2016年のストーブリーグで一人の大物がFA権を行使して他球団への移籍を表明しました。
その大物とは2016年パ・リーグの盗塁王であり、「超人」と呼ばれるほどの身体能力を持った糸井嘉男選手です。
まさに走攻守三拍子そろった選手なので「超変革」を掲げて積極的に若手を起用してきた阪神の新たなる軸として活躍が期待できます。
長年、糸井嘉男選手は背番号7を背負ってプレーをしていましたが、現在の阪神では怪我からの復活を目指す西岡剛選手が背負っています。
西岡剛選手からは「背番号は譲る」という話も出ているようですがそのあたりはどうなるのでしょうか?
また、糸井嘉男選手をどの打順で起用して守備位置はどこで起用するのでしょうか?
糸井嘉男選手がより活きる起用方法を模索する形にはなるとは予想していますが、2017年のセ・リーグ制覇に向けて糸井嘉男選手の起用方法は非常に重要になってくると思います。
今回は糸井嘉男選手の背番号や起用方法はどうなるのか?という点に注目してみます。
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阪神にFA移籍の糸井嘉男!背番号は?西岡剛から背番号を譲られる!?

糸井嘉男選手はオリックス時代に2億8,000万円の年俸で契約をしていましたが、なんと今回の移籍に伴い4年最大18億円とも言われる超破格の待遇を受けることになると噂されています。
そして、それだけでなく長年親しんだ背番号「7」も西岡剛選手から譲られる段取りもすでに組まれているようです。
※西岡選手の背番号は「5」に決定しました。
まさに移籍にあたって最高の環境が用意されており、球団全体での誠意ある姿勢が今回の移籍を決意させる大きな要因になったと言えるかもしれません。
移籍一年目ということもあり2017年は今まで以上に気合の入ったプレーが見られる可能性が十分にあります。
FAで新加入の糸井嘉男!2017年の阪神では何番を打つのか!?

糸井嘉男選手と言えば「超人」とも呼ばれるパワーを持っている選手ですが、どちらかと言えば本塁打を量産するタイプではなく高い打率や出塁能力の高さが武器と言える選手です。
2016年の阪神である程度打順が固定できていたのは高山俊選手や福留孝介選手のみとも言える状態でした。
そんな中で糸井嘉男選手が何番を打つのか?ということを考えると1番打者と予想をしています。
その理由は、2016年の阪神は高山俊選手が1番を打つ機会が多かったのですが、打率.275に対して出塁率が.316と1番打者としてはやや物足りない数字でした。
しかし、
その反面得点圏打率は.377とシーズンによって得点圏打率は変動しやすい数字ではありますがチャンスに強い打者になれる可能性を十分に秘めた成績でした。
さらに、糸井嘉男選手の高い出塁能力は高山俊選手を3番に起用できるというメリットだけでなく、さらにその後ろを打つと予想される福留孝介選手や原口文仁選手にランナーを背負った状態で打席を迎える回数を増やすことも期待が出来るのです。
金本知憲監督は糸井嘉男選手の2番起用を示唆もしていますが、1番打者として起用する可能性が非常に高いと予想しています。
出塁能力が高い打者に多く打席を回すことで打線全体の活性化を促すことが出来るだけでなく、糸井嘉男選手自身も得点圏打率が低いシーズンが多いため出塁に特化した役割に専念できるというメリットもあります。
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糸井嘉男は阪神での守備位置はどこになる!?FA前と同じくセンターか!?

阪神の外野陣は福留孝介選手と、高山俊選手という存在はレギュラーとして十分な活躍を果たしました。
それぞれポジションはライトとレフトがメインでの出場となっていました。
自然な流れで考えれば糸井嘉男選手をセンターに起用するかも知れませんが、実はライトで出場するのがベストではないか?と考えています。
その理由は2点あります。
まず、
レフトを守る高山俊選手の存在です。
高山俊選手の守備指標なのですが、実はレフトを守った時のUZRが-8.3を記録しています。
この数値はホームランバッターとして躍動した筒香嘉智選手が同じレフトでUZR+3.5を記録していることからもどれだけ低い数値かというのが見えてきます。
しかし、その反面高山俊選手がセンターを守った時のUZRが+1.4なのです。
サンプルが20試合前後のため、シーズンを通して+になると断言はできませんが、レフトで-を積み重ねていることを考えるとセンターに適性があると言えます。
そして、もう一点はライトをメインで守っていた福留孝介選手の存在です。
安定した守備を2016年も披露していましたが、2017年はファーストにコンバートするという噂もあります。
そしてそのファーストのポジションに腰に不安がある原口文仁選手も起用されることが示唆されており、相手投手やコンディションによって流動的になります。
そういった時に福留孝介選手をレフトに据えることが出来れば、負担を軽減することが出来るだけでなく打線の選択肢が広がるという大きなメリットがあります。
このような点を踏まえると、おそらく糸井嘉男選手は1番・ライトで起用される可能性が高いと言えます。
FAで糸井嘉男を獲得した阪神!2017年は優勝を狙うのか!?若手の育成か!?

今回はFAで阪神に加入することが決まった糸井嘉男選手に注目をしてみました。
糸井嘉男選手という走攻守三拍子揃った選手が加入すると、打順やポジションも様々
なオプションを考えることが出来るのだと実感することができました。
これだけの大物を獲得したとなれば2017年のシーズンは優勝を明確に狙う戦いをするのでしょうか?超変革を掲げた2016年は将来が楽しみな若手も多く姿を現しました。
優勝を狙う上で糸井嘉男選手の存在は非常に大きいと思います。
「超人」が新たに加入した阪神は2017年にどんな戦いを見せるでしょうか?
キャンプの段階から景気のいい報道が多数飛ぶかもしれませんが、変わった姿を見せてくれるかも知れません。
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