巨人２０１６年のコーチが決定!そこに見る巨人の狙いとは?

高橋監督、そしてコーチ陣も正式に決まり２０１６年に向け、巨人軍が始動した。監督はじめ、コーチ陣の配置転換…そして入れ替えと大胆に変わって巨人のコーチングスタッフ。果たしてその狙いは何なのか？そして来シーズン優勝はありえそうなのか？…。

２０１６巨人コーチ陣発表

まずは正式に決まったコーチ陣の全貌をご覧いただきたい。

役職・名前・年齢・前職の順で明記。

一軍

監督　　　　　高橋由伸(40)選手兼任コーチ

ヘッドコーチ　村田真一(51)総合コーチ

投手コーチ　　尾花高夫(58)２軍投手コーチ

投手コーチ　　豊田　清(44)続投

打撃コーチ　　内田順三(68)２軍打撃コーチ

打撃コーチ　　江藤　智(45)２軍打撃コーチ

バッテリー　　村田善則(41)スコアラー

内野守備走塁　井端弘和(40)現役選手

外野守備走塁　大西崇之(44)続投

二軍

監督　　　　　齋藤雅樹(50)１軍投手コーチ

投手コーチ　　田畑一也(46)　　〃

投手コーチ　　木村龍治(45)続投

打撃コーチ　　井上真二(49)球団スカウト

打撃コーチ　　二岡智宏(39)解説者

バッテリー　　高田　誠(51)育成スタッフ

内野守備走塁　福王昭仁(51)育成コーチ

外野守備走塁　小関竜也(39)続投

三軍

監督　　　　　川相昌弘(51)ヘッドコーチ

投手コーチ　阿波野秀幸（51）２軍投手コーチ

打撃コーチ　　金城龍彦（39）現役選手

内野守備走塁　円谷英俊（31）振興部スタッフ

外野守備走塁　後藤孝志（46）２軍内野守備走塁

バッテリー　　秦　真司（53）１軍バッテリー

２、３軍
巡回打撃　　　田代富雄（61）E１軍打撃コーチ

という人選、配置になった。

この人選にした狙いは？

まず注目すべきは、１軍のコーチ陣だ。豊田コーチ、大西コーチを残し、全て入れ替えた。そして、今年２軍でコーチをしていた人たちをこぞって１軍コーチに昇格させた。特に注目なのは、１軍投手コーチに就く尾花コーチだ。尾花投手コーチといえば知っている方も多いと思うが、ヤクルトで『野村再生工場』と呼ばれた時があったのだが、知らない人のために簡単に説明させていただくと、埋もれていた投手たちを見事復活させたことによってこのような呼ばれ方になったわけだが、まさにその投手たちを現場で復活させたのが尾花コーチだ。

その後も、ダイエーで若田部、篠原、杉内、和田、新垣などなど、球界屈指の投手陣を作りあげ、今に繋がる強いダイエー（ソフトバンク）の投手陣の土台を作ってきたのも尾花コーチだ。

今年も巨人の２軍投手コーチとして勤めたわけだが、そんな巨人の２軍（イースタン・リーグ）でのチーム防御率はトップであった。もちろん選手層の厚い巨人なだけにいい選手も２軍にいるわけなので、コーチ一人の力ではないと思うが、それでも今までの実績を見る限り、来シーズン、尾花コーチの１軍での手腕は大きくものをいうだろう。

今シーズンチーム打率がセ・リーグで１番悪かった巨人なのだが、正直メンバーがあまり変わりそうにないので、来季も同じような数字になるのでは…との見方もできる。阿部、村田を始めとするレギュラークラスの選手たちの高齢化が進んでいるため、メンバーが同じようだと、著しくよくはならないような気がする。

やはり、来シーズンも投手力有りきでの戦いになりそうな気はする。

そのために投手力安定を図るための尾花１軍投手コーチ…となったのだろう。

そして、もう一つ挙げるとするならば、監督候補にも挙がっていた川相ヘッドを３軍監督に置き、若手の育成にさらに力を入れようとしていることだろう。

巨人の育成からは山口、松本など１軍で活躍している選手が多い。スカウトの目、コーチの指導によってうまくいった結果だろう。そんな第２の山口、松本を作るべく川相コーチがどんな選手を育ててくるのか見ものである。

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果たして優勝できるのか？

高橋監督がどうしても比べられてしまうのは、長嶋終身名誉監督の就任１年目だろう。長嶋監督も現役引退、即監督になったわけだが、１年目は最下位に沈んでいる。

今の巨人においても、今年の戦いを見る限り、高橋監督が就任１年目から優勝できそうか？と聞かれたら、正直難しいのではないかと思う。

しかも、去年のソフトバンクがそうだったが、秋山監督から工藤監督のように完璧に近いぐらい出来上がったチームを引き継いだのなら、今年みたいな結果になるかもしれないが、高橋監督の場合そうではない。原前監督が残してくれたものはあるものの、チームを立て直さなければならない。

そういう意味でも１年目から優勝は厳しいのではないだろうか。

ということでまとめ

コーチ陣も正式に決まり、来シーズンに向け動き出した巨人軍。高橋監督は選手からいきなり監督と難しい出発になると思いますが頑張ってもらいたいですね♪

特に参謀役になる村田ヘッドの影ながらの戦略がものをいってきそうですね♪

何かと不安が多い来季の巨人ですが、結果が全てのプロの世界ですので、何とか結果を残してもらいたいですね♪