阪神の福留孝介選手や西岡剛選手、ソフトバンクで怪我に苦しむ松坂大輔投手、メジャーでの大活躍を引っ提げて20億円の年俸を断り広島に復帰した黒田博樹投手。
かつてNPBで活躍した選手たちがメジャーリーグの舞台からNPBに復帰するという風景はあまり珍しいものではなくなりました。
しかし、
そんな風景の中でも一際異色の経歴でNPBへの復帰を果たした選手がいます。
単身で海を渡り再起を誓いマイナーリーグで己を磨き続け、2015年にメジャーデビューを果たした投手です。
それは、かつてNPBに所属していた経験もあり、先日日本ハムへの入団が決まった村田透投手です。
数多の苦難を乗り越えてNPBの世界に舞い戻ってきた村田透投手の野球人生に今回は注目してみたいと思います。
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元巨人のドラフト一位・村田透!日本時代の成績や年俸推移は!?プロフィールもご紹介!

今回NPBへの復帰が決まった村田透投手ですが、かつては黄金期の巨人からドラフト一位指名を受けるほどに大きな期待を背負っていた選手です。
大阪体育大学から巨人へ一位指名で入団したため、投球スタイルこそ違えど「上原二世」と期待をかけられていました。
しかし、2008年からキャリアをスタートさせるも一軍での登板機会がないままプロ入りからわずか三年後の2010年オフに戦力外通告を受けてしまいました。
なので一軍での登板機会がなかったためどういった投手、人物なのか知らないファンの方もたくさんいると思います。
日本時代の年俸推移とプロフィールを簡単に紹介したいと思います。
< 村田透投手のプロフィール >
生年月日 1985年5月20日
身長 183cm
体重 90kg
出身校 大阪体育大学浪商高等学校 ⇒ 大阪体育大学
球歴 2008年~2010年・巨人 ⇒ 2011年~2016年・インディアンス(マイナー含む) ⇒ 2017年~ 日本ハム
生年月日 1985年5月20日
身長 183cm
体重 90kg
出身校 大阪体育大学浪商高等学校 ⇒ 大阪体育大学
球歴 2008年~2010年・巨人 ⇒ 2011年~2016年・インディアンス(マイナー含む) ⇒ 2017年~ 日本ハム
< 村田透投手の年俸推移 >
2008年 1,200万円
2009年 840万円
2010年 960万円
~マイナー・メジャーを経由~
2017年 3,500万円
2008年 1,200万円
2009年 840万円
2010年 960万円
~マイナー・メジャーを経由~
2017年 3,500万円
以上のような推移になっています。
今回のNPB復帰に際しても多額の契約を勝ち取ったという訳ではありません。
さらに、マイナーリーグの年俸水準はAAAまで昇格したとしても月収20万円強といった水準のため、かなり過酷な環境で再起を目指していたということがわかります。
村田透が日本ハムで背負う背番号は!?巨人時代は何番を背負っていたの?

NPBに復帰した村田透投手ですが、背番号は何番を背負うことになるでしょうか?
巨人に入団した当初は36番を背負っていました。
これは当時巨人の指揮を執っていた原辰徳監督の「半分の番号(18)を目指して欲しい」という想いがあってのことだったようです。
しかし、2008年オフにM・中村投手が日本ハムから移籍してきたため背番号が46に変更されています。
そしてメジャーデビューを果たした時は61を背負っていました。
しかし、
背負ってきた番号は全て日本ハムでは埋まってしまっています。
無難に行くのであれば41や42が妥当かもしれません。
しかし、村田透投手の波乱万丈のキャリアを考えると、ありがちではありますが全てを失ってからの再起という意味も込めて0や00もあるのではないかと予想しています。
追記:
斎藤佑樹選手の背番号変更に伴い、村田透選手の背番号が決定いたしました。背番号の変更は以下の通りです。
斎藤佑樹選手:「18」→「1」
岡大海選手:「31」→「18」
村田透選手:「31」
以上のように変更となりました。
斎藤選手の背番号返還からの「1」も驚きましたが、その「18」を岡選手が背負うのもちょっと驚きです。個人的には、岡選手がそのまま「1」でもよかったような気もしなくもありませんが…。
斎藤佑樹選手の背番号変更に伴い、村田透選手の背番号が決定いたしました。背番号の変更は以下の通りです。
斎藤佑樹選手:「18」→「1」
岡大海選手:「31」→「18」
村田透選手:「31」
以上のように変更となりました。
斎藤選手の背番号返還からの「1」も驚きましたが、その「18」を岡選手が背負うのもちょっと驚きです。個人的には、岡選手がそのまま「1」でもよかったような気もしなくもありませんが…。
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村田透は日本ハムで活躍できる!?マイナーでの成績や投球スタイルから予想!

村田透投手は2011年からインディアンスでプレーを続けていました。
AAA通算での成績は以下の通りです。
試合 イニング 勝利 敗戦 防御率 WHIP
81(先発55) 373回1/3 29 15 3.88 1.27
81(先発55) 373回1/3 29 15 3.88 1.27
以上のような成績になっています。
通算でみると突出しているわけではありませんが、2015年にメジャーデビューを果たしたシーズンは15勝4敗で防御率2.90という素晴らしい成績を残したため、その成績を評価されてメジャーデビューが決まりました。
残念ながらメジャー昇格後に結果は残せなかったためメジャー定着とはなりませんでしたが、AAAの舞台で一シーズンの間結果を残し続けたということは十分な期待が持てそうです。
そして、一番気になる所だと思いますが村田透投手の投球についてです。
日本時代の投球を見たことがない方がほとんどだと思います。
まずストレートですが最速150km/hで投球割合も50%を超えており、村田透投手が投球の軸に据えている球種がストレートです。
そしてそこにスライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップ、フォークと多彩な変化球を持っています。
基本的に奪三振を多く奪う投球スタイルではありません。
AAAでも奪三振率はあまり高くなく、打たせて取るスタイルが村田透投手の投球です。
打たせて取るタイプとなればチームの守備力にかなり影響を受けますが、日本ハムはチームの守備指標が12球団でもトップクラスなので村田透投手にとって追い風とも言える環境です。
圧倒的なボールで相手をねじ伏せるスタイルではありませんが、根気強く投球することができれば村田透投手は活躍する可能性が非常に高いと思います。
怪我がなければ10勝前後は十分に期待できると予想しています。
【↓村田透投手の投球動画はコチラ↓】
https://www.youtube.com/watch?v=-4tBbrPphgg
NPBに復帰の村田透!苦難を乗り越えての日本ハムで活躍できるか!?

いかがでしたでしょうか?
今回はまさに「苦労人」という言葉が似合う村田透投手に注目してみました。
かつて巨人からドラフト一位指名を受ける程期待されていた選手ですが、結果を残すことが出来ずに僅か三年で戦力外通告を受けました。
それでも諦めずに海の向こうで結果を残しての復帰なので「リベンジ」というような想いもあるかもしれません。
海の向こうで培ったメンタルはかつての村田透投手から何段階も進化させているのだと思います。
2017年の日本ハムでどれだけ活躍できるでしょうか?
大谷翔平選手に注目が集まりますが、それに勝るとも劣らないほどの活躍を期待したいと思います。
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