巨人監督高橋由伸背番号を披露!その裏側で松井が監督を断った理由…

原前監督の退任から、怒涛の勢いで決まった高橋由伸監督。秋季キャンプで背番号を披露した。やはりこの男には『２４』がよく似合う。監督としてみる高橋由伸の『２４』は違った感じがして、新鮮に見えた方も多かったのではないだろうか。順風満帆に見える船出のようだが、ここにたどり着くまでには、いろいろなことがあったらしい…。今回はそんな激動の巨人軍監督就任劇に迫ってみることにしよう…。

巨人高橋監督誕生の裏側…

すでに秋季キャンプも始まり、怒涛の勢いで終わった監督就任劇の熱が冷めはじめてきている。ひと段落ついた今だからこそ、あの監督就任劇を改めて振り返ってみることにした…。

CSシリーズ、ヤクルトとの激闘の末、敗れた原監督が桃井会長に辞任の意思を伝えたのが、１７日の敗戦後のことである。そして、翌々日に当たる１９日に原監督は辞任会見を開いた。

さらに、高橋由伸選手に正式に監督の要請をしたのが、翌２０日のことである。

そして、

高橋由伸選手が、受諾の返事をしたのが３日後の２３日のことだった…。

なんと、原監督の正式に辞任を申し入れてから、高橋新監督が誕生するまで、実に６日間の出来事だった…。

高橋選手が正式に就任要請を受けた２０日の日、こんなことを言っている。「まだまだできるという思いはあるので、戸惑いはある…。」当然だろう。今シーズンは主に代打として活躍し、代打での打率も.395と、勝負強いバッティングはまだまだ健在だった…。

そして、この監督要請というのは本来、水面下で行われるものであって、今回のように公になるケースは珍しい。一部報道では、『球団の計算通りではなかったのか？…。』などということも囁かれている…。

そんな状態だっただけに、もし、仮に現役を続けたいとしていても、断りずらかった…ということはあっただろう。そして、高橋監督は、入団当初から球団に逆らえない事情があった…。
そのことに関してはこちらで詳しく説明しているのでご覧いただきたい。

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要するに選手を辞めさせられた…と言っても、言い過ぎではないということがわかるだろう…。

巨人の監督は松井だった！？

そもそも、巨人の次期監督には、この人しかいないだろうと読売側が熱望していた松井秀喜氏。どうやら、このことは間違いなさそうだ。

球団としても今シーズン限りで原監督が辞めそうだ。ということは薄々わかっていたのだろう。球団もシーズン途中から水面下で後任探しに本格的に着手していたという。その大本命が松井氏であったため、球団幹部は夏場に渡米して、直接松井氏に来季からの監督要請をしていたことがわかった。

しかし、松井氏はあっさりと断りを入れたという。

ここには、松井氏の指導者としても一流になりたいという気持ちが強く感じ取れる。なぜそのように感じるのかというと、松井氏はアメリカの指導者としてのスキルをしっかりと勉強してから、日本に帰ってきたいという思いがあるからなのだろう。

そもそも日本と、アメリカでは指導者になるシステムが大きく違う。日本は言い方は悪いが、客寄せのためにスーパースターだった選手を監督にしたがる傾向がある。それもコーチ経験もないのにいきなりだ。今シーズンもそのような経緯で監督が交代したチームが他にもある。あえて言うまでもないが、お分かりになるだろう。

そして、日本一２連覇したチームも同じである。確かに２連覇したのは立派である。しかし、はっきり言ってあのチームは出来上がっていたチームだ。そして脇を固めるコーチ陣がなんともしっかりとしていた。

だが、アメリカは違う。コーチになるにしても日本でいう３軍、２軍にあたる１A、AA、AAAなど段階を踏んでメジャーのコーチになってくるのが常識だ。もちろん球団によって多少の違いはあるが、日本のような監督就任の仕方はしない。そのため、メジャーの監督やコーチが必ずしも名選手でないのはこのためだろう。

誰がやっても難しい来季の巨人…

先ほども少し述べたが、今の巨人軍は、２連覇したようなどこかの出来上がっているチームとは訳が違う。誰がやっても勝てるほど、チームが出来上がっていない。というか、マンネリ化し、下降してきている状態だ。経験があると言っても１年コーチをやっただけの、しかも兼任コーチでほぼほぼ選手メインだった人間に務まるほど甘くはないだろう。

あのスーパースターだった長嶋茂雄選手でさえ、同じような境遇で監督になったが、就任１年目は最下位に沈んでいる。全く同じことが起これなければいいのだが…。

ということでまとめ

アメリカで本物の指導者のあり方を学んでいる松井氏。かたや球団幹部に、そしてメディアに叩き上げられ、選手まで引退させられた高橋監督…。

どちらが良くてどちらが悪い…ということはございません。ようは結果が全てのプロの世界ですからね♪

いろいろなところで揶揄されている高橋監督ですが、これが名誉ある巨人軍の監督の重責でしょうか♪

なんと言われようと結果が全て…これ以上のことはないでしょう♪