「ハンカチ王子」として、一世を風靡した斎藤佑樹選手。今でも野球ファンのみならず、誰もが知っている野球選手の一人でしょう。
一大ブームメントを巻き起こした「ハンカチ王子」は、現在ヤンキースでも活躍する田中将大選手との甲子園での死闘は非常に話題になり、甲子園史に名を残した名勝負の一つとして、今もなお語り継がれています。
そんなハンカチ王子こと斎藤佑樹選手も29歳になり、プロ野球選手としては中堅選手となりました。
プロ野球では入団2年目までは順調でしたが、その後、思うように活躍ができずに、シーズンのほとんどを2軍で過ごしています。
今回はそんな斎藤佑樹選手の今シーズンオフの去就についてどうなるのか予想したいと思います。
斎藤佑樹選手は2018年も日本ハムのニユホームを着ることがあるのでしょうか。それとも、以前から噂されているトレードや、引退…といったこともあるのでしょうか。
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2017年斎藤佑樹を分析!なぜ活躍出来ない?
今シーズンの登板の動画がありますので、まずはこちらを参考に御覧ください。現在の斎藤佑樹選手は投球のほとんどが135~138km/h前後のツーシームで、微妙に変化させて打ち損じを狙おうという投球スタイルとなっています。そして120km/h台のフォームとスライダーで空振りを誘う…というのが、今の斎藤佑樹選手の投球パターンですね。
高校時代や大学時代は150km/hに近い速球で打者を押して、切れが良い、低めに制球されたフォークボールで打ち取る…という、いわゆる本格派スタイルでしたが、現在は、そのスタイルからとは全く違うものとなっています。
現在は速球が140km/h前後で全く威力がないので、変化球で誘ってもなかなか手を出してくれない状況です。なので、ツーシームに頼らざるを得ない状況となり苦しい投球となっていると言えます。
また、現在の生命線でもあるツーシームも、変化が一定ではなく、自分でもどう曲がるか把握できていないため、制球もバラバラという悲しい状態です。
打者としてみれば、速い球がないので簡単に変化球が見切れる…言ってみれば、タイミングの取りやすい投手という印象でしょう。「甘く入ったツーシームを引きつけて」という意識でいれば打てるといった楽な考えで、いられると思います。
では斎藤佑樹選手が今後、生き残るためにはどうすれば良いのでしょうか?
活躍する為にはまず、速球の球威を上げることが先決でしょう。そしてツーシームの変化を操ること。元々センスの有る器用な選手で制球も良く、フォークの制度も良いのでこの2点ができれば厄介な投手になると思います。
…と、口で言うのは簡単なのですが、それが出来ずにここまできてしまっているのが、斎藤佑樹選手です。以下の成績を見ればわかりますが、いくら人気があり、成績以上に人を集めることが出来る選手であるとは言え、そろそろ限界か…という声も少なくありません。
斎藤佑樹2017年シーズンの成績は?

では、近年の斎藤佑樹の成績を見てみましょう。
2014年(4年目) 6試合 26投球回 2勝1敗 防御率4.85
2015年(5年目)12試合 42.1投球回 1勝3敗 防御率5.74
2016年(6年目)11試合 23.2投球回 0勝1敗 防御率4.56
2017年(7年目) 6試合 28投球回 1勝3敗 防御率6.75
2015年(5年目)12試合 42.1投球回 1勝3敗 防御率5.74
2016年(6年目)11試合 23.2投球回 0勝1敗 防御率4.56
2017年(7年目) 6試合 28投球回 1勝3敗 防御率6.75
ここ数年は2軍生活が多く、1軍で登板しても安定した投球が出来てないなので黒星先行となっています。防御率も非常に悪い数字ですので、これでは正直勝てないですね。
2017年は開幕こそローテーション入り?…ということになりましたが、結果的にはここ数年でも一番悪い成績で、非常に苦しんでいる様子が伺えますね。
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2018年斎藤佑樹の年俸予想は?

では、続いて近年の斎藤佑樹選手の年俸を見てみましょう。
2014年(4年目)2,800万円
2015年(5年目)2,500万円
2016年(6年目)2,300万円
2017年(7年目)2,000万円
2015年(5年目)2,500万円
2016年(6年目)2,300万円
2017年(7年目)2,000万円
成績が年々下がっているので、当たり前ですが年俸も順調に下がっていますね。最高が2013年の3500万円ですから、そこから約40%も減額されていることになります。
今シーズンもここ最近では一番成績が悪かったので、年俸が下がることは間違えない…と言えるでしょう。(契約をして頂ければ…ですが…。)
もし、今年も北海道日本ハムファイターズで契約されるとすれば、例年の年俸推移を参考に考えると200~300万円減額の1700~1800万円くらいが妥当ではないでしょうか?
ですが、これでも正直成績から考えると「年俸に見合ってない…」「そもそも大卒のドラ1でこれだけ成績が残せないのに、首にならないのが不思議だ!」というようなことが言われてしまっている状態です。
確かに、近年の成績、年齢的なところをみてもいよいよ潮時か…ということも考えられなくもありません。
斎藤佑樹のトレードや引退の可能性は?

では、近年ささやかれているトレードや電撃引退などは考えられるのでしょうか。
まず引退についてですが、個人的には当面は無いと思っています。
…というのも、斎藤佑樹選手は野球がものすごく好きで「今年は1勝しかしていないけど、その1勝が自分の中では本当に大きい。それが野球を続ける原動力になっている」と語っています。
さらに「一つでも多く勝ち星を挙げたい。球団が契約してくれればの話だけどね」と野球に対する情熱はまだまだあると感じます。
なので、たとえ戦力外になったとしても他球団など野球選手として活躍できる場を探すのではないかと思います。
2017年シーズンは1勝しかしていませんが、このような発言をしているところを見ると、「引退はまだないかな…」と個人的には予想しています。
ではトレードについてはどうでしょうか。
ここ数年は、斎藤佑樹選手のトレードの話が本当に絶えませんよね。一説によれば、大田泰示選手や吉川光夫選手が絡んだ大型トレードの時にも、斎藤佑樹選手の名前が上がっていたとも言われています。
で、ここもあくまで個人的な予想ですが、トレードについても、北海道日本ハムファイターズの現状からは考えにくいのではないでしょうか。
トレードの本質は戦力的に不足する部分を補う為、戦力的に余っている部分を提供する…というのが本来あるべきトレードの手段です。
そして、北海道日本ハムファイターズは現状先発投手不足に悩んでいます。特に2018年からは大谷翔平選手のメジャー行きが確定的ですから、大谷選手がメジャーリーグへ行けばさらに手薄になる状態です。
言ってみれば、猫の手を借りたい状態なので、ある程度1軍経験がある先発投手を手放すことは考えにくいのではないでしょう。
以上、あくまで個人的な予想ではありますが、このようなことを踏まえると2018年シーズンも北海道日本ハムファイターズと、減俸での再契約…ということになるかと予想しています。
皆さんは、どうお考えでしょうか?
斎藤佑樹選手は日本ハムファイターズに恩返し出来るのか?

北海道日本ファムファイターズは選手を大事にする球団です。…と、同時にビジネス気質が強く、メジャーリーグの球団のようにドライでシビアな経営をしているとも言われています。
ですが、結果の出ない斎藤佑樹選手がエースナンバーの18番を辞退したいことを球団に伝えると、高校時代のエースナンバーの1番を与えました。
こんなエピソードからも斎藤佑樹選手の野球選手としての素質を一番感じているのは北海道日本ファムファイターズであることもわかります。
また、ドライでシビアは球団経営にも関わらず、これだけ斎藤佑樹選手に見切りをつけないのは、球団が一番復活してほしいと願っているから…とも感じ取れますよね。
人気選手として何かと話題になる斎藤佑樹選手ですが、2018年シーズンも北海道日本ハムファイターズの一因として、来年こそは球団に恩返しが出来るよう頑張って欲しいですね!
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