かつて日本と韓国はWBCの舞台で何度も激戦を繰り広げてきました。
そして、
2017年WBCでも順当に行けば二次ラウンドで日本と韓国が対戦をする可能性が非常に大きいです。
日本もWBCの制覇に向けて強力なメンバーを招集していますが、韓国代表も本気で制覇を目指して代表にメンバーを招集しています。
何度も日本代表は韓国代表に苦しめられた過去があるので、当然韓国代表の動向というのは非常に気になります。
今回は韓国代表の注目選手にスポットライトを当ててみたいと思います。
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石直球の異名を持つ韓国代表の剛腕!阪神でも活躍した呉昇桓(オ・スンファン)!

2014年に阪神は二位からの大躍進を果たして日本シリーズに出場しました。
その大躍進を支えたのが呉昇桓投手です。
クライマックスシリーズのファイナルステージでは快刀乱麻の活躍を見せて見事に阪神を日本シリーズに導きました。
その鮮烈な活躍も記憶に新しい所ですが2016年からはメジャーリーグに移籍を果たして驚異的な活躍を見せています。
最速157km/hを誇るストレートも大きな武器なのですが、日本時代に多くの打者を苦しめたスライダーがメジャーリーグの公式球にフィットした影響もありより一層大きな威力を発揮しています。
WBCで使用されるボールはメジャーリーグの公式球に近いため、威力を増したスライダーはWBCの舞台でも猛威を振るうことになりそうです。
投球数の制限こそありますが、タフネス右腕・呉昇桓投手の投球は日本のみならず世界中の国から警戒される存在だと言えると思います。
しかし、
阪神からメジャーへ移籍する前に海外での賭博に関与した疑いがあるということで疑惑の渦中にいたこともあり当初は代表に選出されていませんでした。
そんな中、2017年1月12日に金寅植(キム・インジク)監督から代表招集の意向が発表されました。
多くの賛否が集まるとは思いますが、WBCの制覇には欠かせない存在であると判断されたということだと思います。
日本でも馴染みのある選手ですが呉昇桓投手には要注意です。
韓国NO.1打者!?現役メジャーリーガー・秋信守(チュ・シンス)!

メジャーリーグの舞台で複数回に渡って打率.300を経験し、複数回の20本塁打&20盗塁以上同時達成という成績を残した選手がいます。
それは日本のエース・ダルビッシュ有投手と同じくテキサス・レンジャーズに所属する秋信守選手です。
パワーとスピードを兼ね備えた選手とメジャーリーグでも評価されており、出塁能力の高さも併せ持ちチャンスメーカーとポイントゲッターどちらもこなせる打者です。
日本のファンにとって記憶に新しいところでいえば2009年WBCの決勝で秋信守選手が岩隈久志投手からバックスクリーン左に飛び込むホームランを放ったシーンかもしれません。
韓国のプロ野球界を経由せずに直接メジャーリーグの舞台に挑戦して大成功を収めた苦労人ですが、メジャーリーグの世界にデビューを果たしてから12年経過した今も一流の選手としてメジャーリーグの舞台で戦い続けています。
多くの舞台を経験した打者の存在は韓国の中心としてだけでなく、侍ジャパンにとっても驚異的な存在だと言えます。
本人は2017年WBCに参加の意向を表明していますが、球団側は不参加を要請する方針となっているようです。
WBCの舞台に秋信守選手の姿はあるのでしょうか?
注目が集まります。
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韓国NO.1左腕の呼び声も!?NPBも獲得に乗り出した梁玹種(ヤン・ヒョンジュン)!

かつて、侍ジャパンは韓国代表の左腕・金廣鉉(キム・グァンヒョン)投手に何度も苦しめられました。
その豪腕に勝るとも劣らない実力を持った左腕が梁玹種投手です。
最速152km/hのストレートと縦に落ちるスライダーを武器に投球する投手です。
日本戦での登板はありませんでしたが2015年の世界野球プレミア12のメンバーにも選出された経験もある実力者です。
その実力は高く評価されており、日本のプロ野球の球団も2016年オフに複数の球団が獲得に乗り出したほどです。
力のあるボールを投げ込む姿は前述の金廣鉉投手の姿を彷彿させます。
日本のプロ野球界にパワーピッチができる先発左腕が少ないということもあり、実際に対戦することになった場合は侍ジャパンは苦戦を強いられるかもしれません。
日韓両国で大きな注目を浴びた左腕には強い警戒をせざる負えません。
侍ジャパンの前に立ちはだかる韓国代表!2017年WBCでも激戦必至!?

いかがでしたでしょうか?
今回はWBCの舞台で何度も侍ジャパンと激戦を繰り広げた韓国代表の注目選手に迫って見ました。
改めてみるとメジャー組、国内組と強力な選手が招集されていることがわかります。
ここに日本でも大活躍をした李大浩(イ・デホ)選手も代表に招集されており強力打線を引っさげて大会に挑むことになります。
残念ながら不祥事等もあり、注目を浴びていた姜正浩(カン・ジョンホ)選手は代表に召集されないようですが強力な打者が多く韓国にはそろっています。
侍ジャパンにとってはライバルである韓国代表の動向は非常に気になると思いますが、対決が実現した場合は過去のWBCと同じく手に汗握る戦いが展開されるでしょう。
WBCで侍ジャパンと韓国代表はどんな戦いを見せるでしょうか?
注目して見守りたいと思います。
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