今オフ阪神タイガースが何かと話題だ。金本監督の就任に続き、掛布2軍監督、ファンが待ち焦がれていた藤川球児選手の復帰、マートン選手の穴を埋めるべく新外国人にマット・ハグ選手を獲得。そして中日からFA宣言した高橋聡文選手を速攻で獲得…と、何かと話題を総なめしている。そんな中、さらにまだ補強の手を緩めることなく動いている模様だ。次に獲得するのでは…と噂されている選手…それが、元・巨人ドラフト1だった村田透選手という。現在の村田選手の状況とあわせて、なぜドラフト1位で入団した選手がわずか3年で戦力外になったのか…その過去を見ていくことにしよう。
阪神が新たに村田透を補強!?
ということで、村田選手の現在の状況を確認してみよう。今シーズンは主にマイナーリーグの3Aが主戦場であった。そこでの成績は、26先発を含む27試合の登板で、15勝4敗、防御率2.90、WHIP1.17 という好成績を残し、3Aではあるが最多勝を獲得した。
さらに、今シーズンは1試合ではあるがメジャーに初昇格し、初登板を果たした。(結果は敗戦投手となる)
と、ここまではいろいろなところで目にしているので知っている方も多いだろう。
しかし、その前の成績は見てみると、2011年シーズンからインディアンスとマイナー契約をし、海を渡ったわけだが、1Aから始まり段階を踏んで昇格してきたかというとそうでもない。
実は、1A…2A…3A…と行ったり来たりしている。これはもちろん他の選手との兼ね合いもあるのだが、去年にあたる2014年シーズンまではずっとこの調子だった。
要するに、3Aでの実績を残したのは実質、今シーズンだけ…と言っていいだろう。
さらに今シーズン初のメジャー昇格、初登板を果たした…とあるのだが、これも紐解いてみると、チーム事情と試合日程の変更によるものだ。
どういうことかというと、たまたま故障者が出たことと、雨天中止になり試合日程が変更され、ダブルヘッダーになったこと、それに伴い特別ルールで26人枠が設けられられたためである。(通常は25人しかベンチ入りできないが、ダブルヘッダーになった場合、特別ルールがあり1人枠を増やし、26人が登録できるようになるため)
要するに、完全に穴埋めのためだけ…であったと言えよう。
事実、この試合が行われた時には、インディアンスは首位に8ゲーム差をつけられ4位と低迷していた時期だ。もちろん6月終わりだったこともあり、完全に消化試合…というわけではなかったが、それでもチームとしては早々に今シーズンを諦め、来シーズンへ向けての戦力整備に取りかかろうか?…というところを考え始めていた頃だったのだろう。
とりあえずその時3Aで好調だった村田に投げさせておけ。的な意味合いは強かったように思われる。
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ドラ1が3年で首になった本当の理由…
そもそも、なぜ巨人軍のドラフト1位で指名された選手が、怪我でもないのにわずか3年で見切りをつけられ戦力外になったのか?…。それには、このような事情があったようだ。
2007年村田選手が巨人からドラフト1位で指名されたわけだが、そもそもこの年のドラフトは『高校生』、そして『大学・社会人』と別々に分かれて行われていた時であった。
特にこの年は、高校生の方が人気が高かったと言われている。「高校ビック3」と言われた中田翔選手、由規選手、唐川侑己選手、とこちらの方が評価が良かったようだ。仮にドラフト制度が現行のように(『高校生』、『大学・社会人』が別々ではない)ドラフトであったら、上記の3人+(大学・社会人ドラフトでソフトバンク1位に指名された)大場翔太選手に、票が集まり競合になっただろうと言われている。
このような状況の中、村田選手は外れ、外れの1位…という形で巨人の1位指名になったわけだ。
そのことから、巨人のドラフト1位としては意外だが、契約金8000万、年俸1200万と、大学卒でありながらこの程度の契約となったわけだ。いかに期待値が低かったかわかる数字である。
さらに、巨人のドラフト1位と言えば、毎年単独での取材申し込みがあるのだが、単独取材の申し込みがなかったのは村田選手だけ…とも言われている。マスコミからの注目も低かったようだ。
そんなこともあり、形としてはドラフト1位だが、本来ならば2巡目…3巡目指名レベルの選手だった…と言われていたようだ。
このような経緯で入団しただけに、ドラフト1位ではあったが、2軍でも全く結果が残せず、大学卒ということもあってか、わずか3年…という短い期間で見切りをつけられた…と、いうことのようだ。
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で、今は使えそうなの!?
阪神タイガースとしても、先発5番手として期待…などと言われているくらいなため、獲得して”運良く使えればラッキー”というぐらいなところではないだろうか?年齢も30歳ということもあり、結果が残せないようなら、即刻クビ…というのは十分に考えられる。
現段階では、本人も今シーズンそれなりの結果を残したことから、アメリカに残る可能性もあるとしているため、どうなるかはわからないが、どちらにしても厳しい環境にいることに変わりはないようだ。
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ということでまとめ
今オフの阪神タイガースは話題が盛りだくさんで何かと注目が集まりますが、村田選手の獲得は当たればラッキーぐらいに思っていた方がいいかもしれませんね♪アメリカに残るか、日本に復帰するのか…12月初旬頃には決断するのではないか?と言われていますので、果たしてどちらになるんでしょうか?
ただ、どうせなら日本に帰ってきて巨人に成長した姿を見せて欲しいような気もします♪
現段階でも険しい道を進む村田選手ですが、なんとかもう一花咲かせて欲しいですね♪
追記:村田選手のインディアンス残留が決まりました。獲得秒読みとも言われていたのですが…。本人的にはまだアメリカで挑戦したいと言っていただけに、その気持ちを優先したようですね。
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非常に残念ですが、今朝に来シーズンも米球界でのプレー継続で、阪神入りは消滅という報道がありました(日刊スポーツより)。獲得決定的から全く続報が出なかったので、嫌な予感はしていましたが…。