2017年のプロ野球もクライマックスシリーズが終わり、これから日本シリーズで盛り上がりますね。
日本シリーズに出場出来なかった球団は既に来シーズンに向け走り始めています。そして、来シーズンを占う上でも欠かせないのが、シーズンオフの戦力補強です!
ドラフトで将来有望な選手を獲得したり、即戦力選手を獲得したりと、各チーム補強を進めていきますが、そんな中でもやなり補強の目玉といえばFA宣言選手の獲得でしょう!
FA宣言出来る選手は、ある程度一軍での実績がある選手ということになりますので、一番計算しやすい戦力補強とも言えます。(もちろん、とんだ計算外れなこともありますけどね^^;)
そして、2017年シーズン阪神のショートストップとして、いぶし銀な活躍を見せた、大和選手が、にわかに注目を集めています。
華麗な守備で阪神タイガースファンを沸かせた大和選手のFA移籍はありえるのか?それとも残留の道を選ぶのか?…様々な角度から考察してみたいと思います。
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阪神タイガースの大和選手とは?
まずは、大和選手の簡単なプロフィールや特徴をまとめていきます。大和選手は、1987年11月5日生まれ、右投両打の内野手兼外野手です。
特徴は、言うまでもなく何と言っても華麗な守備ですね。ご存知だと思いますが、見る方が早いので、大和選手の華麗な守備をご堪能下さい。
2017年シーズンのものが見つからなかったので、その前のものになりますが、十分守備の能力が長けているのがわかりますよね。ちなみに、本職は遊撃手ですが、昨年までは鳥谷敬選手が不動の遊撃手でしたので、主に二塁手や中堅手で出場していました。
今年は鳥谷敬選手が三塁手へコンバートしたので、大和選手は遊撃手や二塁手で出場していますね。
繰り返しになりますが、まず注目して欲しい点は、内野でも外野でも非常に守備のレベルが高いということです。内野だけ、外野だけの選手はいますが、内野も外野も一級品という選手はなかなかいません。
2015年にフジテレビのすぽるとで「現役プロ野球選手が選ぶこの選手が凄い!守備編!」ではプロ野球選手100人から9票を獲得し大和選手が5位となりました。
しかも本職ではない外野手でランクインしています。
プロ野球選手から見ても非常に上手いと評価されていることがわかりますね。ちなみに、阪神の各選手たちは、「バッテリー以外のポジションが全員大和だったら、絶対に負けない」なんて言っているみたいですね。それぐらい、同じプロから見ても素晴らしい守備力だということが伝わります。
2017年シーズン大和の成績と年俸は?

ところで、FAで注目を集める大和選手ですが、2017年シーズンやこれまでの成績はどうだったのでしょうか。
正直なところ、打撃については昨年まではあまり良くありませんでした。そのため、レギュラーとして…というよりは守備固めやレギュラーを休ませるような時にスタメンで起用されていた感じでしたね。
ですが、
2017年の今シーズンからは、元々の右打ちだけではなく左打ちにも挑戦して、両打ちとして打率.280、1本塁打、16打点、OPS.650と好成績を残しました。
始めたばかりの左打席でも打率.276と右打席とほぼ同じくらいの打率を記録しています。
左打席を始めて1年経っていないのですが、ここまで結果を残せたのは俊足の大和選手と左打席の相性が良かったからでしょう。
…とはいえ、学生時代に元々左でも打っていました…ってことではなかったようです。大和選手曰く「左で打ったのは中学生の時にちょっとだけ」なんて言っていましたから、本当に両打ち転向1年目で結果を出しちゃったんですね。
ここからもわかるように、相当センスが高い選手であることがわかります。
そして、2017年シーズン当初ショートのレギュラーとして期待された北條選手の調子がなかなか上がらなかったことや、新人の糸原選手の怪我などもあり、大和選手がショートとして、試合に出ることが増えていましたね。
また、例年はイマイチだった打撃の方でもアピール出来たので、シーズンの後半は(怪我を除いて)ほとんどスタメン出場となっていました。
そんな大和選手ですが、年俸はどれぐらいになっているのでしょうか。
年俸についてですが、今までは守備の選手として控え起用メインでしたので、5,000万円と決して高くはありません。
今シーズンくらいの打撃成績で、どこでも守れる融通性、守備のレベルの高さ、年俸の低さですのでお買い得な選手であることは間違いないですよね。
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FA移籍球団はどこに?大和がふさわしいのは?

では、お買い得とも言われる大和選手がFA移籍するとすれば、どのような条件になってくるでしょうか。また、大和選手が、マッチする球団はどこなのでしょうか。誠に勝手ではありますが、個人的な考察をさせて頂ければと思います。
おそらく今シーズン年俸の2倍となる年俸1億円前後が相場になってくるかと思いますので、どの球団でも獲得に動きやすい年俸かと思います。また、守備位置も融通が利くので多くの球団の補強対象であることは間違えありません。
ではどの球団へ行くのが良いのか?下記ポイントで絞ってみましょう!
・内野が土や天然芝のグランド(守備が難しいので守備の差がでやすい)
・遊撃手、二塁手、外野が手薄
・守備力を上げたい
・スタメンが右打者や左打者に偏る
・遊撃手、二塁手、外野が手薄
・守備力を上げたい
・スタメンが右打者や左打者に偏る
この条件に当てはまる球団は…
阪神タイガースですね^^;
阪神タイガースの本拠地である甲子園球場は、ご存知の通り内野が全面土のグランドです。土は走者や守備でグランドが荒れるので守備の際にはバウンドが変化したりと、守備が難しいと言われていますよね。
遊撃手が不在で外野手の高齢化で比較的手薄、2017年シーズンはセ・リーグで2番目に多い82失策と守備力に課題があるのが、今のタイガースです。
そして、スタメンが固定出来ていないので日替わり打線となっています。その際に両打の大和選手はどの打順でも入れやすい便利な選手であることは、すでにご存知の通りです。
さらに、何といっても今シーズンの大和選手の成長と成績を一番評価してくれるのは一番近くから見ていた阪神タイガースだと思います。
以上のことから、大和選手はFA移籍はせず、今所属している阪神タイガースに残留するのがベストではないでしょうか。
大和選手の去就に注目!

阪神タイガースは既に残留交渉で複数年契約を提示することを表明しています。
さらにオリックス・バファローズやDeNAベイスターズ、ヤクルトスワローズが参戦するとみられ争奪戦になりそうな気配です。
この争奪戦を勝つのはどの球団になるでしょうか?
個人的には、一番マッチしてるのは阪神に残留だと思いますが、大和選手も便利屋ではなく、やはりレギュラーで出たい!という思いは強いでしょう。そのあたりで、思い切ってFA移籍をするのかどうか…。
阪神タイガースの大和選手の去就に注目ですね!
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