日ハムを戦力外にならない斎藤佑樹…佐藤はクビなのになぜ!?

戦力外になった選手たちの最後の生き残りをかけて１０日にトライアウトが開催される。ここで拾われなければプロ野球界を去らなくてはならない…。そんな中、戦力外の噂が絶えない斎藤佑樹選手だが、今年もどうやら戦力外にはならずに済んだようだ…。その裏で、同じ球団にいながら１年目でクビになった選手もいる…。

やはり、噂されている斎藤佑樹選手と球団の間には、表には決して出ない密約が存在するのだろうか？…。

高卒１年目の佐藤は戦力外なのに…

斎藤佑樹選手が所属する北海道日本ハムファイターズで、高卒１年目の選手が戦力外通告を受けクビになった…。佐藤正尭（まさたか）選手だ。

佐藤選手は、高校時代ピッチャーやショートをやっており甲子園出場経験もある。プロに入ってからは肩の強さをかわれキャッチャーにコンバートされた。ちなみにそれまではキャッチャー経験が一度もなかったという。確かにドラフト９位と下位指名だったのだが、それにしても、入団１年目、しかもやったことのポジションにコンバートして、これから育てていこうとしていた選手だ。よほど、何か問題があったのだろう…。

それにしても不可解な戦力外になったわけだが、裏を返せば、いくら生え抜き選手を力を入れて育てていくことで有名な日本ハムでも、『切るときは切る』ということがわかったということだ。

しかし…

戦力外を噂されながら一向にクビにならない男がいる。斎藤佑樹選手だ。

普通なら斎藤佑樹も戦力外！？

確かに高校、大学と輝かしい成績を収めてきてはいるのだが、プロに入ってからは、鳴かず飛ばずの成績だ。怪我による影響がある…とは言われるものの、プロである以上、結果が全てである。その斎藤選手の今シーズンの成績は、１勝３敗　防御率5.74　だった。

昨年、一昨年と合わせても３勝しかしていないのだ…。先ほども言ったが、怪我があって投げられなかった時期があったことは確かだ。しかし、３年で３勝…となると、いささか、首になってもおかしくない数字である。

はっきり言って、斎藤選手以外の投手だったら、大半が首になったのではないか…と思う。

密かに噂される斎藤選手と、球団の間には”首にしない”…というような密約が本当に存在するのではないだろうか？…と思えてならない…。

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日ハムと斎藤佑樹の間に密約が存在か！？

正直、密約らしきものがあるのかどうかは、今の段階ではわからなかった。

しかし、球団は、戦力としてではなく、ビジネス的に残していることは間違いなさそうだ。どういうことかというと、ご存知かと思うが、斎藤選手は『ハンカチ王子』でフィーバーして以来、とてつもなく人気がある選手だ。

入団２年目に開幕投手に抜擢されたのだが、前年、圧倒的な数字を残したのかたいうと、６勝しか上げていない…。そんな投手を２年目に開幕投手に抜擢するなんて、どう考えても、客寄せ以外の何物でもない…。

日本ハムという球団は、大谷選手の二刀流しかり、話題を作るのがうまい球団だ。ビジネス的に利用できるうちは首を切らないつもりだろう。

今でこそ、入団当初より、斎藤フィーバーは言われなくなったが、それでもグッズ販売や、斎藤選手が投げる試合のチケットなどは売り上げがいいわけだ。球団としては、成績は残せなくても金になる選手である。

そのため、おそらく首にしないのだろう。普通の選手でこの程度の数字ならいくらドラ1であっても首になっているだろう…。

来シーズンも”先発で勝負したい”と言っていたのを聞くと、おそらく来シーズンも何試合かは先発するかと思う。

球団としては、『かつての人気者が崖っぷちに立たされ、もがき苦しみ、そこから復活を遂げた！』というようなシンデレラストーリー的なことになってくれれば、ラッキー！…というぐらいにしか思ってないんではないだろうか…。