
北北海道大会を制し、見事北北海道代表となったクラーク国際高校!
一見変わった名前のようにも思うのですが、一体どのような学校なのでしょうか?
今回は北北海道代表として2016年夏の甲子園大会に出場するクラーク国際高校に迫ってみたいと思います!
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クラーク国際高校ってどんな学校??

クラーク国際の正式名称は、「クラーク記念国際高等学校」になります。
1992年に開校し、「Boys, Be Ambitious」の言葉で有名なクラーク博士の精神を教育理念としたクラーク家から認められている唯一の教育機関として、全国に教育を展開しています。
現在の生徒数は11,000人を超え、日本最大の通信制高校となっています。
「えッ!?通信制の学校!?」
っと、思った方もいるかもしれませんが、クラーク国際高校は通信制の学校なんです。
「通信制の学校って甲子園出れるの!?」
そう思われた方もいるかもしれません。
ただ、
どうやら問題はないようですね!っというか、2012年春の甲子園にあたる第84回選抜大会に長野県代表として地球環境高等学校が出場しています。
実は、これが通信制高校としては初の出場となっているんですね。
で、
夏の甲子園となると、今回出場するクラーク国際高校が初の甲子園出場となります。
まぁ、いろいろといろんなところで問題にはなりそう(なっている!?)ですが、地球環境高校が出場した時には、「高校生の皮をかぶったセミプロ選手を養成している…他の学校よりも強くなるのは当たり前だ!」なんて、ちょっと問題になっていましたね^^;
と、いうのも通信制ともなると全日制の学校とは違い、学校にほとんど通うことなく朝から夜まで野球漬けで練習ができてしまいます。
そのため、当時はこんなことも囁かれていたんですね!
ただ、
このクラーク国際高校は少し違い、「通信制全日型教育」というものを取っています。
つまり全日制高校と変わりなく、週5日学校に通って授業を受けることも可能になっているんですね!
キャンパスに通って授業が受けられる…というところが他の通信制学校との違いといったところでしょうか。
まぁ、そんな感じのクラーク国際高校ではありますが、今度は夏の甲子園に出場ということで、春の選抜よりも注目を集めますので、クラーク国際が勝ち上がっていくと、またちょっとしたした注目を集めそうです^^;
ただ、
お隣韓国ではこういう学校がごくごく当たり前になりつつあるとも言われていますので、日本でも今後、こういう学校が増えてくるのかもしれませんね。
クラーク国際高校の校長はあの有名人!?

実は、このクラーク国際高校の校長は、世界最高齢80歳で3度目のエベレストに登頂達成した三浦雄一郎さんなんですね!
三浦さんはどんな人か簡単にご説明を。
三浦さんは2003年、当時世界最高齢となる70歳7ヶ月でエベレスト登頂を果たしてた人です。
しかし、
その日はあいにくの天候で雲がかかりよい景色を眺めることができず、「次は晴れたエベレストを制覇しよう」と決意したそうです。
そして2008年、心臓不整脈など様々な難題に打ち勝ち、75歳で再びエベレストを登頂!
その際に抱いた
「80歳でもう一度世界の頂上に立ちたい!」
という夢を2013年5月23日にとうとう達成した人なんですね!それまでに骨折や手術など困難な状況に陥ったもの、「諦めずに一歩ずつ進んでいけば、夢は叶う。」と、このことをずっと言い続け、自らの夢も叶える素晴らしい人なんです!
こんな人が校長やってるんですね!
とは、いっても通信制なんでほとんど会ったりすることはないんですかね^^;
ところで話は変わりますが、
実は、このクラーク国際…
偏差値はありません。
「えッ!?」
ってまたまた思ってしまいますよね?^^;
どういうことかというと、専願(他の高校を受けないこと)でこの高校で頑張りたいという意欲が見えれば成績に関係なく合格なのです。
そのため、入試は簡単な作文と面接になります。各教科の学科試験などはありません。
さすが、通信高校!…という感じです^^;
ちなみに、
このクラーク国際からは、様々な有名人が輩出されています。
芸能人では岡田将生さんや北川景子さん、市原隼人さんに、Kis-My-Ft.2からは藤ヶ谷太輔さん、二階堂高嗣さん、横尾渉さんなど。
さらには、アイドルからAKB48の指原莉乃さんやももクロの有安杏果さんなど、多種多様な有名人が輩出されています。変則的な学校生活を送る有名人ではありますが、そういう意味では、結構、多彩な才能が磨かれている有名人が沢山輩出されていますね。
さて、
紹介してきましたクラーク国際ですが、7月21日に旭川スタルヒン球場で北北海道大会決勝戦が行われ、見事勝利!
2016年夏甲子園へ出場が決まりました!
そこで注目選手をまとめてみたいと思います!
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クラーク国際の注目選手は誰!?

まずは、背番号「6」のエース平沢津虎揮投手。
愛知県江南市立古知野中学校出身で北海道出身の選手ではありません^^;
さらには背番号「6」を付けていますので本職は遊撃手ではありますが、決して大きいとは言えない体全身を使い、サイドスローからキレのいい速球を投げ込ます。
北北海道大会でも全試合に先発し、準決、決勝は完投。決勝では5安打8奪三振で完封もしています。
球速もそれほどあるとはいえませんが、コントロールがよくコーナーをつく速球とスライダーを主体に、カーブ、チェンジアップを組み合わせての技巧派な投球で勝負する投手ですね。
基本は打たせて取るタイプの投手だと思うんですが、配球の組み立ても上手く、北北海道大会では、投球回数以上の三振を奪っています。
創部一年目からバッテリーを組んでいる岸誠也捕手との息もぴったりです。クラーク国際はできたてホヤホヤの学校のため、長くバッテリーを組む、捕手の岸君にうまくリードされている感じですね。
そんな平沢津投手は、打撃でも3番を任され、まさにチームの中心選手と言える存在です。
続きましては、安田世幸選手。
大阪府泉大津市立東陽中学校では泉大津ヤング出身の選手です。またまた地元北海道の選手ではないですね^^;
ただ、
チームでは4番を任され、均整の取れたガッチリとした体格と、鋭い振りで打球を飛ばす好打者です。北北海道大会でもどちらかというと打ち勝ってきた印象の強い、クラーク国際ですが、その主軸として活躍してきたのがこの安田選手です。
甲子園でも豪快な打撃に期待したいところです。
まとめ
北北海道大会でもダークホースと呼ばれ、一気に北北海道大会を制したクラーク国際高校。
創部3年目の快挙ということもあり、実は3年生は県外出身の選手が多数です^^;
ただ、2年生には地元北海道の選手も多く、今回の甲子園出場を受けて入部を希望する中学生も増えるかもしれませんね!
そんなクラーク国際高校の指揮をとるのが、あの「ヒグマ打線」と呼ばれた駒沢岩見沢高校で合計12回の甲子園出場を果たした名将・佐々木啓司監督です。
さらには、佐々木監督の次男にあたる佐々木達也さんが部長を務め、親子二代で掴んだ甲子園ということもあり、喜びは倍増でしょう!
駒沢岩見沢の閉校に伴い移動してきた佐々木監督親子ですが、今後はこのクラーク国際高校があの”ヒグマ打線”を引き継ぐような高校になっていくかもしれませんよ!
2016年の夏はなにかとクラーク国際高校に注目が集まりそうです!
それでは最後までご覧頂き、ありがとうございました♪
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付け加え
各教科の学科試験などはありません。でなく学科試験はあります。
自分の夢を追い求める人しか合格は、有りません。
よく、クラークは、誰でも入れる合格出来ると思いがちですが、成績が良し悪しに拘わらず。本当に夢を持った子供たちを応援する学校です。
夢もなくただクラークをすべり止めに受けたとしても面接で見抜かれ不合格になります。
クラークは、「Boys, Be Ambitious」!!の学校です。
先生方もとても素晴らしいです。!!!
そうなんですね!貴重な情報をありがとうございます♪