2017年もペナントレース全日程が終了し、クライマックスシリーズで盛り上がっていますね。その後には日本シリーズと熱い試合が続きます。そして、日本シリーズの前にはプロ野球界にとって非常に重要なイベントがあります。
それはドラフト会議です!
2017年ドラフト会議は10月26日(木)の17時から開始となりますが、過去にも数々の名場面を排出してきたドラフト会議。今年はどんな選手が指名されるのでしょうか?
今回は2017年ドラフト会議で指名される可能性が高い、石川翔選手に迫りたいと思います。No.1高校生投手と言われている石川翔選選手の出身中学や特徴についてまとめてみました。
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No.1高校生投手!青藍泰斗・石川翔とは?
石川翔選手は、1999年12月14日生まれ、青藍泰斗高校エースの右投左打の投手です。高校野球ファンの方なら知っていると思いますが、よく「青藍泰斗高校ってなんて読むの?読み方は?」ということを聞かれたりしますが、青藍泰斗高校は”せいらんたいと”高校と読みます。変わった名前の高校ですが、栃木県内では強豪校として有名な高校です。石川翔選手の特徴はと言うと、身長179cm、体重82kgとバランスの良い体格から肩肘の柔らかさを生かして上から投げる、いわゆるオーバースローの本格派右腕の投手ですね。
ちなみに、2017年の夏の栃木予選の動画があるので、ご存じない方は参考にしてみて下さい。
常時145km/h前後の伸びのある速球を武器にしており、高校3年生の夏には最速151km/hを記録しています。変化球は、スライダーを武器にしており、青藍泰斗高校の宇賀神監督も絶賛する縦のスライダーはプロでも即通用すると言われている程の切れ味です。
「これぞ本格派!」という投球スタイルで高校3年生夏の地区予選では奪三振率12.23と驚異的な数値を叩き出しています。
登板時以外には外野手を守ることもあり、4番打者として出場するなど打者としての能力も高いことがわかります。さらに遠投110mと強肩で、50m走6秒1と高い走力も兼ね備えた選手です。
身体能力が高く野球センス抜群であることがわかりますね!
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石川翔の出身中学と高校での成績は?

石川翔選手は、日本人の父とフィリピン人の母を持つハーフで、北野小学校2年生の時から硬式野球チームの東板橋リトルで外野手として野球を始め、投手になったのは5年生の時です。小学校から硬式野球とは凄いですね!
赤塚第一中学校でも引き続き硬式野球チームの板橋シニアに所属し、外野手兼投手でした。中学校の時には最速137km/hを出していたそうですが、制球が悪く外野手兼任だったそうです。中学生で、137km/hの選手が外野手を兼任するほどですから、レベルが高いチームだったのでしょう。
青藍泰斗高校に入学してからも制球難の影響で外野手でした。2年生の春から背番号8で中堅手のレギュラー兼投手として栃木大会準優勝に貢献しています。
2年生の夏は3回戦敗退と結果が出ませんでしたが、秋の大会ではベスト4入り。その後のオフのトレーニングで体つくりを進め、翌年の春には148km/hを計測し、プロのスカウトから注目される存在になりました。
3年生の春の大会は怪我のため登板は無く、夏の大会でも大会直前に捻挫をしてしまう事態でした。それでも準々決勝で最速151km/hをマークするなど潜在能力の高さを見せてくれました。結果はこの年の優勝校・作新学院に負けベスト4止まりという成績に終わっています。
春に怪我して投げられない状態で、さらに夏の大会直前に捻挫していたにも関わらず、この投球が出来るのとは普通考えられませんよね。そう考えると、本調子の石川翔選選手の能力はまだまだこんなものではないとも言えますし、身体能力を考えればこれからの伸びしろが楽しみな選手の一人と言えそうです。
ドラフト指名球団は?石川翔の獲得球団はどこか予想!

今年のドラフトは清宮幸太郎選手、中村奨成選手、安田尚憲選手をはじめとした「高校生野手」の年と言われています。しかし、石川翔選選手の潜在能力の高さから、上位指名する球団もありそうですね。
中日ドラゴンズが外れ1位で指名する噂も出ていますが、どの球団スカウトも非常に良い評価をしています。
特にロッテマリーンズのスカウトは「ダルビッシュ選手や大谷選手に近い。将来はあと10km/h速くなりそう」と非常に高い評価です。もしかすると、隠し玉で単独1位指名なんかもあるかもしれませんね。
運命のドラフト会議は10月26日(木)です。石川翔選手の去就に注目です!
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