プロ野球のバットの重さはどれぐらい⁉︎実は高校生よりも軽い⁉︎

ここではプロ野球選手が使う”バット”の中でも、特に”重さ”について色々とまとめてみました。

プロ野球選手は当然、木のバットを使うわけですが、実は高校生が使っている金属バットより軽い！？…なんてこと知ってました！？

プロ野球のバットの決まり

まずは、プロ野球選手の使うバットにはどんな決まりごとがあるのでしょうか？

・バットはなめらかな円い棒である

・太さはその最も太い部分の直径が2.61インチ（6.6cm）以下であることを必要とする

・長さは42インチ（106.7cm）以下であることを必要とする

・先端をえぐったカップバットについては、くぼみは深さ1と1/4インチ（3.2cm）以内、直径1インチ以上2インチ（5.1cm）以内としなければならない。また、くぼみの断面は、椀状にカーブしていなければならず、直角にえぐったり、異物を付着させてはらならい

・バットの握りの部分（端から18インチ（45.7cm）には、何らかの物質を付着させたり、ザラザラにすることで握りやすくすることは許される。ただし、18インチの制限を超えて細工したバットを試合に使用することはできない
参照：公認野球規則1.10

…とこのように、色々と決まりごとが示されています。

ただ、

問題のバットの”重さ”というのには決まりがない…というのが特徴です。

高校生との違いは！？

ちなみに、高校生の場合はどうでしょうか？

高校生の場合は、「木製バット」、「木片の接合バット」、「竹の接合バット」、「金属製バット」の使用が認められていますが、実質試合で使われているのはほとんどが金属バットという状況ですね！ちなみに色にも決まりがあり、木目色、金属の地金の色、黒色のみとされています。

一昔前までは特に決まりがなかったようですが、２００１年からは『９００g以下のバットの使用を禁止する』という新たな決まりが加わりました。

つまり、いま現在高校生が使用できるバットは９００g以上ということになります。

どれぐらいの重さが平均！？

では、それらを踏まえて実際にプロ野球選手が使っているバットってどれぐらいの重さが平均なんでしょうか？

何名かピックアップして見ていってみましょう！

まずは、イチロー選手。イチロー選手はプロ入り以来ほとんどバットの形状を変えないことで有名ですが、９１０gのバットを使用しているようです。ちなみに、日本で２００本打った頃は９０５gほどだったらしいです。

お次は、”喝”で有名な張本勲氏。張本氏は９０５gという記録が残っています。やはり、アベレージ型のバッターだとこれぐらいになってくるんでしょうか？

では、次に王貞治氏。世界の王氏はというと、９３０gという記録が残っています。ちなみに、西武のおかわり君こと中村剛也選手は現在９５０gのバットを使用しているようです。

では、松井秀喜氏は？

松井氏は、毎年バットの形状を少しずつ変えながらプレーしていた選手なので、一概には言えませんが、８７０gという記録も残っています。意外に軽いものを使っていた時期もあるようで驚きです。

さらに、もっと驚きの人もいます。

ロッテの岡田幸文選手。

岡田選手といえば、ホームランを打っていないプロ野球記録を持つ選手ですが、実はこの岡田選手、軽いバットを使っていると思いきや９３０gのバットを使用しているとのこと。一時期は、９５０gのバットを使用していたシーズンもあるようです。意外ですね^^;

では最後にトリプルスリーのソフトバンク・柳田選手とヤクルト・山田選手。

柳田選手が８８０g、山田選手が９００gとそれぞれ意外に軽い！？ものを使っているようです。

もちろんどの選手も重さの違うバットを用意していて対戦相手や、調子などを見ながら軽いバットや重いバットを使いこなしているようです。

まとめ

近年はバットの軽量化が主流であると言われています。一昔前では、ロッテにいたフランコ選手が１０００g以上の重量バットを使用していたということや、南海で活躍された門田博光氏なども１０００gのバットを使用していたと言われています。

ただ、現在は、軽いバットを使う選手はそれこそ高校生の規約である９００gより軽いバットを使っている選手も結構いるようですね！

バットの重さ一つとっても色々なことがわかって面白いですね！

ということで、今回はプロ野球選手が使うバットの”重さ”についてでした！

また、色々な情報をお持ちの方がいましたら、コメント欄より情報をいただければ嬉しいです♪