阪神コーチが相次いで退団した理由…2016年一新し、出直す金本監督の思いとは

阪神タイガースは早々に２０１６年、来季の監督に金本氏と契約合意に達した。そして、すぐさまコーチ陣の編成に着手したのだが、今年までコーチを務めた人たちが相次いで退団…その理由が酷かった…。そして、来シーズンにかける金本監督の思いとは…。

阪神コーチが相次いで退団した理由とは？

今シーズンリーグ３位でギリギリカープを振り切り、クライマックスシリーズに進出した阪神タイガース。しかし、巨人の前にあっけなく敗戦し、終戦…。

来季監督に金本氏を招聘し、新チーム作りに早くも着手したわけだが、どうやら今までのコーチは相当酷かったようだ。

何が酷かったのかというと、

例えば、ピンチでマウンドに行った時、バッテリーに対して「おまえらが勝手につくったピンチなんだから、勝手になんとかして抑えろ！」と吐き捨ててベンチに戻った、某コーチや、

自分のユニフォームの胸元をつかんで「これ（タテジマ）着てるだけで年俸１５００万。（脱ぐなんて）あり得んッ！」と、選手に向かって言ってしまう某コーチ…。など、かなり酷かったようだ。

べつの問題では、『コーチ陣の中に球団側の“スパイ”がいるというのは、公然の秘密…。』だったという。

「監督がどんな文句を言っているかや、どの選手が監督批判や不満を漏らしているか…。など現場の空気を『吸い上げる』役割を担うような、いわば球団側のコーチがいたという。なにも阪神に限らず、どの球団でもある人事らしいが、そういう人物ほど球団幹部や親会社に根強くつながっていて、よほどやらかさない限りクビになりづらい…。」という。

そんな、状態だっただけにどんなに前監督の和田氏が、頑張ったところでチームが一つにまとまるわけがない。

金本監督はまずはそこにメスを入れた。現場を任された人として、当然の配慮である。

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阪神タイガース　コーチ　監督　２０１６　金本 — 出典plaza.rakuten.co.jp

２０１６年、招聘された新コーチ達

ここで、これまでに決まってきた２０１６年の新コーチ達の情報を集めてみた。

何はともあれ、高代コーチ（前作戦兼内野守備走塁コーチ）を、ヘッドコーチに昇格させた。

高代コーチと言えばWBCのコーチもした経験もあり、選手を教えるその手腕は好評である。

はっきり言って、選手として一流だった金本監督だが、現場での指導経験がないまま指導者…しかも監督として初めてやるだけに、どれだけできるかは未知数である。

よって、高代コーチをヘッドに置いたのは正解ではないかと思う。

そして、掛布２軍監督も決定した。意外かもしれないが引退以来、正式な現場復帰となる。

現在の阪神において、北條、陽川、緒方、中谷…など、若手の成長は必要不可欠である。そこで熱血的であり、金本監督とも野球観があうという掛布２軍監督となったわけだ。

しかし、１軍と２軍の監督が反対なんじゃないか…という声もチラホラ聞こえている…。

言われてみれば、そんな気もしないでもないが、「ミスタータイガース」と言われた掛布氏が今までユニホームを着なかったのには何かしらの深い理由があったのだろう…。

そのことは後日書くとして割愛させていただきたい。※追記いたしました。
関連記事：金本監督が橋渡し…2016年まで掛布がユニホームを着なかった深い理由

他に名前が上がっているのは、片岡氏、今岡氏、赤星氏など、矢野氏など、現役時代に優勝を経験した者達ばかりだ。

コーチ陣も一新され、新しく生まれ変わった阪神を見るのが非常に楽しみである♪

金本監督の思いとは…

「再建しながら勝つ！」就任会見で発した意思表明は短い言葉だったが、その言葉からして金本監督らしいと感じた。現役時代に「鉄人」と言われ、連続フルイニング記録の世界記録を塗り替えた人物であり、骨折しても試合に出続け、おまけに片手でヒットを打ってしまう金本監督です。

とにかく、「勝ち」にこだわる金本監督の思いがどこまで選手、コーチ、チームスタッフ、球団に伝わるのか…。

思いが一つになった時、強いタイガースが帰ってくるでしょう！猛虎復活への鍵をこじ開けることができるのか…。