巨人、阪神と次期監督に誰が就任するのかを巡って注目を集めていた矢先、DeNAはなんとアレックス・ラミレス氏を監督に抜擢した。ファンの間では歓迎ムードが起こる一方、「ギャグか!?」などと批判する声が入り混じり意見は賛否両論の模様だ。果たして、ラミレス監督はただの客寄せのためだけなのだろうか?…それとも…。
横浜ベイスターズ監督ラミチャンは客寄せ!?
中畑監督が辞任し、後任監督を決める条件として、『横浜にゆかりのある人』『選手のことをある程度分かってる人』『中畑政権を継げる人』と池田球団代表が言っていたのを思い出す。そんな中、候補に上がったのは、横浜OBの佐々木主浩氏。同じく助っ人として活躍したロバート・ローズ氏。内部昇格で進藤達哉ヘッド。そして、アレックス・ラミレス氏…。
その他にも何人か候補が上がっていた。
その中で最終的にラミレス監督就任という運びになった。そんな中、歓迎ムードで喜びを上げるファンと、批判的な意見を上げるファンと様々な声が聞こえてきている。
果たしてラミレス監督はただの客寄せのためだけの監督なのだろうか?球団は何を考えラミレス監督に決めたのだろうか?

球団主導で動くDeNAの戦略…
2000年以降、今年の最下位を合わせて10回目となってしまったベイスターズ。しかし、少しずつ変化が現れている。ベイスターズが暗黒期真っ只中にあった2011年11月…。DeNAが親会社になるため球団を買い取ったのだ。
それからというもの、球団主導で経営を進めていく中、12球団ワースト…と伸び悩んでいた観客動員数に変化が見え始めている。
池田球団代表を筆頭に数々の新たな改革を起こし、DeNAが買いとる前から比べて、6割以上観客を増やしてきたのだ。
そしてご存知の通り、DeNA初代監督についた中畑監督。持ち前の明るさとファンサービス精神から、多くの人に愛されたのも追い風になってきたのだろう。
あとは、チームが強くなれば…フロント陣としては、このことを切に願っていたのでないだろうか。
そんな中、今年のベイスターズは前半戦快進撃を見せた。交流戦が始まるまで首位に立つなど、いつもの!?弱いベイスターズを払拭する活躍を見せはじめてきている。最終的には、また最下位となってしまったが、少しずつ変わってきていることは確かなようだ。
そして、DeNAの新たな取り組みとして、ベイスターズが本拠地として使用している横浜スタジアムを運営する企業の買収に乗り出すという。
DeNAの野球事業だけではまだまだ営業赤字を計上しているだけに、球場と一帯となり経営を推し進めていくことによって、黒字化を図っていくことが狙いとされている。
そんな定か、中畑監督が大失速の責任を取って辞任する運びとなった。球団としても留意に勤めたようだが中畑監督の意志は固く、後任を探すことになったわけだ。
そして、先ほども申したが、ラミレス監督に決まったのだ。これだけ聞くと、確かに球団としては中畑効果もありせっかくファンが増えてきたのに、ここで人気のない監督を連れてきたら、また客離れが進む…なんとか人気のある人物を…と考えるのは普通の流れである。
しかし、ラミレス監督は果たして、客寄せのためだけで監督に選ばれたのだろうか?確かに日本の監督人事はメジャーの選び方とは大きく違う。どうしても、人気優先で決めてしまっているところはあるのは事実だ。。今年も元にコーチ経験がない監督がよその球団でも誕生している。
ラミレス監督も今季オリックスの巡回アドバイザーとして少しコーチ業をしただけで、コーチ経験が豊富なわけではない。
しかし、現役時代から研究熱心なのは有名で、データ分析など細かいところまで気を使っていた選手だった。その結果が外国人初の2000本安打達成につながったのだろう。
パフォーマンスで人気者だったラミレス選手だが、実はこのようにとても繊細な分析をしていた分析屋なのだ。その人物が監督につくのだから、決して客寄せのためだけの人事ではなかったと思うのだが、どうだろうか。
台風の目になれるか!?
今シーズン序盤快進撃を見せたように、徐々にチームとして機能してきているところはしてきているように思える。12球団1戦力が乏しいと言われる中で、序盤首位に立って入られたのは、チーム力が上がってきたからではないのだろうか。
ここには裏で球団の戦力を整えている高田GMの働きが大きいだろう。12球団1年俸の安い球団で、12球団1戦力がないと言われる球団で、助っ人外人に大金を投資する予算もなく、若手を長期的視野を持って育ててきている高田GMの貢献度は非常に大きいと思う。
このように今シーズンの序盤のような戦い方ができれば、来シーズンもひょっとしたら、躍動する姿が見られるかもしれない。
ということでまとめ
戦力は確かに貧しいのは事実ですね…。しかし、そんな中、ビジネス的要素で観客を増やしてきている球団♪長期的計画で若手の育成、戦力の整備を陰で支えている高田GM♪そして、来季から指揮をとる分析魔のラミレス監督♪これらががっちり噛み合った時、横浜ベイスターズの大進撃が見られるかもしれませんね♪
とは言っても…正直、来年すぐに…というのは難しいかもしれません…。しかし、こういう戦力の乏しい球団が金満球団を倒して、躍進していく姿も見てみたいですね♪
近い将来、久しぶりのAクラス、初のクライマックスシリーズ進出をするベイスターズが見られるのを楽しみに待ちましょう♪
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