
夏の甲子園の季節がやってきました。東海地区でも強豪校がひしめき合う、激戦区の三重県。
第98回全国高校野球選手権三重大会が、63チームが出場し7月15日に開幕します。
6月28日に組み合わせ抽選会が行われ、シード校を軸に4つのブロックに分かれ、甲子園の出場権をかけた激しい試合が予想されます。
シード校は、いなべ総合、海星、津田学園、三重の4校、各ブロックの組み合わせを分析し、どのチームが優勝に一番近いのかを予想してみました。
また、注目投手ではいなべ総合の渡辺啓五投手、宇治山田商の宮原大樹投手、注目打者は、津田学園の濱田大輔選手、海星の犬飼康太郎選手といったところです。
それでは今回は、高校野球三重大会2016夏の組み合わせ・日程や、注目選手などについて詳しく見ていきましょう。
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2016夏!高校野球三重大会の組み合わせを分析!
まずは、組み合わせ・日程から見ていきましょう。

三重県大会の昨年からの優勝校を見てみると、昨年夏の大会は津商、秋季大会は海星、春季大会はいなべ総合学園と、それぞれ優勝校が全て異なり、夏の大会もかなりの混戦が予想されます。
Aブロックの組み合わせは、春季大会の優勝校のいなべ総合が第一シードで、2回戦が初戦となります。その初戦の相手は、四日市西と紀南の勝者で、おそらく四日市西が勝ち上がると思われ、このブロックの最強の敵となりそうです。つまり、いなべ総合は組み合わせに恵まれたということです。初戦突破すれば、なんなくベスト4まで駒を進めることでしょう。
ただ、
初戦が1番難しいと言われるのが高校野球です。そういう意味では、初戦にこのブロックの1番力がある高校と大戦というのは、万が一…も考えられなくもありません。
いなべ総合は、まずは初戦をきっちりとれるのか…に注目をしておきたいところです。
Bブロックの組み合わせは、秋季大会の優勝校の海星が第四シードで、伊賀白鳳戦までは、無難に勝ち上がりそうで、無事勝利すればベスト4をかけた試合がどこになるか…という所です。
その対戦相手ですが、まさに激戦で、一回戦から、白子―四日市工、明野―松阪の組み合わせになっており、明野―松阪の勝者は、昨年夏の覇者・津商との対戦になっています。
おそらく、津商と海星がベスト4をかけての勝負…というのが1番順当に勝ち上がってきた時のパターンではないでしょうか。ただ、どうなるかはわかりません。ここは、強豪ひしめく激戦ブロック…と言っていいでしょう。
Cブロックの組み合わせは、春季大会に準優勝した津田学園が第二シードで、初戦は名張で問題なさそうですが、次の相手が甲子園の出場経験のある菰野と春季大会ベスト4の宇治山田商の勝者となり、準決勝戦でもおかしくないいくらいの好カードが予想されています。
このカードの勝者とベスト4をかけて戦うのは、近大高専、桑名北、伊勢のいずれかで、春季大会ベスト4の近大高専あたりだと思われます。ここもかなりの激戦ブロックの組み合わせとなっていますね。
Dブロックの組み合わせは、秋季大会に準優勝の三重が第三シードで、順当なら、二回戦・皇學館、三回戦・相可となり、気の抜けない試合が続き、ベスト4をかけた試合は、桑名工と宇治山田の勝者となりそうで、簡単には勝ち抜けない組み合わせとも言えそうです。
いろいろと予想をしてみましたが、やってみないとわからないのが、高校野球…。
さて、どのチームが甲子園の出場権を手にするのでしょうか?
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夏の三重大会2016、高校野球の注目選手は誰?スターとなる投手は?

今年の夏の三重大会の注目投手は、いなべ総合の2年生エース渡辺啓五投手。
最速142キロを誇り、ストレート、スライダー、カーブなどを、投げ分けマウンド度胸満点の投手です。中学時代にはボーイズ日本代表に選ばれるなど注目された選手で、甲子園でも堂々としたピッチングを見てみたい投手と言えそうです。

そしてもう一人は、宇治山田商の宮原大樹投手。
こちらも2年生で、186cmと恵まれた体から投げ下ろす最速143キロのストレートは威力充実、そのほか変化球の斬れも良い、すでにプロのスカウトも注目している投手です。組み合わせにより、初戦から全開でいかないと甲子園出場にたどり着かなそうですが、その剛腕で甲子園の切符を手にして欲しい投手のひとりです。
そのほか注目の投手は、海星の長田悠吾投手は変化球のコントロールで勝負、津田学園の後藤魁投手は夏に復活をかけている、三重の斉藤隼大はマウンド度胸があり強気の攻めが持ち味です。
夏の高校野球2016三重大会、バットで勝利をよびこむ注目選手は?

今年の夏の三重大会の注目打者は、津田学園の濱田大輔選手。
身長180cmを超え、50m5.8秒の俊足で、思い切りの良い打撃がセールスポイント。野球センスが抜群で、走攻守3拍子そろった選手で、主軸を打ち、勝利には彼の活躍無しでは考えらない注目選手です。

そしてもう一人は、海星のリードオフマンの犬飼康太郎選手。
小柄ながら、俊足巧打を誇り、チームに攻撃の流れをつくる選手で、守備範囲も広い外野手です。相手にとってはとても嫌な選手で、彼を塁に出すと一気に海星ペースになってしまいます。チームのキーマンとして、チームを勢いづける活躍を見せてほしいですね。
そのほか注目の打者は、いなべ総合の主砲・藤井亮磨選手、三重の北出敦也内野手は、ミート打法で逆方向にも鋭い打球を飛ばす好打者、津商の小河内健吾内野手は、昨夏の甲子園でも活躍したシャープな打撃が注目の選手です。
2016三重大会のまとめ
有力校の力が拮抗しており、どこが勝利するかわかりませんが、組み合わせから予想すると、第一シードのいなべ総合が断然有利といえるでしょう。
勝ち上がりに苦労しそうな他のシード校に比べ、組み合わせに恵まれ余力を残して準決勝を戦えます。
しかし、
油断すると、勝ち上がりでつまずくこともあるのが高校野球です。
混戦が予想される三重大会…最後に栄光を勝ち取るのはどこの高校でしょうか?
三重大会にも注目しておきましょう!
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ありがとっす