智弁学園、大阪桐蔭、東海大相模、龍谷大平安、敦賀気比…。 ◎甲子園のサイレンはなぜ鳴る!?空襲が!?人の声!?由来は何なの!? ◎甲子園チケット!高校野球の料金は⁉︎発売時間と買い方は⁉︎ ◎プロ野球選手のその後の人生は悲惨⁉︎戦力外通告…クビになった人の今… ◎2016夏の甲子園の日程や組み合わせは⁉︎地方予選の日程と抽選日も! ◎イチローの通訳!アレン・ターナー!通訳の仕事は通訳だけではない⁉︎ ◎斎藤佑樹が巨人にトレード⁉︎相手は誰⁉︎2chで話題に!これってマジ⁉︎ ◎プロ野球交流戦2016の日程!チケットは⁉︎優勝候補を予想! ◎神スイング!稲村亜美が抜いた⁉︎プロ野球始球式で最速を出した人って⁉︎
近年の甲子園を席巻するような強豪校には、やはり私立高校の名前が目立ちます。
全国から有望な選手を集めることが出来るからであったり、野球部に投資できる額が違うために設備が充実しているからであったり、理由は様々あるのでしょうが、やはり、”強豪校=私立”の図式はどんどん強くなっているといえるのではないでしょうか。
そんな中で2007年夏の甲子園を、いくつものドラマを作って制した公立校、佐賀北高校の雄姿は今も鮮明に人々の記憶に残っています。
また、優勝までは手が届かずとも、強豪私立と互角に渡り合って名勝負を演じた公立校の姿は、全国の公立高校で野球をする球児たちに希望を与えてきました。
今回は、そんな公立校がどのくらいの確率で甲子園に出場しているのか?ということについて考えてみましょう。
出場校のうち公立校は5分の1?
春の選抜大会は、秋の地方大会の結果が基準となるとはいえ、21世紀枠など、出場する学校が決まるときに人の手が加わってくる要素が存在するため、純粋にどのくらいの確率で公立校が出てくるか、ということを考える際には、トーナメントの結果ですべての代表校が決まる夏の甲子園を基準にする方が妥当ではないでしょうか。
そこで、2015年夏の甲子園の出場校を確認すると、全49校のうち公立高校は、三沢商業(青森)、秋田商業(秋田)、高岡商業(富山)、静岡(静岡)、岐阜城北(岐阜)、津商業(三重)、鳥羽(京都)、下関商業(山口)、鳴門(徳島)、今治西(愛媛)の10校で、約五分の一が公立校、という結果でした。
ちなみに2014年は13校、2013年は14校が公立という結果になったので、毎年の出場校の概ね4分の1~5分の1が公立校、ということになります。
私立校の方が多いというのは分かっていたことですが、予想以上に差がついているものですね。
私立校が甲子園に出場したことがない県もある?
しかし、先ほど挙げたのは、あくまで「全国で甲子園に出てくる学校のうち何校が公立校か」という数字であって、公立校が甲子園まで勝ち上がれる確率がどのくらいあるかというのは、その県によって異なります。
そこで、どの県が歴代出場校における「公立校占有度」が高いか、ということを検証する、となるべきところなのですが、検証するまでもなく、公立校が毎年甲子園に出てきている県があります。
それが、徳島県です。
普段から高校野球を見る方ならば、「確かに徳島県の私立ってあんまり覚えがないなあ」と思う方もいるのではないでしょうか。
それもそのはずです。
徳島県は、全国で唯一、私立校が甲子園に出場したことが一度もありません。
つまり、徳島県は歴代出場校における「公立校占有度」が100%になっている県なのです。
そうなってくると理由が気になるところですが、理由もいたって簡単で、そもそも徳島県には私立高校が3つしか存在しません。
その上、硬式野球部として公式戦に出場しているのは、生光学園一校のみです。
生光学園自体は県内では強い学校に分類されるほうではありますが、いまだに甲子園出場までは至っていません。
古くはやまびこ打線の池田高校や、近年では鳴門工業、鳴門高校など、徳島県に「強い公立」が根差しているのは、そういう背景があるからこそなのかもしれません。
その他に公立が強い県は?
徳島以外に公立高校がよく甲子園に出場してくる県としては、明桜(前秋田経法大付)以外の私立高が出場したことのない秋田県、夏の大会では2004年の済美が私立高初出場で、現在も済美以外の私立出場校がない愛媛県(春の選抜大会では1990年の新田が私立初出場)などがあります。
愛媛の済美は創部二年でのセンバツ初出場初優勝というのが有名でもあり、「野球に力を入れて成功した学校」というイメージが非常に強くありますね。
公立が強い県にこうした形で強豪私立が誕生する、というパターンも、今後増えていくのかもしれません。
野球に力を入れる私立校が増え、群雄割拠となった今の高校野球界。
しかし、そんな中で公立校が躍進するニュースを聞くと、なぜだか勇気づけられたような気分になるものです。
もちろん球児たちには公立、私立の区別なく全力で頑張ってもらいたいと思いますが、指導者や高校野球に携わる大人には、ぜひとも「元気な公立」をしっかり保ち、今後も増やしていってもらいたいものですね。
まとめ
徳島県が、一度も私立高校が出場したことないというのは意外に知らなかった方も多いのではないでしょうか?
近年は、特に私立校の活躍が目立ちますが、県立高校が頑張っているとなぜだか、ついつい応援したくなっちゃいますよね!
今年はどんな県立高校が頑張ってくれるのでしょうか?
そんなところに注目してみるのも面白いかもしれませんね!
最後までご覧頂き、ありがとうございました♪
▪︎最新記事はこちらになります
甲子園に公立高校が出場する確率は!?私立が一度も出たことがない県も!?
公開日 : / 更新日 :