高校野球 歴代 史上 最強 チーム 高校


8月7日から、甲子園球場で第98回全国高校野球選手権大会が開催されます。


今年も、各予選を勝ち抜いた代表チーム49校による、熱い白熱した試合が期待されていますね。


高校球児の憧れである聖地・甲子園球場では、今年の夏で98回をむかえる全国高校野球選手権大会が開催され、春に至っては、88回目をむかえた選抜高等学校野球大会が開催されています。


夏の甲子園と呼ばれる選手権大会は深紅の大優勝旗、春のセンバツと呼ばれる選抜高等学校野球大会は紫紺の優勝旗を争い、高校野球が死力を尽くし、自分たちのすべての力を出して戦ってきました。


長い全国高校野球大会では、数多くの記憶に残る死闘やドラマが伝説として生まれ、多くの感動をあたえ、伝説として今も語り継がれているものがありますね。


今回は、そんな歴史に名を刻んだであろう、高校をご紹介します。


大会において、相手チームを投手力によって抑え込み優勝したチームや、その逆に圧倒的な打撃力によって、相手チームに打ち勝って優勝したチーム、そして伝説と呼ばれるほど強かった史上最強チーム!?を…ということなどを紹介していきますね!


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近年の高校野球の特徴や傾向って!?

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その前に近年の高校野球の傾向についてみていきましょう。最近の高校野球は、完封勝利するチームが減ってきていますね。


なぜなら、金属バットの進化と、高校球児の大型化と科学的に進められる筋トレなどで、選手個々のパワーアップがなされてきているからです。


試合を見ていても、多少詰まった打球も金属バットのスイートポットが広いのと、金属なのでバットが折れないことによって、ヒットになるケースもよく見かけます。


したがって、投手から見れば、打ち取った打球もヒットとなり、完封が難しくなっている…ともいわれていますよね。


以上の理由だけではないですが、このようなことからか、昔のように一つの大会のすべてのイニングを一人で投げ切るような投手が減ってきています。


春のセンバツ大会においては、出場校が32校のトーナメント方式の勝ち上がりになるので、決勝まで勝ち上がったとしても最大5試合になり、気候が涼しい季節ということもあり、まだまだ全試合一人で投げ切る投手もいます。


しかし、


その影響で疲労が残るせいなのか、夏に照準を合わせているのか、春の地方大会で全てを投げきる 投手というのはほとんどいません


調整登板する場合もありますが、春の春季大会は、夏の選手権予選大会のシード権を取る大会に位置づけされており、どこも無理してまでは投げさせていないというのが現状です。


そんなこともあり、現在の高校野球の投手陣は、少なくても3人くらい必要な状態…と言われています。


夏の選手権予選大会は夏の暑い時期の試合が続くことで、全国制覇を目指している高校ともなると、エース級の投手が何人もいるチームがほとんどです


現代ではこのように何人もの投手を擁して勝ち上がっていく…というのが主流になってきてはいますが、一昔前までは、「エースで4番!」というのも、珍しくなく、1人の選手におんぶにだっこ…というチームも多かった気がします。


時代とともに、高校野球も少しづつ代わりを見せてはいますが、次項では、「投手力」、「打撃力」、「総合力に優れた伝説の優勝チーム」などをそれぞれ紹介していきたいと思います。


高校野球球史に残る、投手力が一番の優勝チームは?

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投手力での優勝を勝ち取った歴代史上最強のチームと言えば、98年に春夏連覇した神奈川県の横浜高校ではないでしょうか?


公式戦無敗のチームで、春のセンバツ優勝、夏の全国優勝のほかに、神宮大会優勝、国体優勝の四冠を達成しています。


その横浜高校といえば、現ソフトバンクホークスの松坂大輔投手です。


投手力が一番の優勝チームと言いましたが、松坂大輔投手の実績と記録、そして日本中に与えた驚きを考えるとこの人しかいないような気もします。


春のセンバツ大会は、初戦は報徳学園6対2、3回戦で東福岡の村田修一(現・巨人)と投げ合い3対0で完封勝利。準々決勝の郡山戦も4対0で連続完封。準決勝ライバルPL学園との大一番も終盤の逆転で3対2。決勝は、関大一の久保康友(現・横浜DeNA)に投げ勝ち、完封勝利し紫紺の優勝旗を手にしました。


夏の選手権大会は、初戦は柳ヶ浦に6対1、二回戦では鹿児島実の杉内俊哉(現・ソフトバンク)と投げ合い松坂大輔投手が完封し6対0で勝利。三回戦は星稜に5対0。準々決勝、PL学園との再戦は今でも語り継がれている名勝負で、延長17回9対7で逃げ切りました。


その日、松坂大輔投手が投げた球数は250球と今では考えられない数です。


そのため準決勝の明徳義塾戦は先発することができず、7回を終わって0対6と敗戦ムードでしたが、8回横浜が2点を返し、9回表から横浜は松坂投手がマウンドに上がります。前日250球を投げた松坂投手が登板したことにより、横浜ナインの勝利への思いが爆発します。


そしてなんと、7対6でサヨナラ勝ちしてしまいます。


この2試合を勝利したことが、横浜を伝説のチームにしました。決勝戦は、松坂投手が決勝戦ノーヒットノーランという記録を残し、春夏連覇を達成しました。ちなみに、松坂投手の甲子園通算成績は11勝0敗です。


今、感じることは、その後、西武ライオンズに入団し、すぐ結果がついてきたことを思うと、既に完成された投手だったということですね。


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史上最強!破壊力抜群の打撃力が一番の優勝チームは?


「打って!打って!打ちまくる!」


この言葉が一番似合うのは2000年の智辯和歌山高校です。


初戦の新発田農で14-4と、2本塁打を含む22安打14得点で周囲を驚かせます。2回戦は中京大中京に7-6、12安打。3回戦のPL学園では11-7で、4本塁打19安打で強打のPL学園を打ち負かしました。


準々決勝は柳川に7×―6に延長11回サヨナラ勝ち15安打2本塁打。準決勝は光星学院に7-5、12安打。決勝は東海大浦安に11-6、20安打、3本塁打と、まさに破壊力抜群の強力打線で打ち勝ちました。


6試合で前人未到の3桁となる100安打達成、82年の桑田、清原を擁したあのPL学園の大会通算10本塁打を上回るチーム11本塁打と記録的猛打で優勝した大会です。


投手陣は6試合で34失点、エラーも13あり、本来なら守りが破綻して負けているはずの内容ですが、打って!打って!打ちまくり、夏の選手権大会を打撃力で勝ち取りました。


一大会、11本塁打と記録的なホームランもそうですが、チーム安打数が大会通算で初の3桁を記録したことなども当時は騒がれました。高校野球史上、打撃が最強だったのはこの2000年の智弁和歌山高校と言っていいでしょう。



高校野球…総合的に見て史上最強と言えそうなのは?

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高校野球において総合的に最強に強かったのは、やはり桑田・清原を擁していた時のPL学園ではないでしょうか?


単年だけ強いチームというのはいろいろな高校がありますが、桑田・清原を擁した時は、1年夏から3年夏まで5季連続甲子園出場、優勝2回、準優勝2回、ベスト4と驚異的な成績を残していることから総合力で一番、高校野球の長い歴史のなかでこれほど有名なチームは他にありません。


全国から有力な選手を集めた高校野球のエリート校で、瞬く間に高校野球の頂点に立ちました。桑田・清原両選手が入学してからは、まさにPL学園の黄金期といっていいでしょう。


1年生から実質のエースとしてマウンドに上がる桑田真澄投手と、4番を打つ清原和博選手の実力は超高校級であり、入学後わずか5ヶ月で甲子園に初出場で全国制覇、


春のセンバツは準優勝、2年生の夏も準優勝。そして、最高学年となる3年春のセンバツはベスト4、最後の夏の甲子園で2度目の全国制覇をし、輝かしい記録と感動を日本中にあたえました。


清原和博選手は甲子園最多の13本塁打、桑田真澄投手は戦後最多の通算20勝3敗という記録を打ちたてました。


後にも先にもここまで強かった高校はないのではないでしょうか?


その後もプロ野球で第一線級で活躍する選手を多数輩出したことなどを考えても、高校野球における歴代史上最強チームは?…と言えば、このころのPL高校だったのかもしれません。


そんなPL高校が今年で休部になってしまうのは、高校野球ファンとしては悲しい限りですが、いつかまた、あの頃の最強と言われたPL高校が復活することを楽しみに待ちたいものですね。

まとめ


現在の高校野球では、甲子園を目指し出場することが、プロ野球、または社会人、大学野球、独立リーグなどへ進むために有利になると言われています。


高校側も、甲子園に出場するために良い選手を集め、強いチームを作ろうとしています。


また、選手も小学生の高学年には、ボーイズリーグやシニアリーグに所属し、硬式球を投げ始めます。


ですので、出場校はほとんどが私立校であり、地元の選手ばかりのチーム…というのは強豪校に限って言えば減ってきているように思います。


…ということで、高校野球史上、歴代最強と言えば…ということでお伝えしてきました。


やはり、強い高校となると、有名私立高校になってしまうことは多いですが、純粋にその地域だけの選手だけで甲子園に出場してくるような県立高校があるとついつい応援したくなってしまいますね!


果たして、今後はこれらの最強と言われている高校を超えてくるような高校が出てくるのでしょうか?


そんな観点で高校野球を楽しむのも面白いかもしれませんね!


それでは最後までご覧頂き、ありがとうございました♪


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