松坂世代 高校日本代表 現在
今季、中日ドラゴンズに移籍し、注目を集めている松坂大輔選手。
”松坂”と聞くと野球好きには次の単語も同時に頭に浮かぶのではないでしょうか。

そうです、「松坂世代」

言わずもがな、松坂世代とは松坂選手と同学年にあたる1980年4月2日から1981年4月1日までに生まれたプロ野球選手のことですね。

そうそうたる大物ばかりが集まったと言われていた松坂世代ですが、当時の松坂世代高校日本代表メンバーは、一際とんでもないメンバーで構成されていたのをご存知でしょうか?

ですが、その中には、その後思ったような活躍ができなかった選手も…。

そんな松坂世代の現在はどのようになのでしょうか?




★楽天をはじめ、様々なネットショッピングをする前に、こちらのサイトを経由するだけでポイントがジャンジャン貯まります♪
ポイントは現金に交換することも可能です♪


その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス


高校日本代表メンバーの現在!高校時代の成績は?

松坂大輔 2018 成績 予想
ではまずはじめに、当時の松坂世代の高校日本代表のメンバーを確認してみましょう。メンバーは以下のメンバーです。
合わせて、簡単ではありますが、高校時代の成績と現在についても紹介していきたいと思います。

松坂大輔投手(横浜高校/3年)

松坂世代 高校日本代表 現在
現・中日ドラゴンズ
高校通算59登板40勝1敗、防御率1.12を誇る「平成の怪物」。
甲子園では延長17回を投げ抜いたこともある。(250球)
3年次の夏の甲子園では59年振りのノーヒットノーランを達成した。

寺本四郎投手(明徳義塾/3年)

寺本四郎 明徳 松坂世代 高校日本代表 現在
元・千葉ロッテマリーンズ
現在、競馬関連会社を運営している。
2年次に春、3年次に春・夏の甲子園に出場し、準決勝で松坂選手を擁する横浜高校と対戦。サヨナラ負けを喫する。

久保康友投手(関大一/3年)

久保康友 関大一 現在 松坂世代 高校日本代表
元・横浜DeNAベイスターズ
昨季に戦力外通告を受け、現在は自由契約。現役続行の意志を示している。
3年次の春の甲子園にはエースとして出場し、準優勝を果たす。夏の甲子園ではベスト8入り。

上重聡投手(PL学園/3年)

上重聡投手 PL学園 松坂世代 高校日本代表 現在
現・日本テレビアナウンサー
3年次の春の甲子園で松坂選手を擁する横浜高校と準決勝で対戦し、敗北。夏の甲子園の準々決勝で再び横浜高校と対戦するも、延長17回の末、敗北。

杉内俊哉投手(鹿児島実/3年)

杉内俊哉 現在 松坂世代 高校日本代表
現・読売ジャイアンツ
県大会では47回2/3で64奪三振をマーク。「南国のドクターK」と呼ばれ、3年次の夏の甲子園では八戸工大一相手にノーヒットノーランを達成した。

村田修一投手(東福岡/3年)

村田修一 現在 松坂世代 高校日本代表
現・栃木ゴールデンブレーブス
3年次春・夏共に甲子園に出場。春の甲子園では松坂選手と3回戦で対戦。高校通算30本塁打をマーク、AAAアジア選手権では最優秀防御率(0.00)を記録した。

新垣渚投手(沖縄水産/3年)

新垣渚 現在 松坂世代 高校日本代表
元・東京ヤクルトスワローズ
現在は福岡ソフトバンクホークスジュニアチームの監督。
2年次には明治神宮大会で準優勝を果たし、3年次には春・夏共に甲子園出場を果たす。全国大会史上初の151km/hをマーク。

小山良男捕手(横浜/3年)

小山良男 現在 松坂世代 高校日本代表
元・中日ドラゴンズ
現在は中日ドラゴンズ編成部でスカウトを勤めている。
主将として松坂選手とバッテリーを組み、3年次は春・夏の甲子園共に優勝を果たした。

西本雅成捕手(関大一/3年)


現・不明
打力に優れ、チームの主軸を務めた。明治大に進学するも野球を続けたかは不明。

實松一成捕手(佐賀学園/3年)

實松一成 現在 松坂世代 高校日本代表
現・北海道日本ハムファイターズ
3年次は夏の甲子園に出場。高校通算39本塁打を記録し、高校屈指の捕手と称された。


田中勇吾内野手(京都成章/3年)

田中勇吾内野手 京都成章 現在 松坂世代 高校日本代表
現・株式会社デサント勤務
3年次は夏の甲子園に出場し、27打数9安打の活躍をみせた。

赤田将吾内野手(日南学園/3年)

赤田将吾内野手 日南学園 現在 松坂世代 高校日本代表
元・北海道日本ハムファイターズ
現在は埼玉西武ライオンズにて二軍打撃兼外野守備・走塁コーチを務めている。
1年次から4番を務めるもベンチを温めていることが多かったが、守備面で光るものがあった。高校通算49本塁打をマークしている。

古畑和彦内野手(PL学園/3年)

 古畑和彦内野手 PL学園 現在 松坂世代 高校日本代表
現・明治神宮外苑ゴルフ場勤務
3年次、春・夏共に甲子園に4番打者として出場。春の甲子園では毎試合ヒットを記録した。

東出輝裕内野手(敦賀気比/3年)

東出輝裕内野手 敦賀気比 高校日本代表 松坂世代 現在
元・広島東洋カープ
現在は一軍打撃コーチを務めている
2年次の夏の甲子園では二盗、三盗と俊足振りを発揮し、3年次には春・夏の甲子園に1番・投手として出場した。

吉本亮内野手(九州学院/3年)

吉本亮内野手(九州学院/3年) 現在 松坂世代 高校日本代表
元・東京ヤクルトスワローズ
現在は福岡ソフトバンクホークスにて三軍打撃コーチを務めている。
3年次に夏の甲子園に出場し、2打席連続本塁打を放った。高校通算66本塁打をマークし。鎮西高校との練習試合では5打席連続本塁打を記録した。

藤本敏也外野手(明徳義塾/3年)


現・不明
3年次の甲子園では先頭打者としてサイクル安打を記録した。

田中一徳外野手(PL学園/2年)

田中一徳 PL学園 現在 松坂世代 高校日本代表
元・横浜ベイスターズ、ヨーク・レボリューション(プロ野球独立リーグ・アトランティックリーグ)
現在は日本経済大学でコーチを務めている。
3年次の夏の甲子園で松坂大輔から4安打を記録。高校通算6本塁打だが、うち3本はランニングホームラン。

大島裕行外野手(埼玉栄/2年)

大島裕行外野手(埼玉栄/2年)現在 松坂世代 高校日本代表
元・埼玉西武ライオンズ
現在は埼玉西武ライオンズの編成部でスカウトを担当している。
3年次の夏の甲子園では新垣渚から逆転本塁打を放つ。歴代6位の高校通算86本塁打を記録し、埼玉の怪物と呼ばれた。



松坂世代の最強捕手は誰だったのか?

實松一成 松坂世代 最強捕手 
上記でもご紹介してきましたが、松坂世代で日本代表メンバーだった彼らは、後にそのほとんどがプロ野球の選手になっています。ですが、そんな松坂世代ですが、実はキャッチャーに目を向けて見ると、飛び抜けて凄かった選手が思い当たらない…というようなことが言われることがあります。

一体、誰が松坂世代最強の捕手だったのでしょうか?

結論から言うと、松坂世代最強の捕手は實松一成選手だったのではないでしょうか。
なぜなら、キャッチャーに欠かせない肩力とキャッチング、研修熱心でデータを基にしたリードが優れていたからです。

高校時代は3年次に夏の甲子園に出場し、惜しくも3回戦で敗れましたが、その後のアジアAAA選手権に出場し、優勝に貢献しました。強打者としても活躍し、高校通算39本塁打をマークするなど、高校屈指の捕手として称賛されています。

プロ入り後は、打撃面においては奮いませんでしたが、強肩のため盗塁阻止率は高く、インサイドワークに優れた捕手として、3年目からはスタメンマスクを被る機会が増えました。読売ジャイアンツにトレード移籍後は第3捕手として控え生活を強いられましたが、2011年には20試合と少ない出場機会ながらも打率.273と打撃面の向上を見せました。

真面目な性格で、本拠地でのデーゲームの日は午前7時には球場入りし、データ収集を行うなど、とても研究熱心で、投手の特徴を生かしたリードはとても定評があり、目立ちはしませんがチームを支える選手として、長くプロ野球で活躍しています。

また、今季からは日本ハムファイターズにて選手兼コーチとしてインサイドワークのコーチングを任されましたよね。

現役選手が減りつつある松坂世代の選手で、正捕手争いが激化している日本ハムファイターズにおいて選手としての活躍だけでなく若手捕手の育成を任されている實松選手。

結果論かもしれませんが、松坂世代としてプロ野球の世界に足を踏み入れ、ここまで長く活躍している事実を踏まえれば、彼こそが松坂世代最強捕手だったのではないでしょうか。



松坂世代高校日本代表だったのに活躍できなかったのは誰?

松坂世代 高校日本代表 現在
高校日本代表メンバー18人中13人がプロ入りを果たした松坂世代ですが、中には高校時代に輝かしい成績を残すも、プロ野球界に縁がなかった選手もいます。

西本雅成選手、藤本敏也選手は高校卒業後、それぞれ明治大学(西本)、拓殖大学(藤本)に進学しましたが、野球を続けたのかは不明です。

田中勇吾選手は関西大学に進学し、野球を続けるも一般企業に就職しました。しかし、野球に携わりたいという思いからスポーツウェアメーカー・デサントに転職し、現在もプロ野球界で活躍する松坂世代と交友があると言われています。

古畑和彦選手は強豪・亜細亜大学に進学し、野球を続けましたが、社会人野球界入りは叶わず、明治神宮外苑に就職しました。現在は社内の野球チームで軟式野球を続けているそうです。

上重聡選手は立教大学に進学し、野球を続け、無安打無得点試合を記録するなど活躍しましたが、日本テレビに入社しました。現在はアナウンサーとして名を挙げていますね。

上記5名の選手が、プロ入りが叶わず、野球界での活躍が目立たなかった選手ですが、上重選手がアナウンサーとして活躍しているように、全員が野球以外の様々な世界で活躍をしていることかと思います。

まとめ

以上、松坂世代の高校日本代表メンバーの現在と高校時代の成績、松坂世代の最強捕手、惜しくもプロ入りを果たせなかった選手についてまとめましたが、松坂世代には誰もが知っているような素晴らしい選手が多く存在します。そんな松坂世代も去就が注目されるような年齢になってしまいましたね。

代わってゴールデン世代といわれ、現在世間を賑わせているのが今季メジャーに挑戦した二刀流・大谷翔平選手を代表とする1994年世代。広島東洋カープで新4番を担う鈴木誠也選手やセ・リーグ新人王を獲得した中日ドラゴンズの京田陽太選手、ルーキーにして2桁勝利を挙げた横浜DeNAベイスターズの濱口遥大選手も、この「大谷世代」です。

各球団にて若手の躍進が期待されていますが、彼らもかつての「松坂世代」のように目覚ましい活躍を見せてくれるのではないでしょうか。