プロ野球の世界には必ず戦力外になる選手が毎年現れます。
その戦力外には選手の境遇が考慮されることはありません。
チームに貢献できる選手かどうか?
更なる成長が期待できる選手かどうか?
そういった部分を評価し戦力外通告が発表をされます。
2016年、プロ野球生活5年目にして戦力外通告を受けた一人の若者がいます。
それは中日ドラゴンズの西川健太郎投手です。
西川健太郎投手は既婚者であり、12月に待望の第一子が誕生したばかりなのですが、志半ばで戦力外通告を受けてしまいました。
まだまだ若手と言える年齢ではありますが、他球団からのオファーはあったのでしょうか?
西川健太郎投手はどんな人生を選択したのでしょうか?
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元中日・西川健太郎の経歴は!?中学、高校時代は超有望選手だった?

残念ながら戦力外通告を受けてしまった西川健太郎投手ですが、どのような経歴でプロ野球の世界に飛び込んだのでしょうか?
< 西川健太郎投手のプロフィール! >
生年月日:1993年4月18日
身長/体重:184cm/74kg
投球/打席:右投/右打
■ 経歴
星稜中学 ⇒ 星稜高校 ⇒ 中日ドラゴンズ(2011年ドラフト2位指名)
生年月日:1993年4月18日
身長/体重:184cm/74kg
投球/打席:右投/右打
■ 経歴
星稜中学 ⇒ 星稜高校 ⇒ 中日ドラゴンズ(2011年ドラフト2位指名)
以上のような経歴でプロ野球の世界に西川健太郎投手は入ってきました。
星稜中学時代は軟式野球部に所属していたのですが西川健太郎投手は当時からすでに有望選手でした。
中学二年生の時には外野手メインで出場しチームの全国大会優勝に貢献し、中学三年生の頃には4番でエースとして出場しチームを全国制覇に導いたのです。
中学三年生の時点ですでに最速は135km/hを計測しており、星稜高校に進学してからもすぐに頭角を現し1年生の秋にはエースとしてチームを牽引していました。
最速140km/h後半を計測するストレートと完成されたフォームはプロ野球のスカウトからも高く評価されており、2011年の中日は高橋周平選手の交渉権を獲得できなかった場合は西川健太郎投手を一位指名するという報道もされていたほどでした。
星稜高校在学中には現楽天の釜田佳直投手擁する金沢高校に敗れてしまい甲子園に出場することは叶いませんでした。
しかし、
関係者から高く評価されていた通りの能力があり、高校時代にライバル関係にあった釜田佳直投手が早々に一軍デビューを飾ったのと同じく西川健太郎投手もプロ入り一年目の2012年に一軍デビューを果たすほどに期待を受けていたのです。
西川健太郎が中日時代に残した成績は!?年俸や契約金はどうだった!?

プロ入り前から高い期待を受けていた西川健太郎投手ですが、プロ入り後はどんな成績を残したのでしょうか?
また、まだまだ若い選手ではありますが年俸はどれだけ受け取っていたのでしょうか?
< 西川健太郎投手の通算成績! >

< 西川健太郎投手の年俸推移 >
2012年 660万円
2013年 700万円
2014年 770万円
2015年 580万円
2016年 580万円
2012年 660万円
2013年 700万円
2014年 770万円
2015年 580万円
2016年 580万円
以上のような成績を残してきました。
やはり2012年にプロ入り一年目からデビューを飾るということは非常に高い期待を受けていたことがわかります。
イニングは少ないですが防御率1.29は非常に素晴らしい数字です。
さらに2013年にはプロ入り二年目にして初勝利を挙げるなど、プロ野球選手としてはかなり順調な滑り出しを果たしました。
しかし、
期待された通りには成績を残すことが出来ず、2016年には二軍戦でも打ち込まれる場面が目立ち戦力外通告を受けてしまいました。
かつて首脳陣から高い期待を受けていた選手が一転して戦力外通告を受けてしまうことを考えると、やはりプロ野球の世界は競争が非常に激しい世界であると言えます。
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元中日・西川健太郎の進路は!?妻子を守るためにした選択は!?

西川健太郎投手はプロ野球の世界に残るため秋のトライアウトに参加しました。
トライアウトでは打者三人をノーヒットに抑える活躍を見せましたが、プロ野球の球団からはオファーがありませんでした。
近年、トライアウトでオファーがなかった選手が独立リーグなどに移籍して再起を目指す場面が目立ちますが西川健太郎投手はどうだったのでしょうか?
実は、
中日から打撃投手のポストを打診されたためそれを受け入れることにしたのだそうです。
現役を退くことにはなりますが野球に関わり続けることが可能になったのです。
打撃投手の年俸もおよそ500万円~1,000万円が相場と言われていますので現役時代の年俸と同じかそれ以上の待遇を受けることができます。
また、打撃投手にはスコアラーを兼任することも珍しくはありませんが、スコアラーとして結果を残せば球団の要職に就任できる可能性もあるため将来の自身のポジションということも考えることができます。
残念ながら現役選手としてのプレーを続けることはできませんでしたが、西川健太郎投手は妻子を守るためプロ野球の世界に残る道を選択したのです。
西川健太郎は中日の打撃投手へ!戦力外を受けるも野球に携わる!

今回は中日の打撃投手への就任が決まった西川健太郎投手に迫ってみました。
現役から退く選手は毎年現れますが違った形で球団に残ることが出来る選手、野球に携わり続けることが出来る選手というのはごく一部です。
西川健太郎投手も第一子が誕生したばかりということもありますが、家族を養えるだけでなく野球へ関わり続けることができるようになりました。
様々な進路を選択する選手がいますが、西川健太郎投手は若くして職を失うことなく生活ができることが決まりました。
今後は選手としてではなく、裏方としてチームを支える西川健太郎投手の第二の人生の選択にエールを送りたいと思います。
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