阪神甲子園球場。
言わずと知れたプロ野球阪神タイガースの本拠地であり、高校野球の聖地でもあります。
毎日熱い戦いが繰り広げられるこの場所で、そんな熱戦に朗らかな声で花を添える存在が、ウグイス嬢。
いつの時代も、球場内の歓声が最高潮に達したのは、名選手や若きスターの名前が彼女に読み上げられた瞬間でした。
今回は、そんな熱きドラマを陰で支える女性について紹介します。
誰がウグイス嬢をしている?

甲子園のウグイス嬢についてまず気になるのは、どんな人がしている仕事なのか、というところですよね。
高校野球の地方予選などでは、地元の学校の放送部員や、野球部のマネージャーがウグイス嬢を務めることがあったりしますよね。
あんな感じで、甲子園球場のウグイス嬢も募集制だったりするんでしょうか?あるいは、球団や大会の運営者に雇われる形式だったりするんでしょうか?
いえいえ、そんなことはなく、甲子園球場のウグイス嬢は、球場に所属する職員さんなんです。
よく、野球好きのコミュニティの間で、甲子園球場のグラウンド整備を行う「阪神園芸」の方々のことが話題になったりしますよね。
甲子園のウグイス嬢も、そういう方々と同じ、甲子園球場での野球を支えるプロフェッショナルの一員なんですね。(厳密に言えば、阪神園芸は甲子園球場の職員ではなく、独立した造園会社なので性質は違いますが…。)
高校野球と阪神の試合とでは同じ人?声が違う?
高校野球とプロ野球の両方を見る方の中には、甲子園球場での場内アナウンスを聞いていて、「高校野球と阪神戦で微妙に声が違う?」と感じたことがある方もいるかもしれません。
それもそのはずで、高校野球の時も阪神戦の時も、球場職員のウグイス嬢の方がアナウンスを担当するのは同じなのですが、このウグイス嬢の担当者は複数いらっしゃるんです。
もちろん皆さんプロフェッショナルですし、ウグイス嬢の指導係の方などもいて、甲子園伝統の放送スタイルを守ってはいらっしゃるんですが、声というものは人それぞれ違いがありますし、それぞれのアナウンスによって異なるニュアンスの込め方など、個人の裁量に任されている部分もあるようです。
そういう微妙な差異を感じ取って、人によっては、「この前の時と違う?」と感じることがあるのかもしれませんね。
過去に話題になったウグイス嬢がいた?
以前、第88回選抜高校野球選手権の直前に、甲子園球場のウグイス嬢にスポットを当てたテレビ番組があったようで、その時紹介されていた、窪田真子さんという方が放送当時、インターネット上などを中心に話題になっていたようです。
まだウグイス嬢歴5年と若手ながら、試合でのアナウンスも担当するなど実力も確かで、愛くるしいルックスも相まって大きな話題となっていました。
また、更に以前には、ウグイス嬢歴15年の水谷佳世さんが阪神戦でのアナウンスを最後にウグイス嬢を引退される、という記事がニュースサイト上に掲載されたこともあります。
連日連夜熱い戦いが繰り広げられる甲子園球場ですが、そこで繰り広げられるドラマを形作るのは、決して選手だけではありません。
ともすれば「裏方」と呼ばれがちなウグイス嬢やその他の職員の方々ですが、たまには野球を見ながら、そんな「縁の下の力持ち」に思いを馳せてみるのもいいかもしれません。

まとめ
高校野球の甲子園では当たり前のように聞いてるウグイス嬢ですが、よくよく聞いてみると違うものなんですね!
ただ、
その違いがわからないほど、徹底させているところにプロフェッショナルさを感じます♪
今年2016年も、夏の甲子園に向けてそろそろ地方大会が各地で始まっていきます。
3年生にとっては最後の夏…。
3年間の想いを胸に、全力を出しきって下さい!
そして、
そんな選手たちを全力で応援していきましょう!
最後までご覧頂きありがとうございました♪