Koshien history strongest No. 1 batter


2016年夏の甲子園大会が日に日に熱を帯びてきています。


注目のエースやスラッガーが躍動する姿が毎日のように見られています。


やはり注目選手として視線を浴びるのはチームの「エース」「4番」を務めるスラッガーです。


しかし、


甲子園を沸かせるのは4番打者やエースだけではありません。


近年は攻撃的な野球で勝ち上がるチームが多く、1番に強打者を抜擢するチームが増えてきているのです。


1番バッターがいきなりツーベースやホームランを放ち、チームに流れを一気に引き寄せることを企むチームが多いのです。


今回はそんな1番バッターにスポットライトを当てて、歴代の甲子園を沸かせてきた1番バッターと、今大会注目の1番打者に迫ってみたいと思います。


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史上最強の1番バッターの呼び声!甲子園優勝校の切り込み隊長!


注目選手 エース 4番 甲子園 史上最強 1番バッター


まずは、記憶に残っているファンの方も多いと思いますが、08年夏の甲子園を制覇した大阪桐蔭高校の1番バッターで、現在は西武ライオンズで活躍をする浅村栄斗選手です。


当時の浅村選手はショートを守っていたのですが、甲子園での活躍は圧巻でした。


1回戦でいきなり5安打をマークし、その後の2回戦の金沢高校戦では2本ホームランを放つなど、史上最強の1番バッターと言われても頷けるほどの活躍を見せていました。


この大会では29打数16安打で打率.552、2本塁打4打点を記録しています。


成績も印象的ですが、試合開始のサイレンが鳴っている最中に打球をセンター前に運ぶ姿やプロ顔負けのインコース打ちも非常に印象的な打者でした。

優勝旗を北海道に初めて持ち帰った高校の1番バッター!


注目選手 エース 4番 甲子園 史上最強 1番バッター


2004年夏の甲子園、春の大会を制覇した済美高校や松坂大輔二世との呼び声が高かった涌井秀章投手要する横浜高校、世代最強エースと呼ばれたダルビッシュ有を擁する東北高校と数々の強豪が集った大会ですが、この大会を制したのは南北海道地区代表の駒大苫小牧高校でした。


この時の1番バッターが林裕也選手です。


林選手の登場は衝撃的でした。


決して恵まれた身体を持った選手ではありませんでしたが、スピードとパワーとセンスを兼ね備えた野球の申し子のような選手でした。


もう10年以上も経っていますが、2004年夏の甲子園でプロ注目の涌井投手からサイクルヒットを達成する活躍をやってのけた姿は今でも強く心に刻まれています。


この大会では18打数10安打で打率.556とチームの全国制覇に大きく貢献しました。


そして、翌2005年も全国制覇を成し遂げたチームのキャプテンを務めるなど、まさに当時の高校野球界のスター選手でした。


そんな林選手は高校卒業後、駒沢大学→東芝と野球のエリート街道と呼ばれる道を歩みます。


残念ながらイップスに悩まされたこともあり、念願のプロ入りを果たすことはできませんでしたが、現在も東芝野球部で活躍をしています。


個人的には、高校野球史上でもトップクラスの実力を持った1番バッターだと思っています。

鋭いスイングでチームを春夏連覇に導いた1番バッター!


注目選手 エース 4番 甲子園 史上最強 1番バッター


2010年、甲子園は春も夏も沖縄代表の興南高校が制覇し、まさに興南高校が高校野球界を席巻した年となりました。


当時のチームはエースを務めた”琉球トルネード”と言われていた現ソフトバンクの島袋洋奨投手の活躍は非常に大きかったですが、鋭いスイングでチームに勢いをつけていたのは間違いなく1番バッターの国吉大陸選手でした。


小さな身体で高校離れした鋭いスイングでチームを牽引していました。


この鋭いスイングから放たれる打球は軽々スタンドに到達したり、あっという間に内野の間を抜けていくようなチームを鼓舞するような打球を右へ左へ連発していました。


そして軽快な守備でも何度もチームの危機を救うなど、興南高校の全国制覇に大きく貢献した選手と言えるでしょう。


自慢の打棒は夏の大会で25打数14安打で打率.560を記録し、塁上を賑わせ続けました。


身体が大きな選手も近年目立ちますが、自分自身の身体を最大限に活かしてプレーをする国吉選手のような打者には魅了されてしまいます。


そんな国吉選手の現在は、高校卒業後、明治大学に進みましたが、なんと野球はしていません


父が税理士という影響もあり、公認会計士を目指すべく、勉強一本に絞ったそうです。


そして、見事明治大学3年時に合格率8.9%と言われるいた公認会計士の試験に見事合格。こんな難関を突破できたのは、野球で培ってきたものが大きかったと後に語っている姿が印象的でした。

大学卒業後は、東京の監査法人に就職。基本的には2年間の実務経験を積むことによって正式に公認会計士として登録されるようです。

そして、将来は「沖縄経済の活性化に貢献したい」と意欲を燃やしているようですよ。


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チームを牽引する切り込み隊長の系譜!2016夏の甲子園で注目の1番バッターは常葉菊川・栗原健選手!


注目選手 エース 4番 甲子園 史上最強 1番バッター


過去には偉大な一番打者が甲子園を賑わせていました。


2015年夏もオコエ瑠衣選手のようなタイプの一番打者が話題を集めていました。


そして2016年夏の甲子園にも注目の一番打者がいます。


それは、静岡県代表、常葉菊川の一番バッター栗原健選手です。


まさに彼には「恐怖の一番バッター」という言葉が良く似合います。


実は2015年夏…つまり栗原選手が2年時の時は4番バッターを務めていたのですが、チームメイトの成長によりチーム一の強打者が1番バッターに座るオーダーを組むことができるようになったのです。


高校通算48本を放つ長打力が魅力であり、その長打力は静岡県大会で長打率.714を記録するほどの圧倒的なものです。


やはり長打力に目が行きますが、50m5秒8の瞬足と、元投手の肩を活かした強肩と、まさに三拍子揃った選手です。


1番バッターの大暴れが夏の大会を制覇するのには重要です。


常葉菊川の飛躍と栗原選手の大暴れに注目したいと思います

機動力を手に入れた強豪を牽引する1番バッター!2016年夏を駆け抜けるか!?


注目選手 エース 4番 甲子園 史上最強 1番バッター


さらには、その常葉菊川高校と一回戦で激突する相手が、熊本代表・秀岳館高校。秀岳館の1番バッターにも注目です!


今年の秀岳館高校は持ち前の強打に加えて圧倒的な機動力を武器に甲子園に乗り込んできました。


その機動力の象徴とも言えるのが1番バッターの原田拓実選手だと言えます。


県大会ではなんと9個もの盗塁を成功させました。


まさに1番バッターらしい選手だと言えますが、その1番バッターらしい瞬足は全国でも群を抜いています。


一塁までわずか4.1秒で到達する瞬足は驚異です。


相手チームの内野手にとっては一瞬の隙をも与えることができないというプレッシャーを与えることができます。


驚異の瞬足で所狭しと甲子園を駆け回る姿に期待ができます。

1番バッターの姿と野球の変化


注目選手 エース 4番 甲子園 史上最強 1番バッター


今回は4番打者でもエースでもなく、1番バッターに注目してみました。


個人的には浅村栄斗選手や、2年時に1番を打っていた森友哉選手のような強打の1番バッターが近年増加傾向にあるように思います。


一昔前は細身の瞬足打者が1番バッターを務める場面を多く見ましたが、近年は瞬足に加えてパンチ力のある選手が1番バッターを務めることが多くなっています。


高校野球と言えばランナーが出れば即バントというイメージも現在では薄れつつあります。


そんな野球の変化を感じさせる1番バッター達の活躍に2016年は注目してみたいと思います。


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