日本の報道機関では台湾の大王と紹介されることが多い王柏融(ワン・ボーロン)選手。
2016年にシーズン打率4割超え、シーズン200本安打でCPBL(台湾プロ野球団体)歴代最多記録を達成。2017年も打率4割超え、本塁打30本以上とOPSでは2016年シーズンを上回る活躍をしており、台湾国内だけでなく日本や米国が注目する逸材です。
今回は海外移籍も視野に入れている王柏融選手が日本に電撃移籍をするのか?巨人や阪神という噂が出ているか本当なのか?…そもそもどんな選手なのか?…ということに迫りたいと思います。
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王柏融選手はどんな選手?成績や年俸をご紹介

王柏融選手は、1993年9月9日生まれ、右投左打、身長181cm、体重90kgとバランスの良い体格をした外野手兼一塁手です。
打撃では三振の少ないことから、バットコントロールが巧みな選手だと言われています。洪一中監督曰く「CPBLの現役選手でスイングスピードが一番速い」とコメントしており、パワーも兼ね備えています。
また、走力も高く2016年シーズンには盗塁数リーグ2位を記録。ただ、守備はセイバーメトリクス(野球の統計分析)でランクD+と評されているので、正直、そこまで守備が良いとは言えません。
王柏融選手の台湾リーグでの成績が凄い!
王柏融選手は、2015年に大学を卒業してLamigoモンキーズに入団していますので、プロになったからのキャリアは数年です。ちなみに、2015年9月2日にプロデビューし、29試合のみの出場でしたが、打率.324、9本塁打、OPS1.017と好成績を残しました。2016年は116試合に出場し、打率.414、29本塁打、OPS1.165と驚異的な成績でCPBL史上初のシーズン200本安打を達成。
さらに最優秀賞、新人王、打撃王、安打王、ゴールデングラブ賞、ベストナインに輝き、オフには5年総額3180万台湾元(日本円で約1.2億円)で契約更新しています。
そして、そして2017年も115試合に出場し、打率.407、31本塁打、OPS1.192とまたしても驚異的な成績を残し、実力が確かなものであることを証明しました。
王柏融選手メジャー移籍の可能性はあるの?

2017年にはMLBのスカウトやNPBのスカウトが現地に視察に行っている姿が何度も目撃されていますので、移籍表明すれば海外の多くのメジャー球団が王柏融選手を取りに行くことでしょう!
ですが、台湾のオンライン番組にゲスト出演した際、海外進出をするなら米国より日本と答えたそうなので、海外移籍するなら日本へ来る可能性が高そうです!
現段階ではどうなるかまだわかりませんが、ぜひ日本での活躍を見てみたい選手ですね。
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王柏融選手の移籍先を予想!巨人?阪神?日本球界ならどこ?

2017年5月の時点で、福岡ソフトバンクホークス、阪神タイガース、千葉ロッテマリーンズ、埼玉西武ライオンズ、オリックスバファローズの5チームが王柏融選手の獲得を考えていることが報道されました。
読売ジャイアンツ(巨人)も5月に現地へスカウトを派遣しているので、獲得に向けて動いているのは間違えありません。
…とはいうものの、王柏融選手の憧れの選手は福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手と阪神タイガースの糸井嘉男選手を挙げていますので、この2球団は可能性が高そうではないでしょうか。
また、移籍には王柏融選手が所属するLamigoモンキーズの同意も必要だそうです。つまり、獲得する球団がLamigoモンキーズに補償金を支払わなければならないのです。そうなると資金力が豊富な福岡ソフトバンクホークス、阪神タイガース、読売ジャイアンツ(巨人)が有利かもしれませんね!
王柏融選手の移籍先でふさわしいのは?
そう考えると、やはり資金力のある、福岡ソフトバンクホークス、阪神タイガース、読売ジャイアンツ(巨人)の3球団に絞られると思います。まず阪神タイガースですが、外野手は福留孝介選手が40歳、糸井嘉男選手が36歳と高齢化で、一塁手もゴメス選手の退団で空いている状態です。その為チームの補強としては外野兼一塁手のスラッガーは是非欲しいところでしょう。
懸念事項は浜風と呼ばれる甲子園特有の風です。圧倒的に左打者に不利な風で左打者の本塁打数は激減します。王柏融選手は将来メジャー移籍も考えていると思いますから、この浜風は自身の成績を伸ばしにくい要因となります。阪神タイガースを選ばない方が無難でしょう。
次に福岡ソフトバンクホークスですが、外野手は柳田悠岐、上林誠知選手、中村晃選手、一塁手も内川選手がいますのでこちらも揃っています。王柏融選手も実績を残したいはずですから、もっと出場しやすい球団を希望すると思います。
最後に読売ジャイアンツ(巨人)ですが、外野手は陽岱鋼(ヨウダイカン)選手と長野久義選手がスタメンで固定されていますが、あと一人欲しいところですね。一塁手は阿部慎之介選手がいますが、38歳と高齢化なので補強という意味では外野手兼一塁手の王柏融選手は是非欲しい所ですね。
ホームグラウンドである東京ドームもホームランが出やすい球場なので、王柏融選手にとってもプラスに働くでしょう。
そして、なんといっても同じ台湾人の陽岱鋼選手や廖任磊(リャオレンレイ)選手いることです。日本語を話せない王柏融選手にとって2人がいることは非常に大きなアドバンテージとなるはずです。
王柏融選手の移籍先に注目!

いかがでしたでしょうか?
あくまで、個人的な見解を踏まえてではありますが、日本球界に電撃移籍となると、やはり資金力がある球団が獲得する可能性が高そうと言わざるを得ません。
王柏融選手は地元台湾では球界の宝であり、将来のスパースター候補であることは間違えありません。のびのびプレーできる球団で、思う存分に実力が発揮できる球団に行って、驚異的な活躍をして欲しいですね!
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