春の選抜高校野球は字の通りですが、出場校が”選ばれ”ます。ちなみに、夏の全国大会は各都道県で予選大会を行い優勝校が甲子園出場することになっています。
記念大会の年には多少変わりますが、基本的には全国47都道府県があり、北海道は北と南、東京都は西と東に分かれそれぞれ2校ずつ出場し、全国で49の代表が甲子園に出場します。夏の大会はシンプルで分かりやすいですね。
春の場合は夏よりも14校も少ないので出場できるる可能性が少ないのでは?…と思われますが、地域により規定の枠があるので一概にいえませんが、決してそうではありません。
たとえ県大会で負けたとしても出られる可能性があるのが選抜大会です。
ところで、その選抜大会ってどういう基準で出場校が決められているのか、ご存知でしょうか?
今回は、選抜出場校の選び方、決め方の基準を分かりやすくまとめてみました。
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春の選抜は各地域によって出場枠がある!

各地域により一般出場枠というのが決められています。北から北海道1校・東北2校・関東6校・東海2校・北信越2校・近畿6校・中国、四国5校・九州4校です。
(※関東:東京からは必ず1校選ばれ、東京以外からは必ず4校選ばれます。残りの1校は成績を考慮して選ばれます。つまり東京から2校出場することもあります。)
(※中国・四国:中国・四国から各2校ずつ選ばれ残り1校は成績を考慮して選ばれます。)ここまでで28校です。
その他に秋の各地区大会で優勝した高校が出場できる明治神宮大会があります。毎年11月頃に神宮球場で行なわれ、そこで優勝した学校は選抜出場が決定する明治神宮枠が1校あります。
明治神宮枠が確定した地域は、先ほど記載した各地域にプラス1校されることになります。あとは2001年より実施している21世紀枠で3校選出され合計で32校選ばれる…という感じになっているわけなんですね。これで出場校は32校になるということです。
春の選抜出場校の選び方と仕組みは!?

毎年選抜出場校が選ばれる時期になると、どこの高校が選出されるのか?…ということはどこの件や地域でも話題になりますよね。
では、どこがその選考を行っていて、出場校を決めているのかというと、選抜高校野球出場校選考委員会が選考します。…といってもなんのことだか分かりにくいですよね?
では、どういう仕組みになっているのか、ご説明していきます。
まず日本高等学校野球連盟と大会主催者である毎日新聞社が人選して「選抜高校野球大会”運営”委員会」を決めます。
その後、その「選抜高校野球大会運営委員会」が「選抜高校野球出場校”選考”委員会」を人選する流れになっています。一般枠の選考基準としては、基本的に秋季大会の成績をもとに選考していきます。
夏の大会が終わり新チームとなり各都道府県で秋季大会が行われ、そこで上位1~3位くらいまでの学校が各地区大会に出場します。そこで上位に残った学校が選考される…というかたちですね。
例えば、東北地区は2校の選考枠があります。ですから基本的には、東北大会で決勝戦までいくことにより出場がほぼ決まるということです。
関東においては、東京以外から必ず4校選ばれるということになっているので関東地区大会で準決勝まで勝ち残ることができればほぼ選抜出場が決まるということになります。
2017年選抜も関東の枠で東京の日大三か神奈川の慶応義塾か最後の最後まで予想は割れていましたが、結果、日大三が選ばれましたね。各地区で2で割り切れる数字の選考枠であれば地区大会でどこまで勝ち進めばほぼ選ばれると言うのは分かりますが、関東、中国・四国などは選考が難しいでしょうね。
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春の選抜21世紀枠の選考の基準は?

最近は、21世紀枠の出場校がどこになるのか、毎年話題になりますよね。ちなみに、21世紀枠の制度は2001年の第73回大会からある制度になります。
もっと、最近のような感じ人もいるかもしれませんが、個人的には以外に前からやっているんだなぁと感じました。
では、ここで気になる21世紀枠の選考基準をご紹介したいと思います。
21世紀枠で選ばれるためには秋季都道府県大会ベスト8以上、また参加128校以上の都道府県はベスト16以上の成績を残していることが条件になります。
(2010年の候補校条件緩和により条件に「原則」が付記されました)この条件を満たした学校が以下の基準を元に推薦されます。
①他校の模範になる
②困難条件の克服
③予選で良い成績を残しているがなかなか甲子園に出場できない
②困難条件の克服
③予選で良い成績を残しているがなかなか甲子園に出場できない
それでも候補校を決定できない場合は「甲子園出場経験がないか、もしくは出場から30年以上遠ざかっている」学校が選ばれることになる(候補校条件緩和により「出場からより遠ざかっている学校」へ)と定められています。
簡単に言うと野球部の環境も良くないながらも、各都道府県内ではそこそこの成績があり学校・野球部の評判が良い学校が推薦されるということになる感じですね。
そのため、比較的21世紀枠では公立高校が選ばれることが多いいのかも知れません。こう見ると21世紀枠の選考基準って少し曖昧な部分もありまりますよね^^;
まとめ

春の選抜大会に出場するには各地区大会に出場することが前提となります。まずは各都道府県大会で最低でも決勝戦までいけばほとんど地区大会には出場できます。
そこで各地区の枠以上の結果を残せばほぼ選抜大会には出場できるということになります。(明治神宮枠、21世紀枠は中々目指せるものではないのでここでは例外とします)
また選考委員会については少しややこしいですが、高野連と毎日新聞社が選考した人たちが選出すると思って頂ければよいかと思います。
何かと選抜選考の際には意見がでてきますが、出場する選手は甲子園でプレーできる喜びをかみしめ夏の大会へ向け大きく成長できる場として素晴らしいプレーを見せて欲しいですね。
それでは、最後までご覧頂きありがとうございました。
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