということが考えられます。


この年NPBでは、それまで一般的に使用されていたボールと比べて極めて反発係数が低い、打球の飛びにくい「統一球」が初めて導入されました。繊細なバットコントロールで安打を量産していた青木選手は、これまでのボールとの感覚の違いに苦しみ、一軍定着以降初めて打率3割を下回る.292という成績でシーズンを終えています。


元々MLBへの挑戦について「お金ではない」と発言していた青木選手は、日本最終年の成績が不本意なものであったことも構わずその年のオフにポスティングでの海外移籍を表明するのですが、このことが渡米当初のメジャーリーグ側からの評価を下げる原因となったことはほぼ間違いないでしょう。


その後、青木選手は三年間に渡ってMLBの舞台でも安定した成績を残し続け、ジャイアンツへの入団の際には日本時代の最高額を超える基本年俸400万ドルという契約を結ぶことになりましたが、この数字も当初予想されていた条件を下回る額であったということは先にも述べた通りです。


実力を証明してもなお、予想されていたような評価を受けることが出来なかった要因というのはなんなのでしょうか。


こちらの場合に考えられる原因としてまずあるのが、青木選手のポジションについての問題です。


日本時代はセンターのポジションを守ることが多かった青木選手ですが、渡米以降はライトやレフトと言った両翼を守る外野手として起用されることが多くなっていました。


MLBの伝統としては、外野の両翼を守る選手には長打力が求められる傾向があり、リードオフマンタイプの成績を残していた青木選手には、その点が評価面で不利に働いた可能性があるということです。


加えて、青木選手の守備能力については、MLB球団の間でも評価が大きく分かれるものでした。平均以上と評価するチームもあれば、平均程度とみなす球団も少なくなく、その点での評価の上積みを得ることが出来なかったことも、思ったような契約を勝ち取ることが出来なかった要因の一つであると言えるでしょう。


日本時代あれほど圧倒的な成績を残していた青木選手ですら、MLBにおいては長打力が物足りないといった理由から十分な評価を得ることが出来ないという事実は、MLBの野手がいかに高いレベルでプレーしているのかということを実感させます。


そんな中で、昨年オフに契約を結んだマリナーズからは、やっと「十分な評価を得た」と報道されるような好条件が提示されました。


今シーズンは打率が2割台前半に低迷するなど、なかなか苦しい時期が続いている青木選手ですが、なんとかここから持ち直し、来期以降更なる評価を勝ち取ってもらいたいものです。

まとめ


日本時代にあれだけの数字を残した青木選手ですら、思ったようには評価されてきませんでしたね…。


今シーズンは、マリナーズからようやく実力に見合う!?評価をされた契約になっていますが、ここまではなかなか思ったような成績は残せていないのが現状です。


ただ、


シーズンはまだまだ長いので、怪我さえなければそれなりの成績は残してくれることでしょう!


5月終了時点では、首位争いをしているマリナーズ。久しぶりに地区優勝もしてほしいですね!


もちろん、その時には青木選手が「優勝に貢献してくれた!」と高い評価をされたら、同じ日本人としても嬉しいですよね!


青木選手の今後の巻き返しに期待しましょう!


ということで、今回はマリナーズ・青木宣親選手の年俸事情についてでした!


最後までご覧頂き、ありがとうございます!


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