球児たちの夢の舞台、甲子園。大会期間中は、毎日のように白熱した戦いが繰り広げられます。


手に汗握る緊迫した接戦がある一方で、どうしても大差がつき、一方的な試合展開になってしまう対戦も少なくありません。


それまでに流した汗や涙の尊さに決して差はなくとも、時には10点、15点と差がついてしまう試合も存在します。


今回は、そんな高校野球での大差の付いた試合、最多得点の試合についてご紹介します




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なぜ甲子園にはコールドがない?


甲子園 コールド


近年、高校球児の体格がどんどん大きくなるにつれて、打撃のスケールも大きくなり、甲子園の舞台でも圧倒的な打力を見せつける学校が多くなっています。


現阪神の高山俊選手などを擁し、全6試合中4試合で10点以上の得点を上げて圧倒的な成績で全国制覇を成し遂げた2011年夏の日大三高(西東京)などは記憶に新しいのではないでしょうか。


こうした圧倒的な試合を見る度に挙がる声に、「どうして甲子園には点差によるコールドゲームがないのか?」というものがあります。


確かに、地方予選では5回以降に10点差、7回以降に7点差が開いて表裏の攻撃が終了した時点でコールドゲームが宣告され、そこで勝敗が決定します。


これだけ大差の試合が起こり得るのに、なぜ甲子園にはコールドゲームがないんだ!?という声が上がるのも当然なのですが、残念ながら、それに対する明確な答えはありません。


高校野球特別規則には、甲子園で開催される全国大会と、地方予選の決勝ではコールドゲームを適用しない、とあるだけで、理由については掲載がありません


一説には、甲子園まで勝ち進んだ学校同士なら実力差が少なく、コールドの必要がないから、や、地方から甲子園まで遠征してきた球児や応援団に配慮して最後まで試合をさせるため、などの理由がありますが、いずれも憶測や俗説にすぎません。


今後の時代や高校野球を取り巻く環境の変化により、これらの規定が変わる可能性もあるかもしれませんね。


甲子園最多得点の記録は?


甲子園の舞台でも大量得点が出来る、というのは強力打線の証ですが、それでは、甲子園での一試合最多得点はどのくらいの数字になっているのでしょうか?


調べてみると、春の甲子園では戦前、旧制中学時代の1937年(昭和12年)第14回大会で行われた滝川中(兵庫)対浦和中(埼玉)での27-0、夏では1985年(昭和60年)第67回大会のPL学園(大阪)東海大山形(山形)で記録された、29-7というスコアがそれにあたるようです。


春の方は戦前の記録ということもあり、現在と事情の異なる部分も多いのかもしれませんが、夏の記録を見ると、やはりPL学園の圧倒的な強さが際立ちます。


1985年と言えばまさにPL黄金時代の真っただ中なので、この時代のPLだからこそここまでの記録が出た、と言えるのかもしれません。




122点差の試合があった!?


最多得点記録を探す視点を甲子園から全国の地方予選に広げてみると、122-0というとてつもないスコアの記録が存在します。


こちらは、1998年夏の青森県大会二回戦、東奥義塾対深浦高校にて記録されたスコアです。


初回に39点を加えた東奥義塾は、その後の回も攻撃の手を緩めることなく加点しつづけ、7回7点差の規定を持ってコールドゲームが成立するまでに122点を加えました。


当時の青森県大会には5回での点差によるコールド規定がなく、そのため7回まで試合が続行されたことも、この大記録が生まれる一因となりました。


この試合は当時大きな話題を呼び、これを題材にしたルポルタージュなども書かれましたので、興味を持った方は調べてみると面白いかもしれません。


時には大差がつき、時にはそのスコアが大きく取り上げられることもある高校野球。


そうした試合の舞台の上には、圧倒的な実力を証明した勝者と、最後まであきらめずに戦い抜いた敗者が必ず存在します。


私達野球ファンは、そのどちらの球児たちにも、尊敬の念を持ち声援を送らなければなりません。


甲子園 コールド

まとめ



高校野球のコールドについては毎年、毎年、どこかしらで議論が繰り広げられますよね^^;


これは難しい問題ですが、個人的な意見を言わせて貰えるならば、甲子園はコールドがない今のままでもいいんじゃかいかなぁと思います。


全国の約4,000校のうち、甲子園でプレーできるのは、わずか50校程度…。


そこを目指し地方を勝ち抜きてきたわけですから、コールドではなく、最後までやらせてあげたい…って思うんですけどね。


なかなか難しい問題ですね^^;


ただ、


球児たちは一生懸命プレーしてるんで、応援する側も一生懸命応援していきましょうね!


最後までご覧頂き、ありがとうございました♪