2016年の日本シリーズが野球ファンからの話題を釘付けにしています。
古くは「神様仏様稲尾様」と言うフレーズが残るほどになった1958年の日本シリーズや、記憶に新しいところでは「下剋上」とも言われた2010年のロッテの3位からの日本一達成など多くのドラマが生まれるのが日本シリーズです。
その中でも多くの野球ファンが耳にしたことがあると思いますが「江夏の21球」というフレーズです。
日本シリーズで絶体絶命のピンチからチームを救うまでの投球のことを指していますが、現代にもその「伝説の〇球」と語り継がれるような活躍をした投手がいます。
それは、ソフトバンクホークスに所属する「ピンチで頼れるサウスポー」森福允彦投手です。
かつてはSBM48と呼ばれたソフトバンクのブルペン陣の柱として活躍をしていた投手ですが、そんな森福允彦投手が2016年にFA権を取得しました。
森福允彦選手の年俸は1億円を超えていますが、なんとCランクの選手なのです。
FA宣言をすると予想されているのもありますが、獲得しても人的補償が発生しないので実はトップクラスに2016年のストーブリーグの中でも注目を集める存在なのです。
今回は争奪戦が予想される森福允彦投手の動向に注目したいと思います。
現在はワンポイントでの登板が多いですが、実力はまだまだ健在なのか?
早くも獲得に乗り出すと噂されている中日、巨人、阪神が移籍先の大本命なのか?様々な視点で迫ってみます。
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森福允彦投手がFA移籍するのは巨人?阪神?中日?すでに噂がある球団へ移籍か!?

いつの時代でもサウスポーの投手の需要は非常に高く、課題に挙げるチームは少なくありません。
そんな中で巨人、阪神、中日が早くも森福允彦投手の獲得に乗り出す可能性が報じられていますが、それぞれの球団のブルペン陣のサウスポーはどのような稼働状況だったのでしょうか?
巨人
投手 登板 防御率
山口鉄也 63 4.88
乾真大 2 0.00
公文克彦 12 3.86
投手 登板 防御率
山口鉄也 63 4.88
乾真大 2 0.00
公文克彦 12 3.86
阪神
投手 登板 防御率
榎田大樹 35 4.31
高橋聡文 54 3.76
島本浩也 23 3.65
投手 登板 防御率
榎田大樹 35 4.31
高橋聡文 54 3.76
島本浩也 23 3.65
中日
投手 登板 防御率
岡田俊哉 57 3.20
福敬登 27 4.78
岩瀬仁紀 15 6.10
投手 登板 防御率
岡田俊哉 57 3.20
福敬登 27 4.78
岩瀬仁紀 15 6.10
以上のような稼働状況になっていました。
三球団に共通して言えることは、信頼を置けるサウスポーがブルペンに控えていないという点でしょうか?
山口鉄也投手や岩瀬仁紀投手のような実績あるベテランも衰えが隠せないところまで達しており、全盛期の輝きを放つまでには至っていません。
一流の投手は相手の左右関係なく好投をしますが、ブルペン陣の状況を見ると巨人、阪神、中日の三球団がブルペン陣の強化のために森福允彦投手の獲得に乗り出すのも必然だと言えます。
Cランクなのに抜群の実績!森福允彦の過去の成績は!?

実は森福允彦投手はソフトバンクという高額年俸をもらっている選手が多いチームに所属しているのでCランクですが、推定年俸は今でも1億円を超えています。
もちろんその1億円を超える年俸は過去に積み重ねた抜群の実績があってこそのものです。
実はプロ入り以降、森福允彦投手は通算で384回もマウンドに登っており、通算防御率は2.45を記録しており、かなり優秀なセットアッパーとして活躍しているのです。
様々な方面で物議を醸しだしていましたが2011年、2012年シーズンには防御率一点台を記録するなど、まさに球界を代表するサウスポーとして活躍していたのです。
2016年もワンポイントとして起用される場面こそ目立ちましたが、50試合に登板して防御率は2.00を記録するなどどの球団にも欲しがられるサウスポーと言えるだけの成績を残しました。
これだけの選手が人的補償のリスクなしのCランクであれば争奪戦になるのも納得と言えます。
関連記事:陽岱鋼FAでソフトバンク!?巨人!?阪神!?年俸はFA宣言大予想!
森福允彦をFAで狙う球団は巨人、阪神、中日だけじゃない!?セ・リーグ他球団も興味!?

現在森福允彦投手の獲得に乗り出すと報道されているのは三球団ですが、セ・リーグ各球団は獲得に興味を示す可能性が非常に高いと予想しています。
それは横浜DeNAベイスターズに所属する筒香嘉智選手の存在が大きく影響しています。
かつて、日本を支えたスラッガー松井秀喜選手を覚えているファンは非常に多いと思いますが、その松井秀喜選手を苦しめ「松井キラー」の異名を持った遠山奬志投手のことを覚えていますでしょうか?
終盤の大事な局面で松井秀喜選手を抑えるために登板し、何度もチームの窮地を救い日本を代表するスラッガーを苦しめました。
現在、筒香嘉智選手も球界を代表する左のスラッガーにまで成長をしていますので「筒香キラー」としても起用するということも十分に考えられます。
というのも獲得の噂が上がっていない広島とヤクルトは筒香嘉智選手にかなり打ち込まれています。
ヤクルトに対して筒香嘉智選手は打率.338で本塁打10本、広島に対しては打率.359で本塁打は11本とかなり得意にしており、2017年以降は何としても対策を取らなければいけない選手だと言えます。
ワンポイントでの起用ばかりになっているのが森福允彦投手の不満になっている可能性が高いためワンポイント専任での起用と言うのはないと思いますが、重要なピンチを任せるために森福充彦投手に対してセ・リーグの球団が触手を伸ばす可能性は十分に考えられます。
争奪戦必死!CランクのFA選手森福允彦はどこでも欲しい存在!

いかがでしたでしょうか?FAでCランクに属する選手は出場機会になかなか恵まれずに新天地での躍動を狙って宣言する場合が多いです。
しかし、
そんな中でこれだけ実績十分の森福允彦投手程の存在がCランクで市場に出るとなればどの球団も欲しいのではないでしょうか?
「森福の11球」は今でも伝説ですが、あの場面が象徴しているようにピンチでこそ輝くのが森福允彦投手です。
2017年シーズンにどこの球団のユニフォームでしょうか?
争奪戦必死の森福允彦投手の動向に今後も注目です。
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