2017 選抜 高校野球 21世紀枠 甲子園 不来方 多治見 中村 宜野座 歴代

2月を乗り越えれば野球のシーズン開始を告げる選抜甲子園大会が開幕します。


夏の甲子園大会とは異なり、秋の県大会を勝ち抜きその先の地区大会で優秀な成績を残した高校が大会の戦績などをもとに選抜されます。


そして、一発勝負の夏の大会と大きく異なる点としては所謂「21世紀枠」の存在ではないでしょうか?


この21世紀枠に関しては概ね地区大会に出場している高校が選出されますが、他校の選考基準とは異なり県大会のベスト4進出やベスト8まで進出していれば優勝をしていなくても選出されます。


そして、今回はこの21世紀枠とは何か?という点に注目してみたいと思います。


さらに、どういった基準で選好されているのか?等に迫りたいと思います。


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2017年の選抜高校野球の21世紀枠はどこ?注目校はどこになる?


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2017年1月27日に21世紀枠で選抜甲子園大会に出場する高校が発表されました。


2017年選抜甲子園大会に出場するのは以下の三校です。

< 2017年選抜甲子園大会の21世紀枠 >

■ 不来方(こずかた)高校 岩手県(初出場)
■ 多治見高校 岐阜県(初出場)
■ 中村高校 高知県(40年ぶり二度目

以上の三校に決定しています。


21世紀枠での出場となりますが、三校ともその実力は高い水準にあると言えます。


まず、不来方高校ですが野球部員はなんと10人しかいませんが、掲げる野球は「打ち勝つ野球」です。


なんと練習の八割は打撃練習に費やしておりその打力の高さには注目が集まります。


地区大会では強豪の八戸学院光星高校を二点に抑えるなど守備力も十分です。


そして、多治見高校は地元でも有名な進学校であり18時30分には野球部を含めて下校をしなくてはなりません。


さらには日々利用するグラウンドも他の部活と共用なので練習場所は決して恵まれているとは言えません。


しかし、その分朝練や練習試合を重点的に行いチーム力を高めています。


そして強豪校が揃う岐阜県大会を制覇するなどその実力の高さを証明しました。


まさに実戦型のチームとも言える存在です。


最後に中村高校ですが、最後に甲子園に出場したのが40年前の学校ですが21世紀枠の中で再注目は中村高校だと個人的には考えています。


その理由は、優勝候補にも数えられる明徳義塾高校をなんと秋の大会で破っているからです。


中村高校も進学校なので練習時間が十分に確保できるという訳ではありませんが明徳義塾を破った高校となれば注目度は格段にアップします。


さらにチームの柱であるエースで4番の北原野空選手にも注目です。


打者を幻惑する投球術を武器に地区大会を戦い抜きました。


打撃も実力十分の選手も在籍しているため一気に2017年春の選抜大会を駆け上がる可能性もあるチームだと言えます。


三校とも個性十分の高校です。


全力で勝利を目指していると思いますが21世紀枠での出場となる三校に注目です。

21世紀枠の選考基準は?高校野球らしさや勉学も基準になる?


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2017年の選抜甲子園に出場する三校を紹介しましたが「そもそもどういった基準で選ばれているの?」ということが気になった方も多いのではないでしょうか?


まず、21世紀枠が導入された経緯ですが部員不足などの困難を克服したチームや文武両道であり他校の模範となるチーム、県大会や地区大会で好成績は収めているものの甲子園へ出場するチャンスを逃し続けているチームを地区大会の成績だけで判断せずに選出するという試みから始まったものです。


さすがに一回戦敗退では選出されませんが、都道府県大会でベスト8以上の成績を残していれば21世紀枠の選考対象になります。


他の出場校がおおよそ地区大会でベスト4以上の高校が選出されていることを考えると21世紀枠は通常よりも特別であるということがわかります。


2017年に選出された三校とも進学校でもあり、練習場所にも苦労するなどの逆境を乗り越えて地区大会で好成績を収めています。


まさに21世紀枠の選考基準に合致した高校だと言えます。


近年では自然災害などを乗り越えた高校が選出されたこともあり、困難を乗り越えて野球に真摯に取り組む姿勢が評価されることも多いのです。


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歴代の21世枠での出場校の戦績は?21世紀枠でもあなどれない!?


2017 選抜 高校野球 21世紀枠 甲子園 不来方 多治見 中村 宜野座 歴代

21世紀枠の選考基準は前述の通りですが、過去にどんな学校が21世紀枠で選抜甲子園大会に出場しているのでしょうか?


振り返ってみたいと思います。

< 歴代の21世紀枠での出場校 >

■ 2001年/安積高校(福島)、宜野座(沖縄)
■ 2002年/鵡川(北海道)、松江北(島根)
■ 2003年/柏崎(新潟)、隠岐(島根)
■ 2004年/一関一(岩手)、八幡浜(愛媛)
■ 2005年/一迫商(宮城)、高松(香川)
■ 2006年/真岡工(栃木)、金沢桜丘(石川)
■ 2007年/都留(山梨)、都城泉ヶ丘(宮崎)
■ 2008年/安房(千葉)、成章(愛知)、華陵(山口)
■ 2009年/利府(宮城)、彦根東(滋賀)、大分上野丘(大分)
■ 2010年/山形中央(山形)、向陽(和歌山)、川島(徳島)
■ 2011年/大館鳳鳴(秋田)、佐渡(新潟)、城南(徳島)
■ 2012年/女満別(北海道)、石巻工(宮城)、洲本(兵庫)
■ 2013年/遠軽(北海道)、いわき海星(福島)、益田翔陽(島根)、土佐(高知)
■ 2014年/小山台(東京)、海南(和歌山)、大島(鹿児島)
■ 2015年/豊橋工(愛知)、桐蔭(和歌山)、松山東(愛媛)
■ 2016年/釜石(岩手)、小豆島(香川)、長田(兵庫)

以上のような高校が歴代で選出されてきています。


特に印象的なのは21世紀枠が始まった2001年に出場している宜野座高校です。


後に野球界に「宜野座カーブ」と言われ語り継がれる独特のカーブを投じる姿は特に印象的でした。


かつて島根県・開星高校の監督を務めていた野々村直通氏が2007年に「21世紀枠の高校に負けたのは末代までの恥」と語り問題になりましたが、21世紀枠の高校が上位に進出することも実は多くあります。


まだ21世紀枠での出場からの優勝はありませんが、2001年に宜野座高校、2009年に利府高校がベスト4まで進出したこともあり、決して侮ることのできない高校が出場しているのです。


2017年も個性豊かな高校が揃いましたがどうなるでしょうか?21世紀枠の出場校の戦いにも注目です。

2017年の選抜高校野球大会の主役は21世紀枠!?不来方、多治見、中村に注目!


2017 選抜 高校野球 21世紀枠 甲子園 不来方 多治見 中村 宜野座 歴代

今回は選抜甲子園大会に存在する21世紀枠に注目しました。


改めて調べてみると21世紀枠で出場する高校も十分な実力を持っており大会を盛り上げる存在であることがわかりました。


2017年も逆境を乗り越えた文武両道の高校が甲子園に乗り込みます。


どんな戦いを見せるでしょうか?


もしかすると台風の目になるかもしれません。


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