2015年の秋口にはこう囁かれていました…。
「田中正義に何球団指名が重複するだろうか?」
2016年のドラフトの目玉は大学三年生の時点でプロ野球の12球団から注目されていたのです。
そして、
2016年も季節は秋に差し掛かりドラフトまであと僅かとなりました。
2016年のドラフトは投手が大豊作と噂されていましたが、その前評判に違わぬほど投手のドラフト候補は目白押しです。
やはりその中でも創価大学の田中正義投手に対する注目度はトップクラスですが、ここに来て評価が急上昇しており田中正義投手に負けないほどの注目を受けている投手がいます。
2016年の大学生にはドラフト一位候補の噂がある選手が多数いますが、その中でもかなりの注目を浴びています。
今回は2016年のドラフト戦線に現れたもう一人のスター候補に注目してみたいと思います。
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2016年の大学生ドラフト候補は田中正義だけじゃない!急浮上の佐々木千隼!

ドラフトの目玉と早くから囁かれていた田中正義投手と同等レベルに注目を集め始めているのは、桜美林大学に所属する佐々木千隼投手です。
もちろん球速も最速で153km/hを誇り、球速だけでも十分にドラフト上位候補と言えますが、佐々木千隼投手はリーグ戦で残している実績が2016年のドラフト候補の中でもトップクラスと言えるかもしれません。
まず、現在巨人のエースとして君臨する菅野智之投手が大学時代に打ち立てた53イニング連続無失点の記録に並びました。
残念ながら更新とまではいきませんでしたが巨人のエースが打ち立てた大記録に並ぶ快挙を達成しています。
また、リーグ戦でも5試合連続完封を達成する活躍も見せ、同じく菅野智之投手らが記録した年間7完封の記録にも並ぶ可能性も秘めているのです。
これだけ連続で完封をできるということは高いレベルで試合を作ることが出来る投手だということが予想できます。
もちろん調子が悪い日もあったことだと思いますが、そんな中でも相手打線を0に抑える実力にはスカウトの評価が急上昇するのも頷けます。
佐々木千隼の評価は田中正義並!?スカウトはどんな評価をしているの!?

早くから巨人が視線を送っていた選手ですが、ここに来て阪神も佐々木千隼投手を一位候補としてリストアップしているという報道もありました。
さらには多くの球団が佐々木千隼投手の動向に注目しているため、巨人や阪神だけでなく他の球団も含めての競合指名になる可能性が十分にあります。
そんな佐々木千隼投手を各球団のスカウトはどんな評価をしているのでしょうか?
楽天・長島哲郎スカウト部長
「力に頼った投球だけでなく余力を持って素晴らしいボールを投げている。プロでも重要になる能力を持っている。」
「力に頼った投球だけでなく余力を持って素晴らしいボールを投げている。プロでも重要になる能力を持っている。」
巨人・長谷川国利スカウト
「確実に一位で消える。プロで先発完投もできる投手。センスがあるので伸びしろも十分」
「確実に一位で消える。プロで先発完投もできる投手。センスがあるので伸びしろも十分」
阪神・平塚克洋スカウト
「球質が良い。打者の手元でグッとくる。球速表示よりも早く感じ、スライダーのキレもいい」
「球質が良い。打者の手元でグッとくる。球速表示よりも早く感じ、スライダーのキレもいい」
ソフトバンク・小川一夫編成育成部長
「故障もないから年間通じていい投球ができる。何球団行くかでしょう。」
「故障もないから年間通じていい投球ができる。何球団行くかでしょう。」
と、多くのスカウトが佐々木千隼投手をドラフト候補としてだけでなく、ドラフト一位候補として注目をしているようです。
10月に入ってからロッテのスカウトからコメントが出ていたので、ここに加えてロッテも佐々木千隼投手を一位指名する可能性が出てきています。
田中正義投手が故障の影響もあり、まだまだ本来の調子には戻っていないという現状もあり、もしかすると田中正義投手と同じかそれ以上の球団が一位指名をする可能性も十分に考えられます。
関連記事:甲子園2016!プロ注目ドラフト上位候補をまとめてみた!
2016年ドラフト候補!桜美林大・佐々木千隼はどんな投手?出身校はどこ?

田中正義投手と言えば、最速156km/hのストレートやプロ野球選手相手に7者連続三振の圧巻の投球と言うイメージがありますが、ここにきてドラフトの目玉となった佐々木千隼投手はどんな投手なのでしょうか?
まず、出身地や出身校ですが、佐々木投手は東京都出身で、高校は都立日野高の出身です。
そう、都立高校の出身なんですね!
なぜか都立高校と聞くだけで愛着が出てしまうのは私だけでしょうか?
都立日野高時代は2年生の時は「4番・1塁手」として活躍しています。エースになったのは3年生になってからですね。
ちなみに3年時には主に「5番・投手」として活躍しています。
今でこそ、ピッチングに注目が集まっていますが、高校時代は2生生の時から4番に座るなど、高校でも通算33発を記録したスラッガーでもありました。
都立日野高の出身のプロ野球選手と言えば、元巨人の横川雄介選手ぐらいですね。
2002年のドラフト8巡目で指名されましたが、当時は巨人の隠し玉と言われ、近年では非常に珍しい都立高校からのダイレクトでのプロ入りとあって注目が集まりました。
ですが、残念ながらすでに戦力外通告を受け、今では阪神のブルペン捕手をしています。
他に有名人はというと、プロ野球選手は見当たらないのですが、あのアメトーーク「高校野球大好き芸人」でお馴染み!?のアンジャッシュ・渡部建さん(ついでに児嶋一哉さんも^^;)がいます。
ちなみに、俳優の三浦友和さんや、忌野清志郎さんなども都立日野高のご出身です。
では、注目を集める佐々木投手の凄さはどこにあるのでしょうか?
まず、佐々木千隼投手は最速153km/hのストレートをスリークォーターから投げ込む本格派右腕です。
ここにプロのスカウトも舌をまく切れ味を持つスライダー、そしてフォークやチェンジアップを織り交ぜる投球スタイルです。
奪三振能力も非常に高く、帝京大学とぶつかった試合では12イニングを投げて20奪三振を奪う快投も披露しています。
そして先日行われた大学のアメリカ代表と戦った時も8回と2/3イニングを投げて13もの奪三振を奪う投球を披露しポテンシャルの高さを披露しました。
リーグ戦通算での奪三振率はあまり高くありませんが四死球率は3を少し超えるくらいのためコントロールも安定しているということがわかります。
力のあるボールを安定して投げ込むことが出来るだけでなく、4年生になってからのリーグ戦で高い実績を残したことで、ドラフト候補からドラフトの目玉にまで注目度を高めました。
2016年のドラフトは田中正義と佐々木千隼どちらに多くの球団が集う!?

いかがでしたでしょうか?今回は目前に迫ったドラフトの目玉に急浮上した佐々木千隼投手に迫ってみました。
やはりドラフトは最終学年に評価が急上昇する選手が多く現れるのが楽しみの一つでもあります。
高校生でも夏の甲子園大会で作新学院の今井達也投手がドラフト候補からドラフト上位候補にまで評価を上げました。
一時期は「田中正義投手に12球団競合」という記事があった程ではありますが、かなり指名が分散する予感が早くもします。
田中正義投手には3~4球団の指名が競合する可能性が非常に高いですが佐々木千隼投手にも3球団前後が集う可能性が十分にあります。
競合を嫌って単独指名を狙う球団も現れることが予想されますが、佐々木千隼投手には指名が競合する可能性が非常に高そうです。
もしかするとこの記事をご覧になっている方の贔屓のチームも佐々木千隼投手を指名するかもしれません。
2016年の目玉投手が多く集うドラフトまであと僅かです。
12球団がどんな指名をするでしょうか?
注目選手に何球団指名が集中するでしょうか?
選手の運命を決めるドラフトに注目しましょう。
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