夏の全国甲子園大会出場の予選をかねた、第98回全国高校野球選手権静岡大会が、7月9日から県内112校の参加のもと開催されます。


春の東海大会を制した常葉橘をはじめ、日大三島、静岡、東海大静岡翔洋の4強シード校に、三島南、掛川西、浜松修学舎、静清の8強シード校を加え、各ブロックではシード校を中心に激戦が予選されます。


その中で、プロ野球のスカウトが視察に訪れるなど、すでに注目を集めている選手がいます。


今回は、静岡大会でプロ野球のドラフト候補といわれている注目選手をピックアップしてみました。

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2016静岡大会の組み合わせや日程


7月9日より開幕する静岡大会。

まずは、組み合わせや日程を確認してみましょう。


高校野球 静岡大会 2016 夏 組み合わせ 日程



2016年夏の注目校は、春の東海大会を制した常葉橘高校でしょう。


昨年からレギュラーだったエースの谷脇亮介投手を始め、東海大会決勝でも勝利を呼び込む殊勲打を放った山野翔太郎選手など多くの選手が残っています。


春の東海大会でも3試合連続での逆転勝ちを収めるなど、着実に力をつけてきている印象です。


特に春の東海大会では、エースの谷脇亮介投手の登板を減らし、控え投手陣に登板機会を与え経験を積ませるなど、夏の戦いを見据えてチーム力もさらに上がっているようです。


そして、


もう1校。


昨年、夏の甲子園まで3季連続で甲子園出場を果たしている静岡高校


昨夏U-18日本代表でも正捕手を務め、今年ドラフト4位で楽天に入団した堀内謙伍選手を始め、昨年の強力打線を組んでいた先輩方が抜け、戦力的には見劣りするところはありますが、1年生の春からレギュラーとして甲子園に3季連続で出場を果たしているプロ注目の好打者・鈴木将平選手、そして、昨年2年時からエースとして活躍をしている村木文哉投手と、今年も十分甲子園を狙える力はあるでしょう。


ただ、


問題は、組み合わせ。


シード校は初戦が1番難しい…とよく言われますが、そんな静岡高校の初戦は順当にいけば、藤枝明誠高等学校ということになります。


後ほどご説明しますが、藤枝明誠高等学校にもプロ注目の伊藤翼咲選手がいるなど、ノーシード校ながら侮れないチームです。


静岡高校は、初戦をすんなりスタートできるかがカギとなりそうです。


その点、組み合わせ的には優位と言われているのが常葉橘高校ですが、一発勝負の高校野球…。どうなるかはやってみなくてはわかりません。


2016年今年の静岡大会は、昨年以上に混戦が予想されていますので、上記の2校以外にも優勝を狙えるだけの戦力があるチームが揃っています。


果たしてどこの高校が静岡大会の夏を制するのでしょうか。

2016夏、高校野球静岡大会の注目のドラフト候補は?【投手編】


静清の横尾蓮太投手は、今大会でナンバー1の投手と評価も高く、早くからプロ野球のスカウトの注目を集めているドラフト候補の投手です。





昨年からエースとして活躍する横尾投手は、181cm88kgの右腕で均整のとれた恵まれた体格となっていますが、一冬で体重を14kgも上積みするなど、昨年よりもさらにパワーアップしています。バランスの良い柔らかいフォームから投じるストレートは最速148キロ。このストレートを中心にピッチングを組み立て、横に大きく曲がるスライダーと、フォークボールを巧みに操り、アウトカウントを重ねていきます。


コントロールも良く、ストレートを軸にストライクを先行させバッターを追い込む投球スタイルで、フォアボールを出して自滅するようなことがないことも、プロ野球のスカウトの評価の高いところです。


2年秋の県大会では、2試合連続で二桁奪三振、無四球完封と安定したピッチングを披露しており、ドラフト候補の注目選手の中でも評価が高いのもうなずけます。


甲子園で見てみたい選手ではありますが、チーム力で見てしまうと、常葉橘、静岡などには劣ってしまうところも…。打線がどこまで援護できるかがカギとなりそうですが、静岡大会ではナンバー1のピッチャーであることは間違いないです。


続いては静岡高校の村木文哉投手





184.0cm80.0kgの右投げで、1年秋からエースとなり東海大会優勝に大きく貢献し、甲子園のマウンドに2季連続でたちました。選抜甲子園大会では2勝をあげるなど結果も残しており、一躍ドラフト候補となっています。


投球スタイルは、130キロ中盤のストレートに、カーブ、スライダー、フォークの変化球を織り交ぜ、バッターにより攻め方、決め球を変え抑えていくタイプの技巧派のピッチャーです。甲子園大会ではストレートが142キロを記録しており、プロに進み体ができてくればまだまだスピード上がると思いますし、将来的にも楽しみな投手の一人です。


ただ、3年生になってからは怪我の影響で登板できない時もあり、春の県大会も腰痛のため一度も登坂しません。春の大会以降、復調したようですが、どこまで本来のピッチングができるのか…。夏の静岡大会では、甲子園のマウンドでみせたピッチングをもう一度見てみたい投手です。


2016 高校野球 静岡大会 注目選手 ドラフト候補


最後は、飛龍高校の佐藤蓮投手


三島シニア時代には全米選手権日本代表にも選ばれている選手で、188.0cm92.0kgの大型右腕の投手です。最速140キロを超える威力のあるストレートが武器で、体を生かしたピッチングをする本格派のピッチャー。


チーム事情で登板する機会が少なく、ピッチャーとしてはまだまだ粗削りで結果も残せていませんが、恵まれた体格と骨太の骨格と、持っているものは静岡県内で一番の評価を得ていたりします。


一部のプロ野球のスカウトの目にも止まっているようですよ。現時点ではまだまだなところはありますが、将来性を買ってのドラフト候補という点でかなり楽しみな注目選手ではあります。


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高校野球静岡大会2016!ドラフト候補になっている注目打者は?


まずは、藤枝明誠の伊藤翼咲選手





189.0cm86.0kgの左打ちの投手、内野、外野もこなす注目選手で、普段はファーストを守っていますが、右投げ投手としても評価が高い選手です。


高校通算50本塁打以上を放っている左打ちの大型スラッガーですが、足も50メートル6秒5とまずまずです。野球センスは抜群で、春の県大会にはプロ8球団のスカウトが集結したとのことで、ドラフト候補になっていることは間違いないです。


やはり、高校通算50本塁打は立派で、レフト方向に大きのが打てるのも魅力の一つです。器用な面も持ち合わせていますが、一番の魅力は思い切りの良いフルスイングで、プロ好みの強い打球が打てる選手です。


今大会は、2回戦でシード校の静岡高校と激突するなど、かなりの注目を集めています。今大会でも勝利に導く豪快なホームランを期待したいですね。



2016 高校野球 静岡大会 注目選手 ドラフト候補


その静岡高校では鈴木将平選手に注目です。


172.0cm73.0kgの左投左打の外野手で上背はありませんが、野球センス抜群。県内でも間違いなくトップクラスの野球センスを誇っている選手です。


1年春からレギュラーとして甲子園出場を果たすなど、早い段階からプロ野球のスカウトに注目されているドラフト候補です。


小柄ではありますが、セールスポイントが多く存在します。まずは、足。50メートル5秒8の俊足でファーストまで4秒05ほどで駆け抜けます。このタイムはプロ野球に混じっても早い部類に入るタイムです。盗塁のセンスも抜群で、出塁すれば次の塁をガンガン狙っていきます。


昨年の甲子園出場時にもファーストフライでタッチアップを仕掛けてセーフになるなど、この脚力、走塁センスは高校生の中では間違いなくトップクラスと言えることでしょう。


その時の映像がこちら♪




バッティングは、小柄ながら通算16本を記録しています。ただ、もともとは大きいのは狙わずシャープに振りぬくアベレージヒッターで、投手の投球に逆らわず広角に打ち返すところが魅力です。選球眼も良く、ボール球を振らない選手ではありますが、なんといっても打てないコースがない…というのが、鈴木選手の魅力です。


名前も同じですが、どんな球でも弾き返すイチロー選手のようなバッターですね。


守備ではセンターを守りますが、守備範囲が広く、打球までのアプローチが早いので無駄な動きがなく、野球センスは間違いなく静岡県でもトップクラスです。


体格が不安視されることもありますが、プロ野球の中でも身体の小さい選手はいます。体の小さい野球少年たちに夢をあたえるためにも、ぜひ頑張ってほしい選手のひとりです。

まとめ


今年の静岡大会は、飛び抜けた戦力を誇っている高校がなく、戦力が拮抗しているところです。


そのため、混戦が予想されていますが、上にも挙げたドラフト候補の注目選手たちがどこまでチームを引っ張れるかというのも見どころの一つです。


ここでは書ききれませんでしたが、第一シード校となっているエースの谷脇亮介選手や、主軸を務める山野翔太郎選手など、将来的には楽しみな選手がまだまだ沢山います。


甲子園に出て、全国に名を轟かせてほしい選手は沢山いますが、当然、甲子園に出られるのは1校のみ…。


果たして、甲子園への切符はどこが掴むのか…。


果たしてこの中からヒーローが誕生するのか…。


2016年夏の静岡大会に注目です!


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