いよいよ第4回WBC(ワールドベースボールクラシック)が迫ってきました。野球ファンにとっては世界大会であるWBCが少しずつ身近なものになりつつあるのではないでしょうか?
また必ず大会前の選手選考の際に現役メジャーリーガーがどこまで出場するのかなど話題にあげられます。あの選手は出場、この選手は辞退などメディアで報じられますよね。
それぞれの選手の体調面、ケガのコンディションの状況などもあることから出たくても辞退することは止むをえないでしょうが、シーズン前ということで各所属チームや各選手の考え方で出場を辞退するケースもあります。
そんなWBCの存続がどうなのか?2017年大会で終了する!?
…という話題が各メディアでとりあげられています。
今回は、その真相や要因についてまとめてみました。
WBCは本当に終わってしまうのか?
…ちょっと気になるところですよね。
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WBC打ち切り説はアメリカが原因!?

そもそもWBCが開催された経緯としてはMLB(メジャーリーグベースボール)、MLB選手会によってたちあげられた、世界野球大会となっているわけです。つまり、簡単に言うと「メジャーリーグも国際化が広がり、より野球というスポーツを各世界に広めていこう!」ということです。
その目的があるのですが、開催しようとした国が結果が出ないことにより打ち切るというのも一つの噂となっています。確かに、自分たちで立ち上げ、一つの大会を成功させていこうと言って旗を振りはじめたが、その自らが成果がでないことは面白くないですよね。
スポーツは真剣勝負なので、負けはつきものですが、アメリカの最高成績は2009年の第2回大会でのベスト4です。第1回・第3回大会は決勝ラウンドにも進めず、第2ラウンドで敗退となりました。そんなことが要因の一つで大会がなくなる可能性がある…ということが理由で打ち切り説が取り沙汰されているようです。
なんとも寂しい理由ですよね。
MLBの収益が上がらない、収益分配の不透明さ

元々MLBが立ち上げ野球の底辺拡大を目的としていますが、MLBとしては自分たちのビジネスの一つと捉えている部分も裏にはあります。もちろん優勝、準優勝などすれば各国への分配率は高まるので収益が向上しているといえるでしょう。
前述したように、アメリカは成績が残せていません。ということは思っていた以上に収益がでないという状況になります。また各国にも入場料、スポンサー料、放送権料、ロイヤリティーの収入を分配することにもなっていますが、アメリカの取り分が多く、各国から不満の声も上がっています。
第2回大会からはその不透明さがよりでてきたと言われています。日本はスポンサー料、放送権料など大きく貢献しているのに収益分配での不透明さが不信感につながっているのでしょう。
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WBCは本当に2017年の第4回大会で終了なのか!?

世界野球大会は、WBC、プレミア12、2020年東京オリンピック(その後の継続は未定)があります。サッカーに比べ野球の人気は世界から見ると明らかに低くなっています。世界の競技人口をみるとサッカーは約2億5000万、野球は約3000万です。数字だけ見ると一目瞭然ですね。
MLBとして底辺を広げていきたいのはわかります。底辺を広げていくことにより、野球人気の上昇、将来は各国から世界大会への参加する本当の意味での世界大会(サッカーのワールドカップみたいに)を行っていきたいと考えているでしょう。今回の第4回大会後、MLBから今後の継続についての見解がでてくると思われます。
確かにビジネスで収益を上げていかなければ継続はしていかないですが、本来の目的を今一度見つめ直し、野球の素晴らしさを全世界に伝えていく大会をここで終われせてはいけないでしょう。
現時点では、2017年の第4回大会が終わってみてからでないとわからない部分がある…としか言えませんが、一野球ファンとしては、なんとしても続けてほしいものです。
まとめ

WBC第4回大会が始まる前にWBCの継続が危ぶまれていることを耳にするのは野球ファンにとってはやや寂しい話題ですよね。
特に日本は第1回、2回大会優勝しているわけですから、他国と違い思い入れもあり、応援にも力が入ることでしょう。サッカー日本代表だけでなく、「侍ジャパン」のフレーズも野球日本代表で聞いても違和感がなくなってきているのは、それだけ認知されてきている証拠とも言えます。
今回はアメリカがかなり力を入れてきている情報もあるので、結果を意識して大会に臨んでくることでしょう。ベネズエラ、ドミニカ共和国も連覇を狙えるだけの戦力があるので、どのチームも母国の誇りを胸に戦うでしょう。
大会の継続は色々な観点からの問題がありますが、選手は試合に集中し熱い戦いを繰り広げて世界に野球の素晴らしさを、伝えて頂きたい限りです!
それでは最後までご覧頂きありがとうございました。
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