2017年の読売ジャイアンツは,シーズン4位と低迷し、初めてクライマックスシリーズに出場出来ない事態に。
そんな読売ジャイアンツの2017年シーズンを振り返ってみると、特にリリーフ陣が固定できず40試合以上を登板したリリーフ投手がカミネロ選手、マシソン選手、西村選手の3名のみでした。
特に、2015年、2016年に守護神を務め、2016年には最多セーブのタイトルを獲得した沢村拓一選手の離脱が大きく響いた結果となってしまいましたね。
今回は、そんな読売ジャイアンツの沢村拓一選手の年俸予想と現在の怪我の状況について迫りたいと思います。
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沢村拓一の2018年の年俸予想は?

ずばり、年俸予想はダウン提示無しの1億円5000万円です。
2016年は63試合に登板し、6勝4敗37セーブ、防御率2.66という好成績で最多セーブのタイトルを獲得。1億円だった年俸は2017年に5000万円UPの1億5000万円となっています。
しかし、2017年の登板については0…と戦線離脱から復帰することが出来ませんでした。
この為通常であれば年俸の大幅ダウンとなります。
しかし、今シーズンの沢村拓一選手が長期の離脱をしてしまった原因はどうやら球団側にある…と言われていますよね。
2月のキャンプで肩に違和感を覚えた沢村拓一選手は球団トレーナーから鍼治療を受け、その後の3月4日のオープン戦に出場し、初球に相手打者への頭部死球により退場…。
ちなみに、この時の沢村拓一選手は、なぜあんなところへボールが行ったのかわからなかったそうです。
この現象が「長胸神経まひ」という症状でした。
では、なぜ「長胸神経まひ」になってしまったのか?
実は2月のキャンプに実施したトレーナーによる鍼治療が「長胸神経まひ」の原因だったことが球団から発表されています。これにより、球団側から沢村拓一選手へ謝罪するという事態になりましたよね。
このような背景がありますので、今回の離脱は沢村拓一選手自身の問題ではなく、球団が非を認め謝罪をしているほどなので、減額処置は出来ないのではないか…というところから、2018年の年俸も現状維持が妥当ではないか…という感じです。
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沢村拓一の現在の状態は?

現在の状態はというと、回復に向かっているそうで、来シーズンの春季キャンプには間に合うと言われています。
では、沢村拓一選手の離脱の原因となった「長胸神経まひ」とは、一体どういった症状だったのでしょうか。
「長胸神経まひ」とは、リュックサックを担ぐことで起こることもあるそうで、通称リュックサック麻痺とも言われています。
長胸神経とは、腕の付け根から脇腹あたりの神経のことを言いますが、「長胸神経まひ」は、肩関節の屈曲や腕を外に回す運動に障害を受けるそうで、手があがらなくなってしまうこともあるようです。
また、治療方法については、ストレッチ、マッサージ、関節可動域訓練などがあるそうですよ。
もちろん、自然治癒することもあるそうで、一般的に外傷性の神経断裂がなければ2~3ヶ月、遅くとも6ヶ月程度で自然治癒してくるとされています。
ちなみに、沢村選手に関しては、球団ゼネラルマネージャーの鹿取義隆さんが「順調に回復し、かなり良くなってきているので、投げながら筋力を付けていくことになる」とコメントしています。
8月からは二軍戦で数試合実践登板も出来ていますし、最速152km/hも記録しています。
以上のことから、沢村拓一選手は来シーズンの春季キャンプには間に合うと思いますし、十分復活する余地はありそうです。
来シーズンは守護神復帰か!?

今シーズンは不運に見舞われた沢村拓一選手。
一部報道では頭部死球による精神的なものからくるイップスで苦しんでいると言われていましたよね。ですが、実際には鍼治療による「長胸神経まひ」と、報道とはだいぶ違った内容でした。
治療のミスということもありますが、2017年は結果的に登板0となってしまって一番悔しかったのは沢村拓一選手本人でしょう!
来シーズンは万全な状態で復帰して、また守護神として活躍する姿が見たいですね!
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