いよいよ立春も過ぎ、春が近くなりはじめました。
2月1日からはプロ野球もキャンプインがとなり、春を感じると野球の季節だなと感じる方も多くいると思います。
1月27日に選抜高校野球の出場校も決定しました。
まず今年の出場校を紹介します。
関連記事:高校野球2017春の選抜!清宮以外の注目選手は!?
選抜高校野球 2017 出場校一覧

今年の出場校の一覧をみると、一つの都府県で、2校で出場しているケースが例年に比べて目立つ感じがしました。
選抜なので決まりはないですが、秋季大会でそれだけ成果を残したということにはなります。九州(8県・沖縄県含む)においては 4校出場で、福岡・熊本で2 校ずつの出場ですから特に目立ちました。
また 21世紀枠も定番化し、どこまで健闘できるか楽しみですね。
そして、気になる組み合わせ抽選会ですが、
選抜大会の抽選日は3月10日です。
ここで一足早いですが、「こんな組み合わせになったら面白いだろうなぁ〜」という組み合わせを予想してみたいと思います。
① 履正社(大阪) - 早稲田実(東京)

なんといっても昨年秋の明治神宮大会での決勝戦を戦ったチーム同士です。
東西の横綱と言っても良いでしょう。明治神宮対価のスコアは 11-6 で履正社が勝利し神宮大会を制しました。
やはり強打を誇る両チームの点の取り合いとなりましたね。
この時点での試合は投手力に差があったとも言えます。
履正社は右腕の竹田・田中、左腕松井の3枚看板が安定していました。打者ではスラッガー安田を軸に得点力の高い打力を武器にしています。
一方、早稲田実は右腕の服部・中川、左腕の赤嶺・石井と駒は揃っているもののまだまだ成長段階でエース争いにしのぎをけずっている状況でした。打力に関しては主将で高校通算78号のホームランを放っている清宮と野村を軸に1、2番が出塁することにより高い攻撃力があります。
攻撃面においては両校大きな差はないのですが、早稲田実の投手力がどこまで仕上がってきているのか?…というところが注目ポイントとなりそうです。
秋の屈辱をはらす気持で練習に取り組んできていると思いますので、一冬を超えた両チームの対戦は好勝負が期待できる対戦です。
是非、実現してほしい対戦ですね!
② 大阪桐蔭(大阪) - 早稲田実(東京)

西の横綱といえばもう1校忘れてはいけない、大阪の大阪桐蔭です。
言わずと知れた甲子園の常連校ですよね。
しかも今年はとても楽しみなことに2年生(現1年生)に逸材が揃っています。根尾(野手・投手)、中川(野手)、藤原(野手)など他にも全国からの逸材が入部しています。
昨年の秋季大会では準決勝で敗れてしまいましたが3位決定戦で勝利し、近畿大会に出場しています。準決勝で神戸国際大付に敗れたものの選抜出場を果たしました。
2年生(現1年生)に目が移りがちですが、さすが甲子園常連校だけあり、層の厚いチームに仕上がっていまると言えるでしょう。
このチームが東の横綱早稲田実と、どのような対戦を繰り広げるのか…というのも是非、見てみたい組み合わせですよね。
関連記事:高校野球2017春の選抜!21世紀枠の基準は?注目校はここ!?
③ 東海大福岡(福岡) - 東海大市原望洋(千葉)

そして、最後はこちら。
甲子園では名のある強豪校同士の対戦に注目が集まりますが、もう一つの楽しみが”同じ系列学校同士の戦い”も見ものではないでしょうか?
甲子園出場校が出揃うと春、夏ともにこの辺りも見てしまう人もいますよね?
東海大系列は全国区で、しかも野球のレベルの高い学校が多いのですが、実は意外に甲子園での対戦があまりありません。
ちなみに、前回対戦したのは1983年(昭和58年)夏の1回戦で、34年前になります。大分昔ですね。
対戦チームは東海大一(静岡)対東海大二(熊本)で、試合結果は13対 で東海大一(静岡)が勝利しています。余談ですが、現在は両校ともに東海大一が東海大工と合併し「東海大翔洋」、東海大二が「東海大熊本星翔」に校名が変更しています。
前置きが少し長くなりましたが、東海大福岡(福岡) 、東海大市原望洋(千葉)、両チームともに秋の大会での活躍は素晴らしいものがありました。
東海大福岡(福岡)はエース安田を中心に守りからリズムを作り、粘り強く最後まであきらめず戦うチームです。秋季九州地区大会では2回戦から登場、全て1点差で勝利しました。
準々決勝のれいめい(鹿児島)戦では7回を終わり4対1の劣勢でしたが、8回、9回で2点ずつ得点し、劇的なサヨナラ勝ちで勝利をもぎとりました。決勝では同県の福岡大大濠に敗れたものの、この対戦も1点差での敗戦となっており、力は十分にあるチームと言えそうです。
一方、東海大市原望洋(千葉)はエースで4番の金久保が中心です。
投げてはMAX147km、コンビネーションよく変化球を投げ込みます。ドラフトでも注目が集まりそうな将来が楽しみな投手の一人です。秋季関東地区大会でもその存在をみせて準優勝を勝ちとり選抜出場を果たしました。
あの伝統ある東海のタテジマのユニフォームが甲子園を埋め尽くすのも野球ファンとしては見てみたいですよね。
系列学校ということだけでなく、ともに秋季地区大会準優勝チーム同士の実力校の対戦というのも、実現すれば面白い対戦となりそうです。
まとめ

…ということで、「こんな組み合わせになったら面白いだろうな〜」というのを独断で予想してみました。
横綱同士と呼ばれる対戦はもちろん楽しみな戦いですが、トーナメント戦なので当然1回の負けも許されません。同じ高校生同士が戦うわけですからどのチームにもチャンスはあります。
最後あきらめない熱い戦いを期待したいですね!
今年はWBCもあり、始めからエンジン全開で野球シーズンが開幕しそうです。
もちろん、選抜2017の方も見逃さず、楽しんでいきましょう!
それでは最後までご覧頂きありがとうございました。
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