現在、日本中の各地で独立リーグが盛り上がりを見せています。
かつて四国アイランドリーグの発足から現在まで多くのプロ野球選手を輩出してきたのが独立リーグです。
つい先日、独立リーグ出身の選手がロッテの入団テストを受験し、その際に行われた紅白戦で大活躍を果たしました。
そして、
その活躍が評価され見事に支配下枠でのロッテへ入団することが決まりました。
その選手とは三家和真選手です。
他の独立リーグ出身の選手とは違う異色の経歴を持っているのが三家和真選手なのです。
実は育成選手としてかつてNPBの舞台でプレーをしていた経験があるのです。
2011年のドラフト会議で広島から育成4位で指名を受け、支配下選手になり将来のスターを目指すために日々厳しい練習に挑んでいたのですが、2013年オフに戦力外通告を受けてしまいBCリーグに戦いの舞台を移してました。
独立リーグの環境というのは決して恵まれたものではなく、さらにはプロ野球の育成選手としての給料も決して恵まれたものではありません。
まさに一度地獄を味わったとも言える三家和真選手は育成選手としてNPBの舞台に足を踏み入れてから現在までをどのように過ごしてきたのでしょうか?
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今回は三家和真選手に注目します。
BCリーグからロッテへ復帰の三家和真!経歴、年俸、プロフィールは?

前述の通り、三家和真選手はBCリーグを経由して日本球界への復帰を果たしました。
NPB在籍時も育成選手での契約だったため脚光を浴びた選手ではありませんでした。
三家和真選手はどんな選手なのでしょうか?
< 三家和真選手のプロフィール >
生年月日 1993年8月13日
身長 180cm
体重 80kg
投球/打席 右投/両打
ポジション 外野
経歴
・~2011年 市立和歌山高等学校 ⇒ 2011年ドラフトで広島から育成4位指名
・2012年~2013年 広島(育成契約)
・2014年 信濃グランセローズ
・2015年~2016年 石川ミリオンスターズ
生年月日 1993年8月13日
身長 180cm
体重 80kg
投球/打席 右投/両打
ポジション 外野
経歴
・~2011年 市立和歌山高等学校 ⇒ 2011年ドラフトで広島から育成4位指名
・2012年~2013年 広島(育成契約)
・2014年 信濃グランセローズ
・2015年~2016年 石川ミリオンスターズ
以上のような経歴で三家和真選手は野球人生を歩んできました。
出身の市立和歌山高等学校と言えば2015年セ・リーグ首位打者の川端慎吾選手や、ロッテで活躍する益田直也投手らが在籍していた高校です。
残念ながら在学中に甲子園への出場は叶いませんでしたが右打席、左打席ともに高い水準でスイングをできる能力とパンチ力のある打撃は一部のファンやスカウトからは高い評価を受けていた存在でした。
そういった潜在能力の高さもあり、広島から育成選手としてではありますが指名を受けることになったのです。
三家和真の成績は!?BCリーグ、広島時代の給料はどうだった?

独立リーグを経由してプロ野球の世界に飛び込む選手が近年増加していることもあり、独立リーグの存在は多くのファンに認知されています。
もちろんレベルの高い環境ではあるのですが、その反面社会人野球や学生野球と違い、給与面でかなり過酷な環境でもあるのです。
まず、BCリーグは各球団とも選手の上限が27人で年俸の総額も3,105万円までという規定があります。
その枠の中で査定に応じて10万円~40万円が毎月支払われます。
しかし、
プロ野球と異なり年俸が支払われるのはシーズン中の6ヶ月間のみなのです。
最も高給を受け取っている選手でも最大で240万円しか受け取れません。
なので、選手たちはBCリーグでプレーに専念できるわけもなくアルバイトもしなければ暮らしていけないほどの環境なのです。
さらに、三家和真選手は広島時代も育成選手としてのドラフト指名だったため、支配下指名選手のように数千万の契約金等はなく数百万円ほどの支度金が用意されていたのみでした。
育成選手は年俸も300万円前後という水準の球団が多く、三家和真選手もこれに近い待遇でプレーをしていたのです。
年俸数億円を受け取る選手がいる中、プロ野球の世界にも過酷な環境でプレーを続ける選手もいるということがよくわかります。
こういった環境でプレーをしていた三家和真選手は相当にハングリー精神が強いのではないかと感じます。
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三家和真はどんな選手!?BCリーグ時代の成績は!?

三家和真は前述の通りスイッチヒッターです。
しかし、
それだけでなく三家和真選手の武器は50m6秒ジャストの俊足と遠投110mの強肩を併せ持つ高い身体能力なのです。
実は内野を守っていた時期もあるのですが、BCリーグ時代から外野に専念してプレーをしていたのです。
そんな三家和真選手のBCリーグ時代の成績はどうだったのでしょうか?
< 三家和真選手のBCリーグ時代の成績 >
2014年 信濃グランセローズ
試合 打数 安打 打率 本塁打 打点
52 24 2 .083 0 2
2015年 石川ミリオンスターズ
試合 打数 安打 打率 本塁打 打点
63 224 49 .219 0 26
2016年 石川ミリオンスターズ
試合 打席 安打 打率 本塁打 打点
69 274 68 .248 5 26
2014年 信濃グランセローズ
試合 打数 安打 打率 本塁打 打点
52 24 2 .083 0 2
2015年 石川ミリオンスターズ
試合 打数 安打 打率 本塁打 打点
63 224 49 .219 0 26
2016年 石川ミリオンスターズ
試合 打席 安打 打率 本塁打 打点
69 274 68 .248 5 26
以上のような成績を残しています。
突出した成績ではありませんが、将来性と身体能力が評価された部分もあるのかもしれません。
しかし、それだけでなくロッテの入団テストに参加した際に一軍で先発を務める機会もある左腕のチェン・グァンユウ投手達から見事に2安打を放ち、惜しくもファールと判定されましたが、あわや満塁ホームランという打球も放っていたのです。
そういった勝負強い打撃がロッテの外野陣に刺激を与えることが出来ると判断されたのかもしれません。
ロッテの外野陣は角中勝也選手、岡田幸文選手、清田育弘選手を筆頭に有力な選手が多いですが、パンチ力のある打撃と武器の俊足・強肩は十分にこの外野陣に割って入る可能性を秘めていると感じます。
異色の経歴を持つ三家和真選手ですが、まだまだ大卒1年目の選手と同じ世代なので覚醒の可能性も十分に持っています。
歴代屈指の苦労人・三家和真!広島、BCリーグ時代を乗り越えてスターになれるか!?

今回は異色の経歴でNPBへの復帰を果たした三家和真選手に注目してみました。
改めてBCリーグの環境に注目してみると非常に過酷な環境であり、プロ野球選手を死ぬ気で目指すという覚悟がないとプレーを継続することが難しい環境だと感じました。
年末の時期になれば「プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達」が放映されて多くの野球ファンから注目を集めます。
三家和真選手は2016年に戦力外通告を受けたわけではありませんが、非常に注目が集まる存在だと思います。
リーグこそ違いますが独立リーグ出身の角中勝也選手も同じチームなのは大きいと思います。
角中勝也選手も独立リーグ時代は突出した成績を残していたわけではありませんが、二度の首位打者に輝くまでに大成功を収めているので三家和真選手もそれに続く可能性は十分にあります。
ロッテの外野陣は非常に強固ですが三家和真選手にも十分にチャンスがあると思います。
高い身体能力をどこまで活かせるでしょうか?
三家和真選手の戦いに今後も注目です!
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