
岡山県の代表校は創志学園に決まりました。
岡山大会決勝の相手は玉野光南。0-1でビハインドの9回表、一度はピッチャーゴロ併殺打でゲームセットが宣告されましたが、創志学園の抗議を受け、判定が覆ります。
その後、流れが変わり、一挙4点取って最終的に4-1で創志学園が勝利しました。
そして、エースの高田萌生投手はプロ注目の右腕でもあります。
このように何かと話題に絶えない創志学園について今回はまとめていきたいと思います。
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高田萌生は超高校級でプロ注目!

高田萌生投手は本人がプロを志望した場合には上位指名が確実視されている高校野球界を代表する投手と言っていいでしょう。
岡山県出身ですが、出身中学は明徳義塾中で軟式野球部に所属していました。
そして、高校からは地元岡山に戻ってきたという少し変わった経歴の持ち主です。
投球フォームは現ソフトバンクの松坂大輔投手をモデルにしているようで、振りかぶり動作や左手のグローブの使い方は松坂投手にそっくりです。
最速154km/hをほこるストレートとキレのある大小2種類のスライダー、ときおり投げるカーブなど、持ち球も松坂投手に似ています。
ピッチングに注目が集まる高田投手ですが、実は走っては50m5秒9と足もある選手で身体能力は抜群の選手です。
春の選抜では、コントロールがばらつく場面が目立ちましたが、この夏の岡山大会では3回戦から4戦連続で完投。しかも、この4戦でわずか3失点しかしておらず、安定感は抜群です。
今大会は特に左の好投手がたくさん揃っているだけに、右の本格派の高田投手の投球には、逆に注目が集まるかもしれません。
この夏は、どんな投球を見せてくれるのか…今から楽しみですね!
創志学園の出身中学一覧
岡山県は関西高校や玉野光南高校など強豪校の多い地区です。その中で最近、実力をつけている創志学園のメンバーの出身中学を下で表にまとめてみました。
岡山県出身の人も多いですが、大阪や兵庫といった関西勢も多くなっています。
やはり岡山県に近い地域の人が、集まってくるのですね。これを見る限り、熱心に全国から有望な選手を集めているというわけではなさそうです。
高田萌生投手も出身中学こそ高知県の明徳義塾中ですが、もともとの出身は岡山県ですし、創志学園は地元の子を大切に育てているのではないでしょうか。
岡山県大会 決勝スターティングメンバー

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高田投手以外の注目選手は誰だ!?
どうしても高田萌生投手の存在がクローズアップされがちですが、岡山大会の6試合で40得点と攻撃力にも定評があります。
その攻撃陣の中でも注目選手としてあげたいのは、2年生の難波侑平選手です。

春のセンバツでは3番バッターを任され、この地方大会では主に1番を打っていました。
身体はそれほど大きくないですが、鋭いスイングと気持ちの強さが売りの選手です。実は岡山大会決勝であのゲームセットになりかけた自打球を打った選手でもあります。
絶対に自打球だと確信をもって一塁へ走らず、ゲーム再開後のプレッシャーがかかる場面でライトへクリーンヒットを打ったり、その後の走塁も非常に積極的でした。
個人的には、この難波選手が甲子園で大暴れしてくれるのを非常に楽しみにしています。
その時の疑惑!?の判定となったシーンがこちら♪
創志学園は高田投手だけのチームではない
今年の夏の甲子園では、最速154km/hをほこる高田萌生投手に注目が集まるでしょう。
現ソフトバンクの松坂投手を彷彿とさせるピッチングは観ている人をきっと魅了することと思います。
しかし、
一方で打撃陣にも難波侑平選手をはじめ注目選手が揃っています。
投打がガッチリ噛み合えば、上位進出する力のあるチームであることは間違い無さそうです!
この夏の甲子園では投打において創志学園の戦いから目が離せません!
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