2016年はメジャーリーグの舞台で日本人が多く活躍しました。
そんな中で、ワールドシリーズは「ヤギの呪い」を振り払い108年ぶりにシカゴ・カブスがワールドチャンピオンに輝いたのですが、そのワールドチャンピオンに輝いたチームのベンチにはメジャーでもトップクラスの人気者とも言える川崎宗則選手がいました。
2011年オフに憧れのイチロー選手と同じチームでプレーしたいという思いから、当時2億4,000万円の年俸を蹴ってシアトル・マリナーズへ移籍を表明してから5年が経過しました。
2013年にトロント・ブルージェイズに移籍してからはチームの貴重なムードメーカーでもありつつ、貴重なユーティリティプレイヤーとして重宝されていますが、毎年のように川崎宗則選手の去就には注目が集まっています。
2017年の川崎宗則選手はどこの国のどのリーグでどんなユニフォームを着ているでしょうか?
今回は川崎宗則選手の去就に注目します。
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2017年・川崎宗則の去就は!?近年の成績と年俸を振り返る!

まず、川崎宗則選手と言えば端正なルックスと明るいキャラクターを持った選手です。
野球の実力も超一級品でかつては最多安打や盗塁王を獲得した実績もあり、日本を代表するショートとしてWBCでは二度の世界制覇に貢献した実績もあります。
渡米前には2億4,000万円もの年俸をもらっていた選手でもありますが、渡米前と渡米後の成績を振り返ってみたいと思います。
渡米前の川崎宗則の成績!
打率 本塁打 打点 盗塁 年俸
2009年 .259 4 34 44 1億5,000万円
2010年 .316 4 53 30 1億5,000万円
2011年 .267 1 37 31 2億4,000万円
渡米前の三年間の成績は以上のような数字になっています。
本塁打を量産するタイプではありませんが、高い打率に盗塁数も多い選手です。
ここに抜群の守備力も加わるためまさに超一流のプレイヤーと言っても過言ではない選手ですが、2011年オフにメジャーリーグへの挑戦を表明しました。
イチロー選手とのプレーを希望しての移籍ではありましたが、どのくらいの待遇で移籍をしてどんな成績を残し続けたのでしょうか?
メジャー挑戦後の川崎宗則の成績!
打率 本塁打 打点 盗塁 年俸
2012年 .192 0 7 2 $625,000
2013年 .229 1 24 7 $1,125,00
2014年 .258 0 17 1 $1,250,00
2015年 .214 0 2 0 $377,200
2016年 .333 0 1 2 $507,500
以上が渡米後の川崎宗則選手の成績です。
もちろんレギュラーとして起用されているわけではありませんが、日本時代よりも遥かに安い年俸で今もプレーを続けているのです。
そんな中でも川崎宗則選手がメジャーでこれだけ生き残ることが出来たのは、ユーティリティープレイヤーとしての力の高さだと思います。
メジャーリーグは日本よりも試合数が多いにも関わらずベンチ入りできるメンバーが日本よりも少ないのです。
なので内野ならどこでも守ることができて走力も期待できる川崎宗則選手のようなタイプは控えの選手として重宝されるのです。
レギュラーとしてはプレーせずに5年もの間メジャーの舞台を戦ってきましたが、年齢も30代中盤に差し掛かっているため再びレギュラーとしてのプレーを望む可能性はあります。
2016年は日本復帰という声が例年よりも高まっていますが、川崎宗則選手は日本復帰を選ぶのでしょうか?
2017年はソフトバンクでプレー!?来季の去就は決まりつつある!?

2017年にもしも川崎宗則選手が日本球界に復帰をするとすれば古巣のソフトバンクが最有力と言えるかもしれません。
先日、ソフトバンクが川崎宗則選手の受け入れのために3年総額12億円の待遇と日本時代に背負った「52」を用意していると報道がありました。
しかし、現在のソフトバンクの内野にはショートに今宮健太選手、セカンドには本多雄一選手がまだまだ元気にプレーをしています。
そういった事情もあり、ポジションが重複する自分自身の復帰に少し悩んでいるということもあるようです。
もちろんかつて在籍していたチームに復帰するのが一番きれいな形かもしれませんが、どうなるでしょうか?
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来季の川崎宗則選手の去就は!?ソフトバンク以外にも獲得を目指す球団も!

ここ数年、川崎宗則選手が日本に復帰するのではないか?と毎年のように報道されています。
その度に獲得調査をする球団が実はいました。
横浜DeNAベイスターズ、阪神タイガース、オリックスバファローズと多くの球団が川崎宗則選手に興味を示していました。
チームの雰囲気を一瞬にして変えてしまうキャラクターと確かな実力、そしてファンから愛される存在であることを考えれば興味を示す球団が多いというのも十分に納得できます。
2016年オフについては古巣のソフトバンクから具体的な金額を含めてのオファーがあったため、日本に復帰するとなればソフトバンクになるかも知れません。
さらにはメジャーの球団からオファーがある可能性もあり、日米を巻き込んでの争奪戦とも言えるような展開になるかもしれません。
2017年の川崎宗則の去就はまだまだ未定!来季のイチローの動向次第!?

いかがでしたでしょうか?今回はファンやチームメイトからも愛される川崎宗則選手の来期以降の去就に注目をしてみました。
2016年オフは現時点で具体的な話が挙がっているのがソフトバンクのみです。
かつて、海を渡ることを決意した時にはイチロー選手と同じチームでプレーするという目標がありましたが、別のチームになってもメジャーリーグでのプレーを続けています。
もしかすると「可能な限りメジャーでプレーを続ける」ということが現在の目標になっているかも知れません。
もしくはイチロー選手が現役を続ける限りは同じメジャーの舞台で戦いたいと考えているのかもしれません。
2017年の川崎宗則選手はどんな選択をするでしょうか?
来季の去就に注目です。
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