松坂大輔戦力外？or引退か？一時代を築いた松坂世代の現在は？

結局１年間、１軍登板がないまま２０１５年シーズンが終了した松坂大輔選手。来年投げられなければ引退…その前にソフトバンクから戦力外になるのか…。現在の状態はどうなのか？そして、松坂と同じく一時代を築いてきた『松坂世代』の現在はどうなっているのか？

松坂大輔は戦力外？引退？

日本シリーズを戦うソフトバンクホークスにおいて、今年一番と言っていいほどの注目を浴びて日本球界に復活した松坂大輔選手。

だが、結局１軍登板がないまま今シーズンが終わろうとしている。

現在の松坂は？というと…

８月下旬に肩の手術をし、９月に渡米し、単独で専門施設でリハビリに励んでいるとのこと。１月〜２月ごろまで予定されているらしいが、果たして本当に戻ってこれるのだろうか…。

実は、この肩の手術、報道では『内視鏡によるクリーニング手術』と、わりとあっさりと公表されていたが、正確には『右肩関節唇及び腱板クリーニング術』、『ベネット骨棘切除術』、『後方関節包解離術』と３つの手術を同時に行う複雑な手術をしていたという。

簡単に言えば、肩の関節を支える重要な部位の関節唇の全てが重症だったため、このような手術をしたというわけだ。

しかし、この「肩」の手術をして戻ってこれた選手は本当に少ない…。

現に、チームのエースと呼ばれていた元ヤクルトの伊藤智仁氏、元ソフトバンクの斉藤和巳氏などは、復活できないまま引退している…。

「肩」の手術に加えボストンレッドソックス時代に「肘」の手術をしている松坂選手…。
復活の道は限りなく険しいと言わざるを得ない状況だ…。

そもそも松坂は必要なのか…

１軍での登板…いや、１軍に登録すらされなかった松坂選手が国内FA権を取得したという。
本来、FAというのは１軍に登録されていた日数によって決まるものだが、今回の松坂の場合、怪我による特例措置というのがとられた為、取得できたという。

”FAに関してはこちらで詳しく解説しています”
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そもそもな話だが、今年ぶっちぎりでリーグ優勝したソフトバンクホークスにおいて、松坂選手は必要なのだろうか？…。

現在１２球団一とも言われる投手陣に松坂選手が割って入るだけの力が戻るのか…。疑問としか言いようがない。

更に追い討ちをかけるかのように、今オフ、和田選手の再獲得が噂されている。
和田選手と言えば、松坂と同じ歳で「松坂世代」の一人であるわけだが、今シーズン、メジャーリーグのシカゴ・カブスを退団となり、日本球界復帰が噂されている。

その和田選手がメジャーリーグ挑戦前に所属していたソフトバンクホークスが再獲得を検討している…と、いうことだ。

仮に、本当にそうなったとしたら、同じ先発投手なだけに、更に松坂選手の復帰は険しくなりそうだ…。

と、いうか…そうなったら戦力外もありえることかもしれない…。

現在の「松坂世代」はというと…

和田選手の話題が出てきたので、「松坂世代」についても少し触れておきたい。

”松坂世代とは…
１９８０年生まれで、甲子園春夏連覇した横浜高校の絶対的エース「松坂大輔」を中心に、その世代に才能あふれる選手が多かった為、そう呼ばれるようになった。”

最大でプロ野球に９４名いた松坂世代も現在、現役選手を続けているのは２６名。（独立リーグなども含む）

と、半数以下になっている…。

一時代を築いてきた「松坂世代」の選手たちが次々と引退している…。

１７年前、その中心にいた男…松坂大輔の引退も近いのだろうか…。

ということでまとめ

肩の手術をした松坂選手…。復帰までには、手術の傷が癒えるのに半年…。そこからキャッチボールを再開し、投手としての技術、筋肉、スタミナなどを手術前と同じように戻さなければなりません。そして、違和感が払拭されるまで最低でも一年は掛かる…。
と、言われています。

道は限りなく険しいですが、もう一度、日本で『平成の怪物・松坂大輔』の投球を見てみたいですね♪