大阪桐蔭高校といえば、北海道日本ハムファイターズの中田翔選手や埼玉西武ライオンズの浅村栄斗選手、阪神タイガースの藤浪晋太郎選手など、多くの名立たるプロ野球選手を輩出した大阪屈指の野球強豪校ですよね。
2017年の春の選抜大会でも優勝を果たし、合計で春に9度、夏に9度の甲子園出場経験を誇ります。
そんな大阪桐蔭高校野球部に憧れる野球少年も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は「大阪桐蔭高校野球部にはどうしたら入れるの?
」という疑問にお答えしていこうと思います。
大阪桐蔭野球部の偏差値は?

まず気になるのは偏差値ですよね。大阪桐蔭高校はどのくらいなのでしょうか?
調べたところによると、2018年度の偏差値は41から69と言われていますが、コースによって異なるようです。
…というのも、大阪桐蔭高校は「Ⅰ類」「Ⅱ類」「Ⅲ類」と三つのコースに分かれています。Ⅰ類は東大や京大などの最難関国立大学を目指すコース、Ⅱ類は難関国公立大学を目指すコース、Ⅲ類は体育・芸術コースで部活動を通じて有名大学を目指すコースです。
ここからもわかる通り、野球部に入るとなると基本的にはⅢ類になってきます。そして、Ⅲ類の偏差値は先ほどお伝えしたように「41」ぐらいと言われていますが、あくまでも名目上のものであり、学力よりもスポーツや芸術面での実力が重視されているようです。
これは、野球強豪校によくあることですが(特に私立高校には多いですね^^;)大阪桐蔭高校に入りたい!ということであれば、正直、入試に関してはあまり勉強面での心配はいらないでしょう。それよりも、野球がどうか…というところが決め手になりそうです。
大阪桐蔭野球部の入部条件、入部方法は?

では、そんな大阪桐蔭高校の野球部に入るのにはどうすれば良いのでしょうか?
まず、野球部の入部条件としては、Ⅲ類コースに入学する必要があります。そして、基本的にはⅠ類、Ⅱ類コースからは野球部に入部できないので、注意が必要です。
入試の際には筆記試験もあるようですが、あくまでも形式上のものであり、入部方法としては、まず推薦入試で入学することになります。つまり、西谷監督からのスカウトが絶対…ということですね!
なので、事前に野球の実力をチェック、評価されることが必要になります。
中学校の野球部やボーイズ、シニアチームで人一倍活躍し、注目してもらうことが合格への近道というか、方法です。日本の高校野球の中でも、御存知の通り屈指の強豪校なので、全国大会出場や中学生日本代表などの活躍が必要になるでしょう。
大阪桐蔭野球部は一般入部で入れるの?
ちなみにですが、もし仮に勉学の方で「Ⅰ類」「Ⅱ類」の入試を受け、大阪桐蔭に入学した場合、野球部に一般入部として入ることはできるのでしょうか?こちらに関してですが、結論から言うと、大阪桐蔭の野球部は原則一般入部で入部することはできません。
野球部に入るには、前述した通り推薦入試で「Ⅲ類」に入る必要があり、「Ⅲ類」に入る=野球部に入るには、声をかけてもらう他、方法はないようです。ちなみに言うと、甲子園でもそこそこ名の知れている?静岡高校のような県立高校は、ごく一部ですが一般入部で入っている部員もいます。
このような高校もあるわけですが、超強豪校の大阪桐蔭には一般入部という選択は残念ながらないようですね。
大阪桐蔭野球部の部員数はどれぐらい?

ところで、一般入部でも入ることができない大阪桐蔭野球部ですが、実際に野球部に入れる部員数はどれぐらいになっているのでしょうか?
調べたところによると、大阪桐蔭野球部には毎年20名前後が入部しており、2017年度の部員数は63名となっています。ただ、全国各地から集めている?集まってくる?イメージがあるかもしれませんが、県外からの入部生の大半は近畿地方出身の生徒が占めているようですね。
1学年20名前後というと強豪校としては少ないような気もしますが、どうなんでしょうか。
例えば、仙台育英高校も強豪校として有名ですが、100名近い部員数なんてこともよく耳にします。一方、こちらも全国的に有名な智弁和歌山高校や智辯学園などは、毎年10名前後しか取らない…なんてことも聞いたことがあります。
もちろん、その高校の方針がありますので一概には言い切れませんが、このように比較すると大阪桐蔭高校は標準的な部員数となっているのかもしれません。
大阪桐蔭野球部の部費、学費は高い!?
では、もし仮に大阪桐蔭からスカウトなどがきたら、考えてしまうのが「学費」のことではないでしょうか。野球強豪校ということもあり、「学費高そうだなぁ〜」なんてイメージを持っているかもしれません。こちらも調べたところによると、1年時は合計約107万円、2・3年時は合計約87万円ぐらいとなっているようです。さすがは私立高校!!やっぱり結構かかりますね^^;
ちなみに、大阪府の公立高校の3年間の学費が約36万円程と言われているので、約10倍の学費が必要になることになります。
更に野球部は寮生活なので月間約10万円の寮費・部費を支払う必要があるようです。…ということは、3年間で約700万円ほどの部費・学費がかかってくることになるんですね^^;
こうなると、本人の意志だけでなく、親御様をはじめ周りの協力、理解も必要になるのではないかと思います。
…とは言え、私立校のため学費全額免除、半額免除などもあるようです。このあたりはどういうふうに決まっているのか定かではありませんが、有望選手であればあるほど、手厚い待遇で入学・入部できるみたいですね。
大阪桐蔭野球部の偏差値・入部条件や学費|まとめ

大阪桐蔭高校野球部の偏差値、入部条件・方法、学費、部費を紹介致しましたが、野球部員は「一球同心」を部訓に全国制覇を目指して日々練習に打ち込んでいます。
日々の練習や寮生活は決して甘いものではないでしょう。
練習は週7日。授業が終わったら22時まで練習、日曜日も朝9時から練習です。上下関係も厳しく、携帯電話の使用はもちろん禁止。コンビニに行ける日も月に一度と決まっており、使える金額も決まっているようです。(オーバーしたら五厘頭だとか…)
寮生活は同学年の3人部屋で、寮と練習場は電波の届かない山奥にあり、クモやアライグマも出てくる…なんて噂もあります^^;
家族ともなかなか連絡を取ることができない、かなり厳しい生活を強いられることになるので、スカウトされても入部に反対される親御様も実際にいらっしゃるそうですよ。
ちなみに、西谷監督が注目した子の自宅には直々に何度も面談に伺うこともあるのだとか。
お金の面だけでなく、精神面に関しても親御様の理解と協力が必要になるようですね。ですが、厳しさを乗り越えたらプロ野球選手も夢ではないかもしれません!
さすがは強豪校!さすがは大阪桐蔭高校野球部!…という感じですが、入部を目指すことも、夢を叶えるための第一歩になるのではないでしょうか。少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。