プロ野球も日本シリーズが終了し、各球団の移籍情報が徐々に出てきました。今年もどんな移籍があるのか楽しみですね!
阪神タイガースは既に11月6日に呂彦青選手と契約合意しましたが、11月8日にディエゴ・モルノ選手との契約に大筋合意し、近く正式契約となることがニュースとなりましたね。
昨年2位だった阪神タイガースは来シーズンの優勝に向け着々と戦力補強を進めているようです。
そんな外国人選手ですが、いくら実績があっても、誰でも活躍するわけではないのでいまいち信用出来ません。また、逆に実績や前評判が悪くても、蓋を開けてみれば活躍する選手もいたりするのが、面白いところですよね。
今回は阪神タイガースが大筋合意となっている、ディエゴ・モルノ選手が日本で活躍できるのか予想してみたいと思います。
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ディエゴ・モルノはどんな選手?
ディエゴ・モルノ選手は最速153km/hを投げる本格派右腕でスライダーを得意としているリリーフ投手です。まずは、ディエゴ・モルノ選手の投球している動画がありますので、ご存じない方は参考にしてみて下さい。
この動画はヤンキースに所属していた2015年6月24日のテキサス・レンジャース戦でディエゴ・モルノ選手がMLB(メジャーリーグ)初勝利を挙げた試合です。
初回2アウトで先発投手がノックアウトされ、2番手として登板したのがディエゴ・モルノ選手でした。
そこで5回1/3を無安打無失点1四球5奪三振という素晴らしい投球で初勝利を挙げています。
数年前のものになりますので、いまいち参考にはならないかもしれませんが、いかがでしょうか?日本で活躍できそうですかね?
ちなみに、今季はレイズとインディアンスに所属してMLBでは5試合に登板しています。また、MLB通算では9試合、1勝1敗、防御率5.06という成績です。
動画の序盤にはチェンジアップ系のボールで三振を取っていますが、よく見ると縦のスライダーも投げていて140km/h前後と球速も速く落差も大きいですね!
動画の後半では横に曲がる135km/h前後のスライダーを外角低めにしっかり制球出来ています。
2種類のスライダーを巧みに操っているのがわかりますね。ストレートも150km/hで見逃し三振を取っていますが、そこそこ切れはありそうです。
この動画を見ると良い投手と感じますが、動画の編集で良いボールを抜粋していることと、5回1/3をパーフェクトに抑えた絶好調の時でしょうから参考程度にしておくべき…ですかね。
実際に、MLBでの通算成績から考ると、ちょっと物足りない気もしますが、あなたにはどう写っていますでしょうか?
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ディエゴ・モルノは阪神で活躍できるの?

やっぱり気になるのは、ディエゴ・モルノ選手が阪神で活躍出来るのか…ですよね?
悪い投手ではないと思いますが、個人的には活躍は難しいのではないか…と思います。
その理由は、阪神の外国人枠の問題です。
プロ野球の外国人の1軍登録枠は4人ですが、投手または野手として同時に登録出来るのは最大で3人まで…となっていますよね。つまり、投手4人を登録することは出来ませんが、投手3人、野手1人であれば登録可能ということになります。
ちなみに、阪神タイガースの外国人投手は既に2人当確といっても良いほど揃っていますよね。
最多セーブのドリス選手、最多ホールドのマテオ選手です。エースのメッセンジャー選手もいますが、メッセンジャー選手は2018年から国内FA権を取得し、日本人扱いとなります。
ですから事実上、外国人投手枠はあと1つ…ということになります。
もちろん、モルノ選手がオープン戦から安定した活躍を見せれば、この人枠に入り込むことも可能ですが、今後の阪神の補強次第では、どうなるか微妙なところ…とも考えられます。
また、2017年シーズンを見る限り、阪神的にはどちらかというと先発投手の補強の方がいいのでは?…というところもありますよね。事実、呂彦青選手を獲得するなどしていますし、シーズンが始まるまでには、ローテーションに入ってくるような先発投手を獲得するかもしれません。
以上の理由から、ディエゴ・モルノ選手の活躍は、オープン戦からしっかりと結果を残さないと難しいかな…と考えていますが、いかがでしょうか?
なぜ投手補強をするのか?

阪神タイガースファンからは投手ではなく野手を補強して欲しい、4番を打てる打者を!という声が多く挙がっています。
それもそのはずで、阪神タイガースが今シーズン2位だったのは中継ぎ投手陣の素晴らしい成績の為で、そこを補強するよりは手薄な打撃を強化すべきという意見が出るのは当然ですね。
今回の補強の首脳陣の狙いは、ドリス選手、マテオ選手、または中継ぎの誰かが怪我をした、または不調になったなどの緊急事態に備えての補強だと考えられます。
今シーズンもリリーフ投手であるメンデス選手を獲得して1軍登板がほとんど無い状態でしたが、戦線離脱に対しての安心感があったと思います。
それだけ首脳陣が中継ぎ投手の重要性を理解し、不測の事態を想定して準備しているということで、逆に優勝への意気込みが感じられるのではないでしょうか?
当然、野手の外国人選手についても近いうちに獲得の情報が出ると思いますので、そちらも楽しみに待ちましょう!
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